635話)キチョウ

 きのうのアマナのつづきです。アマナの芽をみつけて、ちょっと目線をあげたら、枯れたセージの枝に、チョウ(蝶)が止まっていました。いよいよ春だな、というわけではありません。チョウのなかには成虫で越冬するものもいます。私が昆虫少年だったころ、成虫で越冬するなかにモンキチョウもはいっていたんですけど、それを否定する説もあるそうですね。目の前にいるのは、キチョウのよう。

 ジッとして動きません。そのままの状態で、まず何枚か写真を撮りました。セージの枝の影がキチョウの羽に落ちていて見苦しいんですけど、取り除く工夫をしているうちに逃げられたら元も子もありません。まずは撮ります。

 それからソーッと、ジャマになっている枝を取り除きました。でも、チョウは逃げません。何枚かシャッターを切りました。そのまま止まっています。羽を広げたところを撮りたい気持ちもあったんですけど、そこまでするのは失礼でしょう。1時間ほどたって、いってみると、チョウはもういませんでした。がんばって、春を迎えてほしいものです。といいながら、菜園の野菜の周囲を飛び回るチョウをみるのは、いい気持ちはしません。勝手なことです。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 634話)春遠か... 636話)有機栽... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。