今回はXENONのトゥイーターについてです。ウーハーやMIDと同じようにこれもSEAS製のカスタムメイドです。
このTWは写真を見てわかるように浅いホーンに取り付けられています。AmphionではこれをUDD(Uniformly Directive Diffusion)と呼んでいます。要は広い帯域で指向性を搾ることによって部屋の影響を減らすという考え方です。いわゆるタイムアライメントをとっているようにも見えますが若干TW側が引っ込み過ぎているような気もします。
以下はSoundStageから掲載したデータです。
上から6本のラインは0、15、30、45、60、75度の指向性特性です。指向性の考え方がこれを見れば一目瞭然です。
※ちなみにSoundStageではCS2.4もXENONも2003年の優秀スピーカー(XENONはプロダクトオブザイヤー)に選ばれています。
<Amphion ARGON2>


<Thiel CS2.4>


TWのもう一つの特徴は1.2kHz(-12dB/oct)という非常に低い周波数から使っていることにあります。これは2kHzから4kHzの間にクロスオーバーがあると違和感を生じるというAmphionの考え方から来るものです。TWは非常に苦しい動作をするように思えますが、上記UDDによりクロス付近の音圧が9dB上昇するそうで、実際はもっと楽なフィルターのようです。
2kHzをドームトゥイーターに任せているスピーカーってなかなかないんですよね。
ミッドレンジの上の帯域を早めに切っているという効果もあるせいか、このスピーカーは外見と違い癖が非常に少ないです。
ただし、おそらくこの構成の宿命のような気もするのですが、8kHz以上の最高域のエネルギーが薄いんです。スーパートゥイーターを導入するのに時間はかかりませんでした。
このTWは写真を見てわかるように浅いホーンに取り付けられています。AmphionではこれをUDD(Uniformly Directive Diffusion)と呼んでいます。要は広い帯域で指向性を搾ることによって部屋の影響を減らすという考え方です。いわゆるタイムアライメントをとっているようにも見えますが若干TW側が引っ込み過ぎているような気もします。
以下はSoundStageから掲載したデータです。
上から6本のラインは0、15、30、45、60、75度の指向性特性です。指向性の考え方がこれを見れば一目瞭然です。
※ちなみにSoundStageではCS2.4もXENONも2003年の優秀スピーカー(XENONはプロダクトオブザイヤー)に選ばれています。
<Amphion ARGON2>


<Thiel CS2.4>


TWのもう一つの特徴は1.2kHz(-12dB/oct)という非常に低い周波数から使っていることにあります。これは2kHzから4kHzの間にクロスオーバーがあると違和感を生じるというAmphionの考え方から来るものです。TWは非常に苦しい動作をするように思えますが、上記UDDによりクロス付近の音圧が9dB上昇するそうで、実際はもっと楽なフィルターのようです。
2kHzをドームトゥイーターに任せているスピーカーってなかなかないんですよね。
ミッドレンジの上の帯域を早めに切っているという効果もあるせいか、このスピーカーは外見と違い癖が非常に少ないです。
ただし、おそらくこの構成の宿命のような気もするのですが、8kHz以上の最高域のエネルギーが薄いんです。スーパートゥイーターを導入するのに時間はかかりませんでした。