ボクシングレヴュー

「TM」はタイトルマッチ、階級名につく「S」はスーパー、「L」はライトの略です。

内藤vs大毅、ついに決定

2007年08月16日 | その他
まさか本当に決まるとは思っていなかった。
今でも本当に実現するのか、ちょっと信じがたい気持ちだ。

しかし、「10月11日、有明コロシアム」と具体的な
日付や場所が発表された以上、信じてもいいのだろう。
WBC世界フライ級タイトルマッチ、内藤大助の初防衛戦は
同級15位の亀田大毅を相手に行われることになった。


これまで徹底して日本人との対戦を避けてきた亀田兄弟だが、
WBAで坂田、WBCで内藤がフライ級の世界王者となり、
いよいよ戦わざるを得ない状況に追い込まれたわけだ。

なお、亀田がもし勝利すれば、井岡弘樹の「18歳9ヶ月10日」を
抜いて、(たった5日の差ではあるが)日本人としては
史上最年少での世界王座獲得となる。

しかし、そういった記録うんぬんよりも、「亀田が日本人と戦う」
ことの話題性の方が遥かに大きいだろう。これまで散々日本人
選手をコケにしてきた亀田兄弟。それが真の自信から来るもの
なのか、あるいは単に口だけなのかが、ついに白日のもとに
さらけ出されるのだ。


何が起こるか分からないのがボクシングではあるが、大毅の
実力がこれまで見せたもので全てであるなら、番狂わせは
まず起こらないだろう。

ただ、試合時には33歳になっている内藤のコンディション不良、
そして油断などがあれば、まさかの結果がもたらされる可能性も
否定はできない。

いずれにせよ、これは日本中の注目を集める試合になるはずだ。
形としては、「格下の下位ランカーを迎えたイージーな防衛戦」に
過ぎないのだが・・・。