ボクシングレヴュー

「TM」はタイトルマッチ、階級名につく「S」はスーパー、「L」はライトの略です。

日本Lフライ級TM 嘉陽宗嗣vs大神淳二

2007年08月13日 | 国内試合(日本・東洋タイトル)
嘉陽が2度のダウンを奪い、大差判定で初防衛に成功
しかし、KOできなかったことで本人は反省、会長である
具志堅用高(元WBA世界ライト・フライ級王者)氏からも
不満の弁が聞かれた。

ちなみに、大神のランクは11位。今年の4月度から
日本ランキングが12位まで拡大されて以来、初めての
「10位より下の選手」によるタイトル挑戦となった。

11位、しかも17戦して10勝(1KO)6敗1分という
平凡な戦績。ランキングや戦績と実力は必ずしも比例しない
とはいえ、世間の目は「勝って当然、倒して当然」となる
だろうし、そもそも日本ランクが10位までだった頃でさえも
9位や10位の選手の挑戦を受けることは少なかったのだから、
これはいかにも楽な相手を選んだと思われても仕方ないだろう。


ところでこの嘉陽、一部の評論家はその能力の高さを絶賛
しているが、個人的にはあまり印象に残っていない。
僕の目が節穴だということなのかもしれない。

いずれにせよ、それなりに期待されている選手であるようなので、
今後はマッチメイクの面でもファンに刺激を与えてもらいたいものだ。