▲地域資源を活かした元気な村づくりを
12月8日開会した12月定例会が11日閉会、提出した12議案については原案通りご承認頂き、また一般質問では5名から村政の課題等について質して頂きました。
◆「若者定住住宅管理条例の一部改正」は、入居基準の見直しなどを行いました。
今までは村外から移住される若者夫婦を対象としていましたが、今後は村内の若者夫婦についても特別に住宅に困窮している場合には入居が可能となります。
◆「居宅介護支援事業所設置条例」は、新たに役場の中に居宅介護支援事業所を設置して居宅介護支援を行うというものです。
▼進む若者定住住宅の建設
◆一般質問では、5名が10問を質す。その主な内容は、以下のとおり。(Q.質問、A.答弁)
Q.目指す元気な村とは?
A.人口の少子高齢化が進む中では、「将来負担の軽減」、「持続可能」、「費用対効果」などを念頭にして事務事業を進めることが重要。『住む人が、自ら住む地に誇りを持てる村』、『住む人が、地域社会を支える一員という自覚をもって活動に参加する村』、『住む人が、安らぎを持ち健康に過ごせる村』、『地域資源が活かされ都市との交流が盛んな村』、こんな村を目指したい。
▼県外からの釣り人で賑わう聖湖
Q.学校統合についての現況と今後については?
A.筑北村から「筑北村のみで進めたい」との申し出があって以来、両村の検討会議は開催されていない。現在、麻績村では教育委員会で“筑北村坂井地区との統合について”及び“麻績村単独での進め方について”の研究・検討をして頂いている。
検討結果を待って、今後の進め方を考えて行きたい。
Q.防災対策は?
A.先ずは村内全域で地域自主防災組織を立ち上げて頂き、火災、大雪、豪雨、土石流、地震など災害を想定した訓練を実施して頂くことを優先したい。
役場では、情報収集、伝達、関係機関への支援要請及び連携等、万一の事態に対処できるよう努める。
▼消防施設の整備(最新のポンプ車を配備)
Q.保育料の無料化は?
A.単なる無料化は、保護者からも異論がある。昼食やおやつという食費が含まれた保育料のあり方、保護者の所得等による負担格差、今後の保育時間延長の対応、などこれらを含めて現在検討中。いずれにせよ、新年度から保護者のご負担が軽減となるようにしたい。
▼「元気に育って欲しい」村民皆の願い
Q.平成27年度の新たな施策は?
A.着手した若者定住住宅24棟の建設について、計画通り2年後の完成を目指す。
子育て支援施策の充実。保育園児を持つご家庭への支援、先ごろ試験的にスタートさせた子育て支援センター「ひだまり」の定着など。
学校施設整備及び教育の充実、不足する専科教師の補充、特別支援教師の補充、新たな耐震基準に沿っての施設整備に着手。
安心安全の村づくり(村道、ため池、砂防)。農業の振興に向けて研究を進めている新たな組織立上げを具体化。
歴史的遺産・遺構・文化などの保存と継承。健康長寿の村づくりなど重点に進めたい。
▼修復が進む麻績神明宮の重文建造物
◆議案審議・一般質問のほか、私立高校への公費助成に関する陳情書などについても審議され、3件については関係機関へ意見書を提出することとなりました。