▲小学校4校、中学校2校を見学
筑北村麻績村学校等統合検討委員会では、8月27日両村内の学校施設(小学校4校、中学校2校)を見学しました。
当日は午前9時筑北村に集合し、坂北小学校、聖南中学校、本城小学校、麻績小学校、筑北中学校、坂井小学校の順で、委員全員が施設の隅々まで見てまわりました。
今後の統合校舎を選考するのに役立てたいとのことで実施されましたが、各学校が長い歴史の中で特色ある立派な学校運営をされており、それぞれの地域住民には特別な想いがあることを感じました。
29日の委員会からは、各学校における統合パターンについて検討を始めることになっています。
▲関心を集めた入浴サービスの様子
8月28日、村内福祉関係21団体が組織した実行委員会主催による『麻績村ふくしのつどい』が、福祉事業の最前線とも言えるデイサービス施設「みづき」で開催されました。
昨年まで福祉と健康の二つをテーマとした『健康と福祉の集い』が役場を主会場に開催しておりましたが、今年からそれぞれのテーマを深く掘り下げて行なおうと、二つに分けて開催しました。
『ふくしのつどい』に参加された各団体は、高齢者介護の実態や社会奉仕活動、地元小中学生の福祉活動、村内福祉事業者の活動などを多くの村民に知って頂こうと、それぞれ工夫を凝らしておりました。
みづきでの入浴サービスは初めて見る人も多く関心を集めていました。また、“かき氷とわた飴の無料サービスコーナー”や“エコおもちゃで遊ぼうコーナー”は、小さな子供たちで賑わっていました。
初めての会場ということで心配しておりましたが、多くの皆様にご協力を頂き盛大に開催できました。ありがとうございました。
▼筑北中学校福祉委員会の発表
▼子供たちに人気の“エコおもちゃで遊ぼうコーナー”
▼意外と美味しい非常食品に驚き
▲改修委員会役員らが立ち合い文化庁の調査が行われた
西暦700年代当初に成立した麻績郷が伊勢領(伊勢神宮の荘園、麻績御厨)となり、西暦1038年その守護神として内宮の分社・麻績神明宮が鎮座したと伝えられています。
麻績御厨の面積は広大で信濃国御厨における筆頭格とされ、平安・鎌倉・室町にかけて内宮へ鮭・鮭の子・かち栗・干しなつめなどを貢いだと記録されています。
明治維新により郷社となり、旧麻績村・坂井村・日向村の総鎮守社として祀られ、戦後は新たな宗教法人となり今日に至っています。
この神明宮の建物群が江戸時代の神社建築様式がそのまま保全されていることから、平成5年に本殿(1684年建立)・拝殿(1840年建立)・仮殿(1760年建立)・神楽殿(1698年頃建立)・舞殿(1783年建立)の5棟が国の重要文化財に指定されました。
しかし、これらの建物は長年修復がなされなかったため痛みがひどく、早期の改修が望まれていました。
こうした中、去る8月19日文化庁熊本達哉主任調査官による現地調査が行われ、早期の大規模な改修が必要とされ、近年中に国の補助金が受けられる見込みとなりました。
当日立ち合った神明宮重文改修特別委員会(山田一栄会長)や村教育委員会は、総事業費は3億5千万~4億円、工期は4年程度と予測される大きな事業が、いよいよ動き始めることになり喜んでおられました。
先人達が大切に護って来られた貴重な文化財を、後世へ引継いで行くことは今に生きる私たちの責務です。しかし、地方の農山村では過疎化が急速に進み、護る人が減り貴重な文化財を護れないというのが実態です。
古き日本文化の宝庫、地方の農山村に数多く残る貴重な文化財を、今後誰がどのように護って行くか、県や国をあげて考えて頂く必要があるのではないでしょうか。
▼改修を待つ本殿(奥)と拝殿
▲37名が成人となりました
8月15日村交流センターで村主催の成人式を行い、20歳になられた37名を関係者で祝いました。
厳粛な式典の後は記念撮影、そして祝賀会が行われ恩師を囲み楽しく過ごしておりました。
成人者全員からの一言スピーチでは、しっかりとした自分自身の夢や麻績村への想いを聞いて嬉しくなりました。
皆さん、夢に向かって頑張って下さい。
▼全員で、小中学校の校歌を斉唱
8月14日、聖湖畔で村観光協会主催による第47回聖高原納涼煙火大会を開催しました。
聖湖は標高1,000mの高地で南北の気流が交わる峠のため霧が発生し易く、花火関係者は毎年天候に悩まされております。
