▲古口達也町長(左)から説明(茂木町の道の駅『もてぎ』)
4月12日から14日まで、東筑摩郡村長会の視察が実施されました。
先進事例を学び各村の新たな村づくりに役立てようと毎年行われているもので、今年は関東方面の3ヶ所を視察しました。
① 栃木県茂木町の「道の駅もてぎ」を訪ね道の駅を活用した地域振興について学び、
② 神奈川県横須賀市の防衛大学見学と同市内の陸上自衛隊高等工科学校を訪問し長野県出身の学生らとの昼食会、
③ 山梨県早川町を訪ね、人口減少の克服に向けた村づくりについて、
これらについて2泊3日の日程で学ばせて頂きました。
また、初日の夕刻には都内で地元国会議員との懇談会を行い、地方の活性化について意見交換と一層の支援を要請しました。
≪栃木県茂木町の「道の駅もてぎ」≫
茂木町は東京都心から100km圏に位置し、美しい田園風景と城下町の面影を残す町で、町外から年間240万人が訪れるとのこと。
野菜・加工食品の直売所やフードコーナー、イベント広場などを備えた「道の駅もてぎ」は、年間売上9億円を超すというから驚きである。
森の落ち葉を400円/大袋で買い上げ、食料残さと混ぜて有機肥料をつくり、畑に還元し美味しい野菜を作る。そして、道の駅で販売する。
養鶏場を誘致し、バウムクーヘンを作り販売。養鶏場から出る破卵や古米・古古米、地元のゆずを上手く使っている。休日の朝には開店前に50人ほどが並ぶという凄い人気店になっている。
更に、木材を使った校舎や図書館を案内頂き、木材の優れた特質を知ることができた。
▼品数が豊富、そして新鮮、商品は日に何回も補給する
▼生産農家の多さにも驚く
▼既に全商品が売り切れ、人気のバウム工房ゆずの木
▼木造の茂木中学校校舎
≪神奈川県横須賀市の防衛大学見学≫
三浦半島東南端の高台・小原台に立つ防衛大学校、約65ヘクタールの広大な敷地に校舎や学生寮、運動場など45の施設があります。
将来の陸上・海上・航空自衛隊の幹部自衛官となるべき者を防衛省の機関で、約2,000人が学生舎で規則正しい生活を送りながら、国家防衛の志を同じくして勉学に励んでいます。
我々一行は、本部庁舎や卒業式の帽子投げで有名な記念講堂、資料館などを見学させて頂きました。
▼広大な小原台に立つ防衛大学校
▼本部庁舎前で記念撮影
▼卒業式の帽子投げで有名な記念講堂
▼平松礼二画伯原画のステンドグラス「若人の城」
▼屋外展示物前で記念撮影
≪神奈川県横須賀市の陸上自衛隊高等工科学校訪問≫
将来陸上自衛官となるべき者を養成する学校で、普通科高校と同等の一般教育と自衛隊の専門教育及び陸上自衛官としての防衛基礎学を学び、各種訓練を行う全寮制の男子のみの高校です。
ここでは、学校施設や生徒たちの授業、学生舎などの見学と、長野県出身の生徒と昼食をご一緒させて頂きました。
将来目標をしっかりと抱き、質問には明確に応え、礼儀正しい彼らの姿には驚かされました。
▼新入生歓迎の行事の準備が進められる講堂で
▼広い食堂で昼食会
▼メニューはカレーでした
≪山梨県早川町≫
人口1,100人、日本で最も人口の少ない町です。我々と同様に過疎化・少子化に悩む町であるが、将来の目標を掲げ合併をせずに頑張っている町である。
中部縦貫自動車道の活用促進、リニア建設基地の誘致、観光拠点の整備、子育て・教育の充実、若者の起業支援、山村留学など進めています。
有名な辻一幸町長さんから、地方創生に係る総合戦略などについてお話をお聞きしました。
▼辻一幸町長さんからお話を聞く
▼新たな庁舎を見学
▼庁舎前で記念撮影