▲泰阜村と飯田市を結ぶ同市米峰の高架橋を視察
8月7日、下伊那郡泰阜村で県町村会政務調査会第2回建設部会(部会長:佐々木佐久穂町長)が開催され、県内町村における道路、河川・砂防、住宅など建設事業で、国や県への重点提案・要望事項について協議をしました。
会議に引き続き、飯田市・泰阜村・阿南町・天龍村を結ぶ幹線道路で震災対策緊急輸送路(第二次)に指定されている主要地方道飯田富山佐久間線の飯田市米峰で工事が進められている高架橋を視察しました。
現道は幅員4~5m・急こう配・急カーブの連続で難所となっていますが、全長354mのこの高架橋が完成すれば、地域の長い間の悲願であった二車線の幹線道路の開通になるとのことです。今年度中には完成予定とのこと、道路の開通により地域が更に発展されることを祈るものです。
▼完成間近の米峰高架橋
また、泰阜村の先進事業も視察させて頂きました。
国内では例がないという村立泰阜小学校に併設されている「泰阜村立学校美術館」では、日本画・洋画・彫塑・書など500点近い美術品を収蔵とのことで、南信地域出身の作者の作品も多数展示されておられました。素晴らしい美術品に囲まれて育つ子供たちが羨ましく感じました。
▼小学校に併設の「泰阜村立学校美術館」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/a8/2e445abaa7f45c8466f42cbe26b5a371.jpg)
▼手前が小学校、奥が中学校、中間に体育館と学校美術館
次に、NPO法人グリーンウッド自然体験教育センターを訪れました。
地域に根ざし、暮らしから学ぶ、そして地域から学ぶことを活動理念に、子供たちを育てている様子を見学させて頂きました。
1年間親元を離れ村の小中学校に通いながらここで過ごす子供たちは夏休みで自宅に帰っていましたが、福島県からの子供たちが楽しそうにキャンプ生活をしておりました。
自然の中で、日々の共同生活の中で、生きる力や心の豊かさを培い、逞しく育っていくという。薪を作り、五右衛門風呂を焚き、食事を作り、掃除洗濯をする。田んぼや畑で食べ物を作り、生活に必要な食器やいす・机も作る。仲間とのこうした生活の中から多くのことを学ぶという。
今日求められている子供たちの教育活動の現場を見た思いがしました。
▼1年間を過ごす母屋「だいだらぼっち」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/03/bfb869ae7a572435702be7b8b7a8bbeb.jpg)
▼幾つもの賞を受賞した夢をかきたてる美しい建物
泰阜村は美しい村でした。