田神六兎の明るい日記帳

田神六兎の過去、現在、そして起こるであろう出来事を楽しく明るくお伝えします。

歩きスマホと白い杖

2014年09月12日 | 日記
 一昨日 徹底的におしおきを!で書いたのだけど、全盲の女子高校生は外で歩くのが怖いらしい。当然だぜ。おいら達健常者だって、数センチのくぼ地に足を踏み込んだ時にヒヤッとするだろ。それだけのことでも、しばらくは地面を見て歩くだろ。それを後から人に蹴られたら、周りの人が信じられなくなるぜ。

 昔々オイラがタバコをやっていた頃、平気でくわえタバコで歩いてた。タバコを右手の指で挟んで、スタスタ歩いたこともあった。あるとき若い母親さんに「街でタバコを持ってる人のタバコが子供の顔に当たったらと考えると、街を歩かせるのが怖い」と聞かされた。私はそんなこと考えもしなかったので「言われるとおりです。これからはくわえタバコはしません。よく気が付かれましたね」と言うと、若いお母さんは「自分の失敗から覚えました。私昔はタバコをやっていたのです。ある日タバコをくわえている時、突然子供が私に抱きついたの。目じゃなくて良かったのですが、おでこに火傷させてしまいました。それでタバコやめました」と話してくれた。

 近頃の街、多くの人がスマートフォンを見ながら、操作しながら歩いている。イヤホンで耳が塞がれている人もいる。目と耳がよそ事に気をとられて、早足で歩く危険性は考えないのだろうか。自転車に乗りながらのスマホもある。危ないと思うぜ。即刻やめたほうが良い。

 
 それほどまでにスマホが手放せないものであろうか。私は朝から晩までディスプレーに向かって仕事をしている。指一本でメールも遊びも、はては映画だって観られてしまう。だからと言って釘付けにはなっていない。話す時は相手の目を見るし、PCの電源を落とす時もある。

 
 Wifiタブレットを使ってみたが、望んだ目的は叶わなかった。今では部屋の中でさえも持ち歩かなくなった。だから、スマホの魅力がいまひとつ理解できない。歳だからさ、と言われればそうかもしれぬ。

 
 ハンドルを握っている時白い杖が見えたら、多くのドライバーは真っ先に停止もしくは徐行、さらに周囲の安全を確かめるように目を配るものだ。それほど白い杖は意味を持っているのである。白い杖を見落とすような無神経はいかがなものか。こんな常識も変わってしまったのか・・。盲導犬にいたずらする社会だものねぇ~。嫌だなぁ・・・・。