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「SAPIO」11月26日号「ゴー宣」で「狼魔人日記」が紹介されていることを読者から教えてもらったが、
実を言うと、「ゴー宣」記事になることは事前に承知はしていた。
というのは、小学館の「ゴー宣」担当者から当日記の記事について事前に電話取材を受けていたから。
つまり雑誌記事にするのに正確を期すための確認の取材を受けていたわけ。
*
裁判でも法廷の中で争う法廷闘争の他に、法廷外の言論・集会等で争う「法廷外闘争」が盛んであるが、
言論が得意の有名漫画家とインテリジェンス評論家が同じ雑誌の、各々の連載記事の「欄外」で前代未聞の大バトルを始めた。
プロレスではリングの中の試合より、場外乱闘の方が面白いというマニアもいるが、この雑誌の「欄外乱闘」も興味深い。
◆先ず小林氏の「ゴー宣」欄外記事。
「言論封殺魔」は言論戦が怖いのだ。論理がないことがバレるから裏から謀略で批判を封じる。
沖縄においても、アイヌにおいても、そのインテリジェンスがデタラメであることを、『ゴー宣』で暴露されるのを恐れている。
堂々と正面から論理で戦えないのだ。
卑怯者の腰抜けめ!
(「SAPIO」11月26日号「ゴー宣」欄外)
◆「言論封殺魔」こと佐藤優氏は,
同じ雑誌の『SAPIO intelligence database(世界を読むための情報羅針盤)』 の欄外で応酬。
本紙11月12日号の「ゴーマニズム宣言」の欄外に、<佐藤優が「サイゾー」でデマを流している。わしが「最初に撃ってきた」というが、先に佐藤が琉球新報で、「沖縄は全体主義の島」という有識者、つまりわしが悪人で、金銭や虚栄心目的で沖縄を語っていると示唆したのだ。論点を誤魔化しているのも、礼儀をわきまえていないのも佐藤だ。>との記事がありましたが事実関係は異なります。
本件に関するクロノロジーは次の通りです。
①「わしずむ」2008年春号(4月発売)の「ゴーマニズム宣言extra」の25頁に私の写真を2か所ににわたって掲げた上でそれぞれ「本土の知識人に馬鹿な奴がいて」、「猫なで声で沖縄マスコミに擦り寄る、偽善的な本土の知識人」という記述がなされていた。
②これについて7月12日琉球新報で私が言及した。
③7月31日、飯田昌宏編集長より①の「記載については、配慮が足りなかった。以後気をつける」との移管の意が表明された。④本誌8月20日・9月3日の「ゴーマニズム宣言」に私に関する言及があった。従って、最初に撃ったのは私ではありません。私に関する私の基本認識は「日刊サイゾー」(htt://www.cyzo.com)10月2日、23日付けで明らかにしています。 2008年11月4日 佐藤優
◇
小林氏の場合は欄外記事とは言っても,
本編と連動した書き込みなのでそれほど違和感はないが、
佐藤氏の場合は、本編記事(ロシアのファシズム国家化)とは関係のないバトル記事を、
欄外に書いているので異様な印象を受けた。
そして顔写真と漫画のシルエットが重なって思わず笑ってしまった。
お互いに「先に撃ってきたのは相手だ!」と盧溝橋の一発のようなことを言い合っているが、
ここまで話しがもつれたら「欄外闘争」なんて子供のケンカのようなことは止めて、
同じ「SAPIO」の別紙面で「よしりんvsラスプーチン大魔王大討論」でも企画して欲しいものだ。
売り上げ倍増は間違いなしだと思うのだが。
ここで注目すべきは、小林氏が相手の最も嫌がっているパンチを急所に打ち込んでいること。
インテリジェンスが売りものの佐藤氏のインテリジェンスを関した連載記事のある同じ雑誌で
「そのインテリジェンスがデタラメであることを、『ゴー宣』で暴露されるのを恐れている」
と言い放っているのだ。
これでは佐藤氏がいうように「商売道具がデタラメ」だといわれたことになる。
この部分に関して、佐藤氏は日刊サイゾーでこういっている。
「小林さんは「SAPIO」誌上で、私の言説を「デタラメ」だと言っている。その私は、「SAPIO」に長期連載をもっている。ウソ記事を書くような人間の連載を放置しておくようであれば、「SAPIO」編集部の責任が問われます。しかも私が「SAPIO」で書いている連載は、デタラメやウソが混じっていてはいけない国際情勢分析です。「SAPIO」編集部は、読者との関係においてどう説明責任を取るのか。」(佐藤優氏、ロングインタビュー)
佐藤氏は自分の「インテリジェンス」が同じ雑誌でデタラメだといわれることには直接反論せず,
「『SAPIO』編集部は、読者との関係においてどう説明責任を取るのか。」
と9月30日の時点で,
真綿で締め上げるように「SAPIO」編集部に圧力を加えていた。
だが、それを百も承知でよしりんは「SAPIO」の最新号で,
「佐藤のインテリジェンスはデタラメだ!」と言い放ったのだ。
さぁ、どうする「言論封殺魔」殿。
再度編集部に圧力を加えますか。
それでもよしりんが今のパターン(シルエットと「言論封殺魔」)で続行するといったら・・・。
今度は「ゴー宣」を封殺しますか、
それとも自分が「SAPIO」を出て行きますか。
佐藤氏はこれまで「これは論点がないので論争にはならない」(日刊「サイゾー」)といっているが、小林氏は同じ欄外で次のように論点を絞ってきている。
わしと「言論封殺魔」との間の論点は明確である。 「言論封殺魔」発議の論点で議論するのを怖がって逃げている。
①集団自決は「軍命」か否か?
