昨年1月の「オール沖縄・東京行動」に参加した41市町村長のうち、すでに30の首長が辺野古誘致の仲井真候補を支持。 41市町村の73%に当たる首長が「オール沖縄」を離脱したのが何よりの証拠である。

「オール沖縄」が瓦解している証拠は他にもある。

9月7日の沖縄統一地方選挙の結果、人口の多い五つの市部の市議選では、実に4つの市(80%)で仲井真支持派が過半数を超えている。⇒沖縄統一地方選

翁長氏への不信感は辺野古に集結したプロ市民の間でも噴出している。

米軍キャンプ・シュワブのゲート前では午前9時半ごろ、集会が始まった。23日に来県した江渡聡徳防衛相が11月の知事選の結果に関わらず移設計画を進める方針を示したことに対し、沖縄平和運動センターの山城博治議長は「もしそういった事態になった場合、沖縄は自立するか独立するかの議論をしないといけない」と訴えた。【琉球新報電子版】

 

 そして翁長氏への不信感はネットにも飛び火し、左翼ブログの中でも特に影響力が大きいといわれる植草一秀氏のブログ植草一秀の『知られざる真実』が連日沖縄県知事選を取り上げ、翁長氏の胡散臭さを猛攻撃し始めた。

埋立承認撤回公約拒絶翁長雄志氏支持急落へ

月13日に記者会見を行い、知事選への出馬表明した翁長雄志氏は、会見で「埋立申請承認撤回の公約化」を拒絶した。


辺野古米軍基地建設阻止を求める市民および政党、政治団体は、辺野古米軍基地建設阻止を目指す統一候補として翁長氏を支援、支持する方針を示してきたが、この図式がいま、根底から崩壊する瀬戸際に立たされている。


正確な事実を沖縄県民が知る必要がある。

(略)


名乗りを挙げたのは元参議院議員の喜納昌吉氏である。


「辺野古米軍基地建設阻止を唱えることと、埋立申請承認撤回は同義である」


これが問題の核心である。


翁長氏は現時点で埋立申請承認撤回を確約していない。


つまり、翁長氏は「隠れ辺野古基地容認派」と見なさざるを得ない。


したがって、翁長氏が埋立申請承認撤回を確約しない場合には、辺野古米軍基地建設阻止勢力は埋立申請承認撤回を確約する新たな候補者を擁立しなければならない。


このことが仲井真弘多氏を利することになるとの反論があるが適正でない。


「重大事実」を広く県民に流布して、辺野古米軍基地建設阻止を求める県民の投票を埋立申請承認撤回を確約する候補者に集中させる、一本化させればよいのだ。


翁長氏が埋立申請承認撤回を確約するなら、このまま翁長氏支持で進めばよい。


翁長氏がどうしても埋立申請承認撤回を拒絶するなら、翁長氏はもはや辺野古米軍基地建設阻止候補者ではないことになる。


それでも翁長氏を支持する勢力は、「隠れ辺野古基地容認派」=「知事利権派」ということになる。


辺野古米軍基地建設阻止を求める県民の投票が埋立申請承認撤回を確約する候補者に一本化されれば、利権派の投票は仲井真氏と翁長氏が分け合うことになる。


辺野古米軍基地建設阻止候補者の勝利の方程式を描くことができるのである。

 

2014年9月21日 (日)

埋立承認撤回拒絶の合理的根拠示せぬ翁長雄志氏

 

辺野古に米軍基地を造らせないとする県民は、大同団結して、辺野古海岸米軍基地建設を阻止するただ一人の候補者を擁立し、この候補者の当選を何としても実現しなければならない。


米軍基地建設阻止を求める政党、団体は、翁長雄志氏の擁立を決めた。


その翁長氏が9月13日に出馬表明記者会見を行った。


その模様はネット上で動画配信されているから、はっきりと確認できる。


もちろん、その模様を何度も確認している。


記者会見で質問が集中したのは、言うまでもなく


「埋立承認撤回」


である。


菅官房長官が明言したように、辺野古米軍基地建設問題の核心は


「埋立申請承認」


である。


つまり、辺野古基地建設阻止の第一歩が


「埋立申請承認撤回」


になる。


誰が考えても分かることだ。


この点に質問が集中した。

 

