これまでやたら撮ってきた写真は、構わず外付けHDに放り込んで有るが、かなり大量に溜まってきている。時々は、その気になって、不要無用写真を大胆に削除しながら、散歩、旅行、山行・・・等のファイルに仕訳分類整理を進めているところだが、懐かしい写真を見掛けると手が止まってしまうことがしょっちゅうで、そんな古い写真を引っ張り出して、ブログネタにしているという次第である。
今から10年前の話、その頃山歩きをし始めたばかりだった、3歳歳上の旧い友人I氏に同行を求められ、「乗鞍岳」を訪れたことが有った。山歩き初級者同士、麓の宿で前泊し、時間に余裕を持った、のんびり老いらく山旅だったが、その友人にとっては、初めての3,000m級山歩き挑戦、大丈夫だろうか?終始心配しながらだったが、天候にも恵まれ、見頃の高山植物も多く、何よりも、3,026mの山頂でのその友人の感激、喜び様が忘れられず、思い出の山旅になっている。
その山旅で、それまで、花名は知っていたものの、実際見たこともなかった高山植物、「クロユリ(黒百合)」に、初めて出会ったような気がする。
古い写真を引っ張り出し、今更になって、ネットで調べてみたが、知らないこと多しの爺さん、「へー!、そうだったの」、目から鱗・・・になっている。
2012年7月28日、乗鞍岳で出会った「クロユリ(黒百合)」
(追記)
外付けHDに残っている古い写真の中に、すっかり忘れていたが、
2012年8月21日に、妻と二人で、白山を訪れた時、室堂平で見掛け、
撮っていた「黒百合」の写真に気が付き、引っ張り出した。
クロユリ(黒百合)
ユリ科、バイモ属、多年草、高山植物
別名 「ミヤマクロユリ(深山黒百合)」
「エゾクロユリ(蝦夷黒百合)」
原産地 日本、アラスカ、シベリア、カムチャッカ半島 等
日本では、東北地方、中部地方等の標高2,000mを超える高山帯や
北海道の低地等で自生している、
草丈 15Cm~50Cm
花色 黒褐色、暗紫色
開花時期 5月頃~8月頃
花言葉 「恋」「呪い」
クロユリ(黒百合)に纏わる伝説
◯富山の伝説
戦国武将佐々成政には、早百合という美しい側室がいたが、
他の側室に疎まれ、早百合が他の男と密通しているという噂を立てられた。
それを耳にした成政は激怒し、早百合を殺してしまうが、早百合は、
いまわの際に「立山に黒百合の花が咲いたら、佐々家は滅亡する」と
呪いの言葉を残したという。
その後、成政は、一揆の制圧に失敗し切腹し、佐々家も断絶した。
◯アイヌの伝説
恋しい人の身近に黒百合の花をそっと置いておき、その相手が手にとれば
恋が叶うという伝説が有る
「黒百合の歌」
昭和28年公開の松竹映画「君の名は・第2部」の主題曲
菊田一夫、作詞、古関裕而 作曲、織井茂子 唄
「黒百合の歌」 (YouTubeから共有)
今では声が続きません♬
ゆっくり拝見しながら
当時を懐かしみました。
私も乗鞍でこの花を写しながら
若い思い出にしたりました。
上り坂だから帰りにと思い
帰りに寄りましたら売れて無くなってました
今も残念な思い出です。
この美しい方が織井茂子さんですか?
コメントいただき有難うございます。
共有させていただいたYouTubeの映像の「美しい方」は、女優の岸恵子さんです。岸恵子と言えば、「君の名は」。後宮春樹役の佐田啓二(中井貴一の父親)と氏家真知子役の岸恵子、究極のすれ違いドラマとして当時、日本の女性の大多数が虜になったようですよ。
コメントいただき有難うございます。
私にとっても忘れえぬ歌です・・・
高校生の頃、とっても好きだった彼の事を思いながらこの歌をよく聞いてました・・・
ちょうどその頃白馬岳に登ったときに見つけた黒百合を押花にして記念写真と共に歌詞の一節をアルバムに記しました・・・表紙がボロボロになったアルバムを開くたびに当時の切ない思いがよみがえります・・
乗鞍岳には黒百合の群生地がありましたね
4,5年前登ったとき私も写真を撮りまくりました・・・
コメントいただき有難うございます。