▲元気な村づくり/市野川地区の運動会
6月10日の一般質問では4名が登壇され、村政の重要課題について質して頂きました。
*** 質問に対する答弁を要約して記述しました ***
≪質問≫ 聖高原駅の跨線橋階段に両手で使える手すりの設置について
≪答弁≫ 跨線橋階段の幅員は2.4mで、0.6mもしくは1.2mを占有するこうした施設を設置する余裕があるか疑問。多くの方が、安全に利用できることが優先されるのではないか。JRへ要望を上げるには、研究を深めなくてはならない。
≪質問≫ 聖高原駅へのエレベーター設置要請と財源について
≪答弁≫ 聖高原駅のバリアフリー化、駅舎整備などについては、お蔭様で順次進められている。今後も、更に進展するようJRへお願いをしていく。地元負担金については、既に積立てを始めている。
▼進む聖高原駅の整備/ホームの嵩上げが済んだ上り線ホーム
≪質問≫ 行政区の今後のあり方、調査等について
≪答弁≫ 麻績村には、行政区が25区、公民館が23分館ありそれぞれの活動がされている。近年は人口減少や高齢化、若者の減少により従前のような活動が難しくなっている区や分館が目立つ。
区の統合など組織再編は、区民皆さんで決めて頂くこと。行政側では、地区の役員さんにお願いする職務の軽減に努めていく。
それぞれの地区が元気になることが、村全体の元気につながる。今後も地域活動の支援に努める。
≪質問≫ 戸籍、住民票の第3者交付の本人通知について
≪答弁≫ 麻績村での件数は今年1月から5月で23件。今日まで、犯罪に結びついた不正請求や不正取得はない。
今後は、他の自治体の動向などを見ながら検討をする。
≪質問≫ EV充電施設の設置について
≪答弁≫ 国の「次世代自動車充電インフラ整備促進事業」を背景に、長野県でも将来ビジョンの策定を進めている。それによると麻績村内には、高速道のICやSAなど3ヶ所に設置となっている。
今後、EV車の普及状況や近隣の動向を見ながら、検討が必要になったら対処する。
≪質問≫ 村営バスの現状などについて
≪答弁≫ 定時定路線、地域循環路線、それぞれ利用者の要望等に応えるよう努めている。
また、実績から高齢者など交通弱者の足の確保には、一定の成果が上っていると判断している。
≪質問≫ 75歳以上の高齢者と障害者等の利用料金を無料に
≪答弁≫ 村営バスは有償運送法に基づき公共交通機関として運行。皆さんで支え合う村営バスとのご理解を。今後も村営バスが維持継続できるよう努める。
▼地域循環路線を走る小型バス
≪質問≫ 国の生活保護、生活扶助基準の引下げについて
≪答弁≫ 国は生活保護制度の見直しについて、生活保護法の改正、生活困窮者の就労・自立支援のための新法の制定、生活保護の見直しなど、今年度実施するとしている。
この改正において、麻績村における該当者への影響は、ほとんどないとみている。
村としては、この改正にあたり特別な対応は考えていない。
≪質問≫ 憲法96条、9条等の改憲に対する村長の考えは(個人的考えを含めて)
≪答弁≫ 憲法96条、9条等の改憲については色々な意見があるが、憲法は国の根幹をなす定め事であるので、しっかりと議論を深めて欲しいというのが村長としての答弁。
(あえて個人的な考えを求められ、以下の答弁)
憲法の改正手続きは、一般の法律改正よりハードルが高くて当然。
国民の一時的な考えや世論・風潮、国民の多数派を背景にした政治勢力はその時々によって大きく変わる。
その時々の国民や政治勢力が、一般の法律改正と同じように単純な多数決で憲法改正ができたのでは、憲法の最高法規性が失われる。
96条の規定は、よほど肯定的かつ説得的な根拠がないと改正すべきでないという日本国憲法の精神だと思う。96条の改正には賛成できない。
ただし、第9条第2項については、日本の自衛権と陸海空の自衛隊の存在と目的を明確にして、自国の平和は国がしっかりと守るという根拠を明確にすべきと思う。
いずれにせよ、今後、国民あげて議論を深めていくことが必要ではないか。
≪質問≫ 村の施策や事業の評価と公表について
≪答弁≫ 施策や事業の評価と公表ということは、事業等の効率化や住民参加の行政を目指す上で、また今後の計画策定において大変重要なこと。
最近の事業では実施と併せて評価やその公表が求められる事業が多くなっており、定められた手法によって行っている。(担当課長等から答弁した詳細内容は省略)
今後、必要な事業等については、その評価と公表を行う。
≪質問≫ 村のバリアフリー化について
≪答弁≫ 高齢化が進展する今日、バリアフリー化は重要な課題。バリアフリー化は社会全体で進めることが必要。
個々の住宅のバリアフリー化は、各種の制度等をご利用されて整備をされる方が増えている。
地域の身近な施設等については、それぞれの地域で対応がまちまちとなっている。
村等の公共施設等については、近年整備された施設等は対応がされているが、従前からの施設等は対応がまちまち。必要な個所については、順次整備をしていく。
観光施設等については、現在検討を進めている。
県や国、民間へお願いをしていくものについては、個々の事柄についてそれぞれ対応していく。