しかし、翁長雄志氏は、この質問に対して、合理性のある答弁をまったく示せなかった。


「保守と革新が腹8分、腹6分でまとまっているから、具体的に埋立承認撤回と明言できない」


の繰り返し。


ほとんど意味不明である。


そもそも、辺野古米軍基地建設阻止を求める翁長氏を支持する沖縄県政野党5団体は、翁長氏と交わす協定で


「新知事は埋め立て承認を撤回」


と明記する方針だった。


それが、7月、翁長氏との調整で


「新知事は埋め立て承認撤回を求める県民の声を尊重し、辺野古新基地は造らせません」


と変化した。


何が変わったのかというと、


「埋立承認撤回」の確約


が排除されたのである。


これを翁長氏は「腹8分目、腹6分目の共闘」と言っている。


つまり、いわゆる「革新系」会派は「埋立承認撤回」の確約を求め、翁長氏側にいる「保守系」会派が「埋立承認撤回」の公約化を拒絶しているのである。

 

選挙前に「埋立申請承認撤回」を確約しておかなければ、辺野古米軍基地建設は止まらない。


菅義偉氏が、「これがすべて」と明言しているのだから、結果は非を見るよりも明らかだ。


喜納昌吉氏が問題提起したのはこの点だ。


喜納氏が知事になりたいとかいう、低い次元の話ではない


現在の選挙の図式で進もうとするなら、翁長氏に「埋立申請撤回」を確約させるべきである。


この確約を得ずに翁長氏支持で突き進むのは、翁長氏支持の5会派も、県民を冒涜することになる。


県民が新しい知事を選ぶ選挙である。


県民が求めていることは、


「辺野古に米軍基地を造らせない」


ことであり、選挙前にはっきりさせておかねばならないことは、そのための、実効性のある、具体的手段について、確約することである。


翁長氏は確約を拒絶しているが、その理由について、合理性のある、人を納得させる内容を何ひとつ示していない。


翁長氏が埋立申請撤回を拒絶するなら、別の統一候補を必ず擁立するべきである。


喜納氏である必然性はない。糸数慶子氏でもよい。稲嶺進氏でもよい。伊波洋一氏でもよい。高良鉄美氏でもよい。


翁長氏支援陣営の各会派、政党は、問題の核心を「玉虫色」のまま選挙に突入するべきでない。


このような「曖昧さ」が、のちの禍根を引き起こす原因になる。


知事権力を取ることが目的だけなら、単なる権力闘争だ。


そうではなく、正統性のある、透明性のある、県民の意思を問う選挙にしなければ沖縄の政治は完全に堕落してしまう。

                                   ☆

>翁長氏を支持する勢力は、「隠れ辺野古基地容認派」=「知事利権派」ということになる。

>稲嶺進氏でもよい。伊波洋一氏でもよい。高良鉄美氏でもよい。

「純粋革新派」なら植草氏の主張に異論があるはずはない。

11月の県知事選に向けて2ヶ月を切った現在、翁長氏のような「隠れ辺野古基地容認派」に「見切りをつけて、稲嶺進氏、伊波洋一氏、高良鉄美氏の他に国連で大活躍の糸数慶子氏の擁立も急浮上している。

果たして「もう遅い」のか、それとも「今なら間に合う」のか。

貴方が革新派ならどうする?

 

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琉大祭・パネル展示企画のご案内

要綱は以下の通りです。

■パネル展「集団的自衛権、憲法改正の必要性」

~平和のためにこそ、集団的自衛権、憲法改正を!!~
in第63回琉大祭■

【会場】琉球大学 共通教育棟 3-303
【日時】平成26年9月27日(土)、28日(日)10:00~19:00 第63回琉大祭
【主催】琉球大学公認サークル「沖縄から日本を考える学生の会」(部長:法文4年 外間 完信)
【お問い合わせ】電話:080-1540-6918、メール:new.okinawa.proud.japan@gmail.com

※二年後には、憲法改正の是非を問う国民投票が行われます。今から考えておきましょう。

講義でも、学生会の活動でも基地反対、護憲の意見ばかりが飛び交う琉球大学ですが、私たち琉球大学公認サークル「沖縄から日本を考える学生の会」は、むしろ、平和のためにこそ「憲法改正」が必要だと考えています。また、こう着状態が続く「沖縄問題」の最終的な解決のためにも、普通の国の様に自分の国を自分で守ることができない憲法を改正して、日本を自立した国家にするべきなのです。詳細は9/27(土)、9/28(日)の琉大祭、共通3-303室にて!!!

※休憩スペースも兼ねてますので、お気軽にお立ち寄りください( ^ω^)

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琉球大学/法文学部/総合社会システム学科

/政治・国際関係論専攻(波平ゼミ) 四年次

沖縄から日本を考える学生の会 部長

外間 完信(ほかま かんしん)

TEL:080-1540-6918

    070-5279-1139
E-MAIL:knsnhkm15872@gmail.com

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