485話)気温2度、風もあります

 東北電力総連の一行と、きょうの夕方、霊丘県に着きました。途中、渾源県下韓郷中韓村で、村のこどもたちといっしょにアブラマツを植えました。お昼ちょっとまえ、大同事務所の魏生学副所長が「たいへんだ。雨になる!」と叫びました。私はすぐさまハンドマイクで「雨になりそうです。作業をすぐやめてバスに乗ってください」と叫びました。  でも、せっかくの歓迎の横幕がみんなの足を止めてしまったのです。その下でこども . . . 本文を読む
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484話)墓の守り木

 霊丘県の南山区をくるまで走っていると、小高い丘のうえにアブラマツの古木がみえました。なかなかかっこうがいい。こういうところには古いお寺の跡があったりします。あがってみると、そこはお墓でした。  マツだけではありません。かなりの数の広葉樹があります。落ち葉をひろってみると、カシワ(槲樹)のものです。以前も霊丘県でカシワの木がたくさんあるのをみたことがあります。なかには大人2人がかりでやっと抱えら . . . 本文を読む
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483話)焼き上がった木炭

 直径1mの無煙炭化器は、容量が140Lほどです。どんどん材料をたして燃やしていくと、容器いっぱいの木炭ができあがります。重量にして27kgほど。焼き上がりまで、60~90分です。    それにしても、あんなに炎をあげながら、灰にならずに炭に焼けるのはふしぎですね。じっと観察しているとそのナゾが解けます。上のほうで炎があがり、高温になると、容器の下のほうの材料がガス化し、それが燃えます。あの炎はガ . . . 本文を読む
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482話)雪景色

 きのうのつづきで、木炭のことを書くつもりだったんですけど、それは後回し。朝起きて窓を開けて驚きました。なんと雪景色なのです。窓のすぐ下で「清真大寺」の再建工事がすすんでいますが、その現場も雪化粧しています。天気予報ではきのうが雨で、気温も下がるはずでしたが、きのうは降りませんでした。予報が外れたな、と思っていたんですけど、ちょっと後ろにずれただけのよう。  ことしの春は遅いのです。ふだんの年な . . . 本文を読む
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481話)炭を焼く

 10日の土曜日はイオン労働組合とサントリー労働組合の合同ツアーの最終日です。環境林センターで炭焼きに挑戦してもらうことにしました。緑の地球ネットワークが派遣したツアーにもしてもらいたかったのですが、その日は強風で、あきらめました。今回も心配していたのですが、幸い、いい天気で、午前中は無風状態でした。  直径1mの無煙炭化器を4台ならべました。材料はヤナギの枝です。センター内の道路脇のものが高圧 . . . 本文を読む
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480話)万里の長城

 大同市は、万里の長城をはさんで内蒙古自治区と接しています。緑化協力の途中でも、そこにいく機会があります。なかでも、陽高県の守口堡村は、なかなかの風景です。西のほうから稜線を貫いてきた長城が、ここで山裾におります。そして、東進し、天鎮県の李二口村でまた稜線に駆け上るのです。守口堡の長城を、陽高の八達嶺と呼ぶ、という話をきいたこともあります。  いまは、黄土を突き固めた版築だけが残っています。往時 . . . 本文を読む
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479話)風砂の交流会

 緑の地球ネットワークが派遣するワーキングツアーがことしは総勢29人、そこにイオン労働組合とサントリー労働組合の合同のツアー28人が合流して、全部で60人近く。マイクロバス2台で行動しています。  4月7日は陽高県の大泉山村でマツを植えたあと、天鎮県に移動し、温泉賓館に泊まりました。陽高県と天鎮県にはそれぞれ温泉があるのです。  そして、8日は、天鎮県三十里鋪郷孫家店村で、小学校付属果樹園の起工式をもち、アンズを植えました。この村で協力事業を実施するのは、はじめてのことです。県の政府もこのことをたいへん重視し、前日の夜から、共産党県委員会の副書記がずっと行動をともにしています。  作業のあと、小学校のこどもたち380人と、交歓会をもちました。双方から出し物をだして、交流します。ところがこの日は風が強く、風砂がものすごかったのです。それに負けないで、力いっぱい作業に交流に奮闘しました。 . . . 本文を読む
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478話)カササギの森でマツを植える

4月3日から緑の地球ネットワークが派遣するワーキングツアーが大同にきています。南天門自然植物園→環境林センター→采涼山プロジェクトをへて、きょうの午後はカササギの森でマツを植えました。ここ数年、若い世代と女性の参加が減って、心配していたんですけど、今回は学生の参加、女性の参加、そして初めて参加する人も多く、はげまされました。 南天門自然植物園などのことは、またべつに書くことにして、き . . . 本文を読む
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477)きれいな室内

 さて、その室内です。この地方の農家は、土間とオンドルの生活なんですけど、これらの家は完全に都市化していて、ベッドと椅子の生活です。そして、靴は玄関のところでぬいで、室内ではスリッパ。  暖房は集中暖房。台所の燃料は天然ガス。面積は120平米ほどで、値段はきいたけど、忘れてしまいました。ここの農村に戸籍がある人だけその値段で買うことができるので、なかにはほかの人に名義貸しをした人もあるとか。 . . . 本文を読む
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476話)太陽熱温水器

 ここの住宅、たいていは7階建てのようです。エレベーターがなくていいのが7階建てまでとか。私が訪れたのは5回の家庭でしたが、息を切らせることはありません。私たちの大阪の事務所が5階にあり、なるべくエレベーターをつかわないようにして、階段で鍛えていることが、こういうときに効果を発揮します。でも、高齢化すると、ちょっとつらいかもしれません。  感心したのは、屋上にずらりと太陽熱温水器がならんでいるこ . . . 本文を読む
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475話)新農村建設

 新農村建設がはじまったのは、数年前です。そのシンボル的な存在がこういう中層の集合住宅。とくに都市近郊の農村でさかんに建設されました。  私は農家の生まれですが、自分の育った環境を考えると、農業と集合住宅を結びつけるのは、イメージのうえでも困難です。おそらく、場所としてはかつての農村にありながら、主に農業以外のしごとにつき、やがて都市化していく、そのような過渡期の存在のような気がいたします。   . . . 本文を読む
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474話)ラクダ3

 あるじもでてきて、「生まれたばかりのラクダが、柵内にいるけど、みたいか?」とサービスしてくれました。もちろんみたい。最初にみた子ラクダは、3日前に生まれたばかりで、寝ていました。私がカメラをむけると、あるじは「私が追って立たせよう」といってくれます。すると、そのことばがわかったのか、子ラクダはえらく努力して、なんとか立ち上がり、乳を飲みはじめました。  そのとなり柵の母ラクダは、ほかのものにく . . . 本文を読む
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