▲全国から首長ら685名が参加して砂防事業の推進を確認
11月20日、東京都内で「土砂災害から人命と地域を守る砂防会議」が開催され、全国の首長ら685名が参加して、全国で多発している土砂災害などの実態を検証し、砂防事業の重要性と今後も引き続き事業推進にあたることを確認しました。
会議では、本年全国都道府県で約800件の土砂災害が発生し24名の死者・行方不明者が出たことなどから、国土交通省の出先機関を中心とした危機管理体制の強化、深層崩壊を考慮した砂防関係施設の整備、里山砂防の推進、国及び都道府県による警戒・非難のために必要な情報提供、などを早急に行うべきとした提言をまとめ、国会議員と関係省庁へ要請行動を行いました。
また、国土交通省南哲行砂防部長による『里山砂防はおもしろい』と題しての特別講演では、「荒れた場所に人が入ることにより、その土地を守る気持ちが起きる。そして守ることが将来へ引継がれることになる。」と、国重文指定の富山県の白岩堰堤や松本市の牛伏階段工などの例を挙げて興味深いお話をされました。
▼国交省南哲行砂防部長による特別講演
『「砂防」とは概念の実現。やり方は自由。足と目と心で実施するもの。』と話す
▼長野県牛越徹大町市長は『-土砂災害に備える- はじめに砂防ありき』と題して意見を発表