雑感記

乗馬の練習&日々の雑感記

969鞍目 ザ・キープ

2007年05月20日 19時53分38秒 | 乗馬
実は今日の騎乗は非常に楽しみにしていました。
その楽しみな理由は、今日の2鞍目(970鞍目)で書きます。
2鞍目をメインに設定していましたので、1鞍目には苦戦しない馬がいいなぁ・・・と思っていたら、2度目の対戦・ザ・キープです。

この子用のハミはすごいんです。

馬装を終えて、このハミで「チョイチョイ」と引っ張ると・・・
効きがきついんでしょうね。
顎を大人しく譲ってくれます

この時間の指導員さんには初めて教わります。
この指導員さんは、
・水勒&折返し手綱Or専用頭絡(補助道具なし)
のどちらかで乗るようにとの指示を。
私には折返しは使わないという基本方針がありますので、モチロン専用頭絡を使用します。


跨ってみると?
顎を難なく譲ってくれます・・・が、すぐに逃げられる
何でだろう?こんなきついハミだから手綱は“もてない”し、軽い子だから推進もしちゃいけないだろうし・・・とハミへの刺激で強弱を付けて試行錯誤。
譲って・・・逃げられて・・・また譲らせて・・・の繰り返し。
そうこうしているうちに、押し出されて先頭に立ちました。


次の時間まで体力を「温存」しておきたい私。
でもなかなか顎を譲りきってこないこの子と格闘に
とうとう私も諦めて、闘うことになってもいいからガッチリと手綱を持って、そのハミ位置目掛けてこの子の顎をそこへ押し込むことに。

それが転換点。
ガッチリと持って&そこ目掛けて顎を押し込むように乗ると・・・この子を屈撓させられるようです。
顎を支える腕の力と、顎をハミへと押し込む脚推進の力バランス・・・このバランスがうまく“均衡”すれば長時間屈撓させられるのでしょう!

しかし、微妙にバランスが取りきれていないのか?しばらくすすると、ハミから逃げようとします。
それをハミへの刺激で再び元に戻し・・・これが何回か

もう少し長い時間屈撓させ続ける・・・これは次回以降への課題にします。


今日のこの時間は次のような収穫が。
・軽い子だからと言って手綱を“持って”はいけないわけではない。
・脚推進で顎を下げさせる。
この時間の指導員さんも、“今日の(顎の)感じ”で大丈夫とのコメントをいただきました。
指導員さんからも、上述した“微妙なバランス”で顎が逃げられていることを指摘されました。

でも次回こそは頑張って屈撓を維持させたいものです。



最後に指導員さんが、会員さんに屈撓(ハミ受け)のさせ方の説明をされていました。
ハミを引いたりして手綱の加減等を説明なさっていたのですが・・・
これを見ていて思い出しました・・・この手綱の加減。
“この加減”はアドミラルに出会うまでは正直分かりませんでした。
“この加減”に辿り着くまでに要したのは1年以上(大体100鞍・・・位でしょうか?)。
手綱の加減・・・(まだ入門編の私には偉そうなことは言えませんが・・・このブログを読んでいただいている方でハミ受けって分かりにくい!と言う方へ

顎を下げさせるキッカケは確かにハミ(手綱)を引くこと。
ハミを引いて顎を譲らせようとすると、首を高く(または下に低く)伸ばしてイヤイヤ!とやると思います。
私はハミを引いて顎を譲るように扶助した後、この“イヤイヤ!”と首を伸ばさせないこと、これを意識しています。
完全に首を伸びないように・・・(モチロン私的にはですけど)。
ハミを引くのも「チョイチョイ」と、左右の拳を交互に
ズ~ッと両手で同時に引っ張り続けてはダメでした(人により引き方に違いはあると思いますヨ)。
ズ~ッと両手で引っ張っては馬も嫌がりますので、単に喧嘩になってしまいます。

チョイチョイっと軽く左右交互に引いて(引いた直後はスッパリ手綱を引くのをやめる)、それに馬が嫌がって首を伸ばそうとしたら、すかさず(延ばそうとした瞬間に間髪入れず)第2弾でチョイチョイっと左右の拳を交互に引く。
そこで諦めて譲ってきたら、ポンポンと叩いて褒めてあげ、譲ってきた分だけ脚の推進を加える・・・諦めずに抵抗していたら、拳を交互に。

でも今から思うに、一番見落としやすい(私も見落としていた)のは脚により挟み込んで行う推進です。
顎を譲っても推進をしないと、顎はまた逃げてしまいます。
譲ってきた顎を推進で受け止める。
くどいようですが、脚と拳の合図によって顎は下げさせるようです。

指導員さんがハミ受けについて説明しているのを見ていて・・・上記の内容を、ふと思いましたので、書いてみました!