今年も心配していた通りに、午後3時頃には雷と強風を伴った強烈なゲリラ豪雨に襲われましたが、1時間ほどで雨は上がり午後7時の打上げ開始時には絶好の天候となりました。
花火は全プログラムが、最高の美しさで観て頂くことができましたし、人出も例年以上で賑わった花火大会になりました。
多くの皆様から協賛金を頂戴しました。また大会運営には多くの関係者のご協力を頂戴しました。皆様に深く感謝申し上げます。
▲金賞受賞を報告
8月7日に長野県伊那文化会館で開催された長野県吹奏楽コンクールにおいて、筑北中学校が堂々の金賞を受賞し、その報告に部長の宮下奈那子さん(宮本)と副部長の葦沢萌美さん(上町)が先生と共に役場を訪れてくれました。
県大会には地区大会を通過した25校が、練習を重ねた自由曲を演奏して出来栄えを競いました。
筑北中学校は24番目に出演し、吉田智樹先生の指揮により組曲「バグズ」より1.前奏曲、3.カマキリ、6.軍隊アリを見事に演奏しました。
結果は、金賞が8校、銀賞11校、銅賞6校でした。
素晴らしい成果を収められた皆さんに心から拍手をおくります。
▲床板をきしませながら開講式会場に向かう受講生
8月14日から19日まで、代々木進学ゼミナールさんの夏合宿が麻績村と筑北村を会場にして開催されています。
小学生60名、中学生7名、高校生7名の計74名と教師らスタッフ11名が、昼間の学習は昭和11年に建造された麻績村の旧校舎(旧中央公民館)で、また夜はお隣筑北村の冠着荘に泊って夏合宿を始めました。
14日午後、木造の旧校舎に到着した一行は開講式を済ませ、早速それぞれのコースに分かれて授業に入りました。
この度の計画は、「子供たちを自然豊かな地で、また今では貴重となった昔懐かしい木造校舎で、色々なことを学んで欲しい。」との島田塾長さん(筑北村ご出身)の発案と村教育委員会の受入れにより実現したものです。
受講生の皆さん、暑さに負けず頑張って下さい。
▼各コースに分かれての授業開始
▲雨上がりの空に美しく開く花火
8月7日、戸倉上山田温泉で開催された恒例の信州千曲市千曲川納涼煙火大会にご案内を頂きました。
午後7時半の打上げ時間が近づくと生憎の雨、そして傘も用をたさないようなドシャ降りとなり、下着までビッショリ! となりました。
近藤市長さんの「すぐに止みますから」の言葉通りに暫くして雨も止み、星空に上がる美しい花火を堪能させて頂きました
川が増水し花火師さんが中洲にとり残され、消防隊によって救出されたようでした。
そんな中で、美しい花火を打上げて頂いたことに感謝します。
▲守成クラブ郡山から感謝状を受ける
東日本大震災で被災した福島県内の子供たちのために、守成クラブ郡山が企画した信州聖高原キャンプを受け入れて頂いたことに、そして麻績村の皆様の温かい心に感謝したいと、8月7日の交流会の席で守成クラブ郡山代表世話人の佐久間康弘さんから感謝状と記念品の三春駒木彫りが贈呈されました。
4日間のキャンプで、子供たちの満面の笑みを久々に見ることができたと感謝されました。
福島の皆さん、聖高原は福島から3~4時間で来れる近いところです。何時でもお気軽にお越し下さい。できるだけのことはさせて頂きます。
また、この度の受入れに際し、村民の皆様からお米や野菜などたくさん頂戴しました。ありがとうございました。
▼村関係者も加わっての楽しい交流会
▲宮下健司先生の興味深いお話
8月7日、村交流センターで村教育委員会主催による「麻績の郷 歴史文化講演会」が、麻績村ご出身の宮下健司先生をお招きして開催されました。
朝鮮半島の百済からの帰化人がこの地に住みついた時代、現在の麻績村・筑北村・生坂村の一部に及ぶ広大な地域が更級郡麻績郷と呼ばれた時代、善光寺街道が栄えた時代、鉄道(篠ノ井線)が開通した新たな時代、それぞれの時代にこの地域がどのように発展してきたか、など興味深いお会話をお聴きしました
また、村内で話題となっている野口の風穴や芦沢川にある明治時代の石積み堰堤、旧麻績小学校北校舎、重文指定の神明宮建造物など身近なお話と、これら貴重な歴史的遺産を大切にして将来へ継承して行くことは、今に生きる我々の責務だとのお話もされました。
▼真剣に聴き入る参加者