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Satellite Project (その3)

2010年12月24日 11時40分19秒 | オーディオ
CA11RCYは高域の共振がなく、その意味だけではスルーで使える。しかし、小型密閉に対しQTS0.24のユニットを使うので低域不足は明らか。1.5mH以上のコイルを突っ込む必要がある。能率は下がるがバランスの方が遥かに重要だ。

世の中にはコイルによる損失を嫌って小型ウーハーにコイルを入れずに使う人が少なくない。ただ、これでまともな音を出すには極めて高等なテクニックが必要だ。ハイバランスになってしまうことに加え、分割振動によって素材臭い音になってしまう。
これはウーハーに限らずフルレンジでも起こる現象である。フルレンジにコイルを挟んだ場合には音質が大きく損なわれることが多く、それもまた問題だ。

というわけで11cmウーハーの2WAYと言えどもコンデンサ一発のような簡単ネットワークは組めない。メインシステムとの親和性も考慮して二次のシリーズ型ネットワークを組むことにした。
パーツは抵抗、コンデンサ、コイルとも二個ずつになった。
次回に回路図を示そうと思う。

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