自分を変えたい、変わりたい。
そのような欲求を持っている人はたぶん多い。
自分の身近にも散見される。
しかし、その前にデメリット、代償を考えただろうか。
今の自分、自己の好きな部分を徹底的に、じっくり見つめて考えただろうか。
否が応でも人間は、生まれついたときから死に向かって生き、肉体の成長とともに精神・心・気持ちの部分も変わってくる。肉体と精神は不可分だからだ。
であるならば、本当に大切な、自分が自分を愛する部分、存在証明、難しい表現だが「アイデンティティ」ともいえるその絶対に譲れない部分を維持しつづけること。
こちらのほうがよっぽど難しく、大切なことではないか。
混沌とした社会、時代故か、変わりたいと純粋に・必死に思いながらも、その代償として無自覚にも自分らしさまで見失わないものだろうか?、と疑問に思ったため、このようなことを考えてみた。
一度じっくり "一人" で、自分が自分の好きなところ、嫌いなところまたは、絶対に譲れない部分、信念を持っているか考えてみてはどうか。
そうした上でないと、気づいたら自分って何?いや、もっというならば「気づいたらダークサイドに落ちていました」ということにもなりかねない。