田神六兎の明るい日記帳

田神六兎の過去、現在、そして起こるであろう出来事を楽しく明るくお伝えします。

婆さまを気遣う実姉とご主人へメール

2013年07月17日 | 日記
兄上、姉上さま

おはようございます。暑い、暑い梅雨明けでしたが、
昨日、一昨日は過ごしやすく、久しぶりに窓を閉めて寝ました。

さて、婆さまの近況報告です。
M整形外科に106日の入院で、歩行器を使って歩くことができ、
奇跡の復活と思っております。
しかしながら、認知症は少しずつ進行していると思います。

退院後は、出来るだけ環境変化を少なくするための努力をしました。
今まで、デイでの通所やショートステイで利用していたケアMを、
終の棲家になるであろうととして選びました。

病院ではケアMが思い出せないと、さかんに不安がっておりました。
幸いにも退院日には、婆さまが記憶している職員が迎えに来てくれたり、
施設の入り口で、見知った職員から声をかけられ、
少し記憶が明確になったように感じられました。

入所から2週間強の期間が過ぎました。
病院からの申し送りで、夜間10回以上もトイレへ行くそうでした。
施設は、そのことを考慮して、トイレ付きの二人部屋にしてくれました。
もちろんトイレには、車椅子で行くのですが、施設でも頻繁に行くそうです。
これも認知症の進行と思います。94歳だからいかんともしがたいことです。
考え方を変えれば、症状の進行は、婆さまにとっては、
楽になる一面もあるのでは、とも思っております。

入所2週間を過ぎても、婆さまはまだ自分の居場所が確立できない様子です。長く座っていられないので、どうしてもベッドにいるのが多くなります。
その分、他の入所者と交わりが薄くなりますし、
他の入所者の方々も認知症の人が多いので、
孤立しがちになるのはしかたがありません。

ケアMは、面会簿から察しても、面会者は少ないように思います。
私や妻は、洗濯物がありますので、一日毎には行っておりますが、
他の入所者から、「先生」とか「帰っちゃいかんよ」などと言われます。
婆さまには、それらの声が聞こえないから良いのですが、
早く施設に慣れて欲しいと思う今日この頃です。

婆さまから「家に帰りたい。」と言われ始めると、私達は辛いので、
ここ二週間に起きた環境変化を、婆さまが受け入れやすいよう
妻と二人で考えている次第です。
いましばらく、婆さまが落ち着くまで、私たちを見守りください。

暑さ続くおり、お体ご自愛のほど。    from田神六兎とその妻