田神六兎の明るい日記帳

田神六兎の過去、現在、そして起こるであろう出来事を楽しく明るくお伝えします。

性奴隷って・・・

2014年09月07日 | 日記
 朝日新聞の誤報を受けて慰安婦の像が取り沙汰されています。像の碑文を読みました。ふと、思い出したことを書いてみます。

 
 昔々の話です。『だれそれが、こんな悪さをしていた』学校の帰りの会で、一生懸命大声で話した人は多いでしょう。子供は残酷ですし、善悪に理由を与することなく決めがちです。

 
 事件は女の子が使っているトイレを開けてしまった男子がいました。女の子は驚き、恥ずかしさで傷つき、泣いてしまいました。しかしそこは男女共用便所であったうえ、ただでさえ男の子が学校で大便をする恥ずかしさと、極限まで我慢して、どうにも耐えられずに駆け込んだ便所でした。

 
 わざと開けたのではない男の子は、悪いことをした上に、女の子を泣かせてしまい学校から逃げ出しました。裏山に隠れていましたが、ランドセルを取りにこっそり帰った教室では、すでに帰りの会が終わろうとしていました。男の子は理由も言えず聞かれず、ただただ「ごめんなさい、ごめんなさい」と言うばかりでした。先生は一度叱っただけで帰りの会は終わりました。女の子達は被害にあった一人を囲んでなぐさめました。男の子達は全員が女子から叱られたような気分におちいりました。○○君は他の男の子達から「ヘンタイ、ヘンタイ」と罵られ、帰り道をトボトボと少し離れて家へ帰りました。

 
 帰りの会で黒板に議題で書かれた「○○君は女子便所をのぞきました」の文字は、罰として翌朝の朝の会まで残すことを女の子達は決めました。文字は消されずそのままでした。その日の夜、偶然にも学校でPTAの集まりがあり、これまた偶然にそれを見た親がいました。書き方が落書きとは思えなかったので、○○君にはそのような性癖があると感じ、友達からヘンタイと呼ばれつつ帰宅する○○君を思い出し、黒板の文字と友人の悪口が結びついてしまいました。以来、誰言うとなく、○○君にはそのような性癖があるという噂が親から親へ伝わったのでした。

 ○○君には一人の友達がいました。○○君は友達の親がきっと自分と遊んではいけないと言うに違いないと、いつも恐れていました。しかしどうしても我慢ができず、全部を彼に話したそうです。学校から逃げる途中で漏らしてしまったことや、裏山で隠れていた時間が無限に長く感じ、運悪く終わりの会に戻ったことなどを話しました。友人はその話を何度も何度もクラスメートに話してくれたそうです。クラスメート達は、彼が漏らしたと言ったことに真実味を感じたそうです。いつしかヘンタイのあだ名は消え、女子もその事件には触れなくなったそうです。

 次回機会がありましたら『sexual slavery』について感じたことを書きたいと思います。