この時点で私は、これから先、掘りすすめるのに必要な材料の購入に走りました。レキが混じっていて、掘る先から崩れるので、井戸枠にする直径75mmの塩ビ管が必要だと思いました。とりあえず必要な深さを考えて、2メートルもの。
それから、あの井戸掘り器を2メートルを超えて刺しいれるための、20mm径の塩ビ管。それと交互にいれて、穴の先端の土を砕いて、どろどろにしていくための長柄のスコップのための20 . . . 本文を読む
私が考えていたのは、打ち抜き井戸と呼ばれるもので、このあいだの大同の井戸掘りといっしょです。掘った穴に水をいれ、なにかで穴の先端を突いて、どろどろの状態にし、それをバケツのようなものでくみ出し、ちょっとずつ掘り進める。私が購入した井戸掘り器は、曽我部さんがそのために工夫されたもので、それに塩ビのパイプをつないで柄にし、土をくみ出すわけです。
スコップで掘れる深さまでは、直径60cmほどの穴を . . . 本文を読む
2軒となりの金岡さん宅の井戸は、水面がすぐそこにみえていました。わが家のまえは、いまはミニ公園になっていますが、その前は植木屋さんの苗畑で、そのなかに小さな浅い池がありました。外からの水はなく、湧き水でできていたのです。そういうことから考えると、地下水位はきわめて浅い。
良好な水質は望めません。飲用なんて、最初から問題外。水質について欲張らなければ、水をえるのはむずかしくないでしょう。
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急に井戸掘りを思い立ちました。大同じゃないんです。わが家の庭。
大同の環境センターで、この春、井戸が掘られました。私は、なんどもその現場をみにいきました。原理は、きわめて簡単です。でも、環境センターの井戸は深さが136m。深さからいっても、必要とする水量からいっても、大がかりな機械で掘るしかありません。
私のほしい井戸は25㎡ほどの小さな菜園の水やりと、せいぜいで洗車のため。これまでは上水道を . . . 本文を読む
ごらんになりたい写真ではないでしょうけど、失礼いたします。前回のコンポスト容器からとりだした生ゴミ堆肥を、収穫が終わったダイコンのあとに積み上げています。5月上旬、夏野菜を植えつけるさいに、畝のうえにパラパラッと撒きます。目見当ですが年に200リットル強になるよう。25㎡ほどの菜園にとっては、かなりの量です。
以前は畝の下に深い溝をスコップで掘り、生ゴミ堆肥をいれて、埋めもどしていました。こ . . . 本文を読む
わが家の菜園は、植木屋さんの庭だったところです。想像するに、そのまえは水田だったよう。宅地にするにあたって、そこに大きめの石その他を投げ込んだようです。26年まえに引っ越してきて、ここを菜園にしようと思い立ち、スコップで掘ったときは大きな石がたくさんでてきました。それを取り除き、バーク堆肥などをいれて、だんだん改良してきたのです。
その後は台所ででる生ゴミを発酵させたものを投入しつづけてきま . . . 本文を読む
中国野菜をはじめ、一時期は変わったものばかりつくって、近所の農家の人から「農事試験所みたいですね」といわれたものです。でも、やっぱり、おいしいものがよく食べられ、一般化しているんですね。変わったものに、そうおいしいものはない。
例外の1つがこれ。紅菜苔。花が咲くか咲かないかのころに苔(とう)を食べます。生のときはなまえのとおり紅色ですが、火が通ると緑になります。とてもおいしい。もう30年近くも毎 . . . 本文を読む
ワケギは、むかしはネギの1種と思われていたんだけど、ネギとタマネギの雑種だったことが最近わかったんですってね。私は食べるのがすきで、ずっと1畝を植えていたんですけど、そろえるのに時間がかかって、あまりつかわれず、毎年たくさん残ります。去年の秋は、植えるのをやめようと思ったんですけど、種球から芽がでているのをみると、かわいそうになったんですね。
で、畝の横に植えたんですけど、時期が遅かったせい . . . 本文を読む
これまでに書いてきたダイコン、ブロッコリー、エンドウもそうですが、数年前から私も不耕起栽培をしています。といっても、低い畝を立てており、そのつどクワをいれますから、完全な不耕起ではありません。主たる動機は、手を抜くことですから、それでいいのです。
やっぱり草はふえますよ。ホウレンソウのなかには、ハコベとヒメオドリコソウが生え、一時期はホウレンソウを押さえてしまいました。それではまずいので、ち . . . 本文を読む
マメ科のものは連作障害がおきやすく、とくにエンドウはそれがひどい。できるだけ輪作を心がけていますが、せまい場所ではどうしてもムリがきます。何年もまえ、エンドウのできがひじょうに悪かったので、それいらい、栽培を休んできました。
でも、やっぱりつくりたい。工夫を重ねてマメ科を休んだ畝に、久しぶりにスナップエンドウを植えました。10月末に種を蒔いたのですが、その後しばらくは暖かかったために、思った . . . 本文を読む
私が毎年栽培するものの1つにブロッコリーがあります。新鮮さがいのちの野菜で、朝取りしてすぐに食べるのがいちばんおいしい。
種子からの育苗は、真夏にかかるし、私はルスが多いしで、とてもムリなので、購入苗を9月に植えます。これにも木炭と鶏糞とをまぜたものを与えました。とてもよく育ち、ことしの冬は近年になく寒かったのに、いたんでもいません。
ブロッコリーは花芽を食べます。最初に大きな頂芽ができ . . . 本文を読む
家庭菜園づくりの本を買って読むと、「冬は作業を休み、畑を休ませる期間です」とありました。ところがわが家のせまい菜園は、冬も休ませず、よくつかっています。
ダイコンはふつう、育ちのよくないものを間引き、育ちすぎるものを間引き、品種の特徴をそなえた平均的なものにそろえます。でも、私は、悪すぎるものは間引きますが、小さいものも、大きいものも、残します。そして密植。
競争に勝って大きくなったもの . . . 本文を読む
きのうのアマナのつづきです。アマナの芽をみつけて、ちょっと目線をあげたら、枯れたセージの枝に、チョウ(蝶)が止まっていました。いよいよ春だな、というわけではありません。チョウのなかには成虫で越冬するものもいます。私が昆虫少年だったころ、成虫で越冬するなかにモンキチョウもはいっていたんですけど、それを否定する説もあるそうですね。目の前にいるのは、キチョウのよう。
ジッとして動きません。そのまま . . . 本文を読む
寒いですねえ。暖冬つづきでユダンしていましたので、寒さがこたえます。宝塚のわが家は海抜は50mほどなんですけど、大阪にくらべてずっと寒い。プランターに水を張り、スイレンを植えていますが、毎朝、氷が張っています。
それでもきょう1月22日はおだやかで、風がなく、日が照ってましたから、あたたかでした。庭の一部が雑草の生えるがままになっています。そこに毎年、アマナが生えます。チューリップのなかまの . . . 本文を読む
大同県吉家庄郷の桑干河のほとりに「桑干河自然保護区」があります。地図で知りました。かなりの面積の湿地があり、クロヅルをはじめ、ガン、カモなど水鳥が集まっていました。でも、彼らは、自分たちが保護されていることを知りません。信じていません。くるまでそーっと近づいて…、窓を開け、写真を撮りました。そこまではよかったのです。ドアを開け、片足を地面につけるかつけないかのときに、鳥たちはいっせいに飛び上がっ . . . 本文を読む