②独立論は沖縄の良心的な人々の意見といえるか?
③沖縄の新聞は偏向していないか?
④沖縄の言論空間は全体主義ではないか?
このように論点を絞って挑戦されたら、佐藤氏も、もはや「論点がない」という理由では逃げられないだろう。
上記四つの論点については、ここではコメントしないが、当日記は二年前の開設以来、
「偏向した沖縄の新聞」をネタにして本日まで続いているので、一番の証言者である。
従って、勿論ここで「沖縄の新聞は偏向している」と言っておく。
佐藤氏が知る沖縄は地元マスコミを通しての沖縄であり、沖縄紙の色眼鏡を通して見た沖縄である。
日刊「サイゾー」記事の
「沖縄は全体主義の島だ」という言説を出している沖縄の知識人がいます。彼らは沖縄での発言力もあるし、琉球新報で発言しようと思えばできるのに、その努力もしないで内地に行って発言してばかりで、リスクを負おうという姿勢が感じられません」
というくだりは沖縄の新聞の実情を全く知らないか、あえて知らない振りをしている「インテリジェンス作戦」なのかもしれない。
私は琉球新報に「ウチナー評論」という連載を書いています。私が思想的に右寄りに位置する保守的な人間だとわかっていながら、琉球新報は私にコラムをもたせている。これも、沖縄と内地の溝を埋めたいと思っているからです。琉球新報の人たちはリスクを負っている。少しずつリスクを負いながら、どこかで共通の言葉を見出せないか努力しているわけです。一方で、「沖縄は全体主義の島だ」という言説を出している沖縄の知識人がいます。彼らは沖縄での発言力もあるし、琉球新報で発言しようと思えばできるのに、その努力もしないで内地に行って発言してばかりで、リスクを負おうという姿勢が感じられません。私はこのことを言いたくて、「ウチナー論評」でも書いた。それを見た小林さんは、「『沖縄は全体主義の島だ』という有識者」を自分のことだと決めつけて、今回私を攻撃してきたわけですが、はっきり言って小林さんは念頭に置いていない。内地に行って小林さんと連携する沖縄の有識者たちの行動様式を問いたかったわけです。(日刊「サイゾー」:)
◆
有名漫画家と有名評論家のバトルゆえ、横やりを入れても興味をそぐと思うが、
小林氏が提示した四つの論点は、いずれも当日記のメインテーマでこれまで数多くエントリしてきたこと。
時々当日記のコメントも入れながらバトルを見守って生きたいと思う。
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例をあげたらきりがありませんが
1、集団自決裁判で軍命が無かったことはほぼ証明されました。
2、沖縄が独立して自立できると思っている沖縄県人は、右左関係なくほとんどいないと思います。財源のほとんどを国からの補助と基地収入に頼っている現状で、独立など出来るはずもありません。本土企業も沖縄の左翼運動を嫌って進出しません。
3、米兵と一少女のナンパトラブルを米軍攻撃の材料にする。あるいは唯一の地上戦、根こそぎ動員、基地の75%が沖縄に集中、11万人集会などなど、全て嘘です。これを偏向と言わずなんと言うでしょう。
4、軍命説に異を唱えた照屋さん、宮平さんに対する嫌がらせ、上原正稔さんの連載に対する対応など、事実上沖縄に言論の自由があるとは思いません。リスクを犯そうとしないのはむしろ、沖縄のマスコミでしょう。不都合の真実は絶対報道しない。
子供騙しの理論で武装しても、真実の前には木端微塵に吹き飛ばされるでしょう。沖縄左翼のいかがわしさを一番解かっているのは、沖縄県民だと思いますよ。うっかり物をいうと、結構面倒くさいことになるので黙っているのでしょう。私ならそんな窮屈な島さっさと見切りをつけますね。
佐藤氏の弁解が空虚でしたね…
あんな日刊サイゾーで基本認識を掲載とありましたが…あんなデタラメな文が基本認識って時点で終わってますね。
ぶっちゃけ、今の佐藤氏がやっていることはかつての宅八郎と上杉聰と全く同じw
左右論壇を徘徊した出版会の「巨塊」、いや「虚塊」がよしりんに真正面からケンカを売られた。
さぁ、どう始末をつけてくれますかね。
「切り貼り」と、「使いまわし」で出版会に君臨してきた佐藤氏の化けの皮が剥がされる時期がきたようです。
佐藤氏は「沖縄の血」と護憲を売りものに沖縄問題に首を突っ込んできましたが、沖縄問題では先輩格の小林氏が、目の上のタンコブだったのでしょう。
少なくとも沖縄問題に関する限り、佐藤氏の論は付け焼刃で、良識ある県民を愚弄する噴飯モノです。
彼の視野にある沖縄は沖縄の偏向マスコミだけです。
◆ジリノフ小沢さん
出版会は「佐藤バブル」に乗り遅れまいと、揉み手をしながら佐藤氏をノボセ上がらせていますが、「佐藤現象」が示すように、出版業界の「売れれば大物」といった「出版談合」に支えられた現象です。
佐藤氏の危うさを一番知っているのは、実は出版社です。
宮崎哲也氏がいうように、今佐藤氏の著書に嬉嬉として解説文を書いている文化人や対談をして佐藤氏にあやかろうとしている連中は「佐藤バブル」が崩壊したら青くなって、自分が泡を食うでしょう。