麻績(おみ)村長ブログ ~ 麻績暮し万歳! ~ 美しい麻績村の風景や行事、公務などを、写真と共につづります。

皆様とのくつろいだ会話から、村政が身近になって欲しいと願っております。どうぞ、お気軽にご訪問下さい。

コメントの取扱いについて(お願い)

 ご意見などのコメントは、管理人から承認されてから公開されます。  良識と節度ある投稿をお願いします。  また、公開を希望されない場合には、その旨を明記して下さい。  貴重なご提言などには、お名前とメールアドレスを明記して下さい。

福島県鮫川村の農林業振興を学ぶ/郡村長会

2014-04-19 06:46:21 | 日々の公務
▲大樂勝弘村長から直接話を聴く

 4月17日、東筑摩郡村長会第2日目の先進地視察は福島県東白川郡鮫川村へ。
 典型的な中山間地域で、厳しい農村・農業を村長提唱の『まめで達者なむらづくり』事業によって村の活性化を図ってきたという人口約3,900人の村です。
 高齢者に大豆やエゴマの栽培を奨励し、廃園になった幼稚園を農産物加工・直売・食堂施設に改修して、ここで加工して販売をする仕組みをつくりあげています。
 大豆とエゴマの栽培や加工は高齢者の経験や知恵により容易にでき、高齢者の就労の場、健康づくりや生きがいづくりにもなり、耕作放棄地の拡大防止にもなったとのことです。
 収穫された大豆は一般市場価格より高値で全量を買取り、味噌・豆腐・きなこ・納豆・菓子などに加工しています。
 「手・まめ・館」の直売所には、野菜・米・加工品など地元商品だけが並んでいます。独自に開発をしたという見事な商品も並んでいます。
 事業を始めた平成17年度の年間総売上は1,500万円ほど、これが平成24年度には1億2,000万円を超えている。
 決して立地条件が良いと言えない地で、しかも平日に、多くの人が訪れていたのには驚きでした。
 また家畜の排せつ物・落ち葉・もみ殻などを活用した良質堆肥をつくるバイオマス変換施設「ゆうきの郷土(さと)」によって健全な土をつくり、美味しい野菜づくりにつなげています。更に、広大な森林の木材を活用するなどバイオマスビレッジ構想が進んでいます。
 行政と住民が危機意識を共有して、これを克服するために共に汗を流す姿に、そしてこれを力強く進める大樂(だいらく)勝弘村長のリーダーシップに敬服させられました。

▼農産物加工・直売・食堂の施設が入る「手・まめ・館」


▼直売所には地元商品のみが並ぶ


▼「ゆうきの郷土」でつくられた堆肥


▼加工室にひとつ「豆腐加工室」


▼大樂村長らと記念撮影


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする