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昨日の慰霊の日追悼式典のテレビ中継を見ていたら、参列の福田首相の隣に河野洋平衆議院議長が居眠りしながら(そう見えた)着席していた。
行政府の代表として首相が参列するのだから、立法府を代表して河野議長が参列するのも良しとしよう。 式典中はゆっくり居眠りでもしてとっとと帰ってくれればよいと軽く考えていたのだが・・・。
今朝の琉球新報を見て驚いた。
河野議長、あの後、よせばいいのに挨拶をしていたというのだ。
いや、挨拶するくらいはまだ良い。
何と、二日後に控えた「集団自決訴訟」控訴審の被告側を援護射撃する発言をしていたのだ。
被告を応援する左翼集団がスローガンにしている合言葉が、「軍隊は住民を守らない」。
この左翼スローガンを河野議長は、多くの日本兵の御霊も祭られている「慰霊祭追悼式」の挨拶で言ったというから,開いた口がふさがらない。
この一言が、前日63年ぶりに収拾された日本兵の遺骨の御霊をどれだけ貶めたかことになるか。
これでは慰霊祭ではなく魂魄冒涜の式典ではないか。
左翼集団が自己のイデオロギー実現のため、このスローガンを叫ぶのはこの際よしとしよう。
だが、かつて自民党の総裁を勤め、立法府の代表という要職にあるものが、いかに主義主張がそうであっても、発言はTPO考えるべきであろう。
空気を読めない河野議長のためにあえてTPОを解説しよう。
T⇒日本兵も含む戦没者の慰霊祭の日。
P⇒麻文仁の丘の慰霊祭式典場。
O⇒「軍名の有無」が焦点の「裁判直前」(25日)
とにかく、琉球新報の朝刊より、「河野氏あいさつ(要旨)を引用しておこう。
わたしたちは軍が沖縄の住民の安全を第一に考えていたわけではないという疑念から目をそらしてはならない。 米軍基地の移転、縮小問題は十分な成果を挙げるには遠い状況にある。 東アジアに平和な環境をつくり、少なくとも今のような大規模な米軍の駐留を不必要とすることを目指すべきだ。 かつて沖縄の知事が(本土の人々の考えが変われば沖縄の問題は解決する」と述べた。 国政にかかわるものはいつまでも沖縄の寛容な精神に甘えることは許されない。 ケネディ大統領が、ベルリンで「私は一人のベルリン市民である」とししベルリン市民に呼びかけたように、わたしはすべての国会議員に「ワンネーウチナンチュヤイビーン(私は沖縄県民だ)」との心でこの問題に向き合ってほしい。
衆議院議長 河野洋平
◇
>軍が沖縄の住民の安全を第一に考えていたわけではない
これこそ左翼のスローガンの「軍隊は住民を守らない」そのものではないか。
圧倒的物量で「鉄の暴風」を吹きまくる米軍に対し、装備といえば銃弾もろくにない銃のみの日本兵が、
「住民の安全を第一に考える」ほどの余裕がなかったことは戦史をたどれば容易に想像はできる。
つまり雨あられと降り注ぐ艦砲射撃に晒されて、自分の命を守るのさえままならず、住民の安全に配慮する術を持たなかった部分もあっただろう。
しかし、河野議長よ、
いかに自己の主義主張とはいえ、あの時、あの場所で、英霊を冒涜する発言をしなくとも良いのではないか。
あなたが日本人なら。
◆
■秋葉原殺人鬼と大江健三郎の思考回路■
秋葉原の無差別殺傷事件で、容疑者が派遣社員だったことを理由に犯人を擁護する論がある。
「格差社会」の犠牲者だとか、利益追求に走る雇用先の責任だとか,あげくのはては「小泉改革」に遠因があると言い出すエセ評論家まで出てくる始末。
筆者者には、殺人鬼の心の内に立ち入って、犯行に至った心の闇を分析し講釈する素養もないし、またそんな趣味もない。
17人もの人間をトラックで轢いたり、ナイフで刺し殺したりした殺人鬼を理解できる(理解できると思っている)人は、屁理屈を飯の種にしている人々だけであろう。
犯人も供述を始めたようだが、犯行予定をネットに書き込んであり、
「誰か止めてくれれば良かったのに」というような文言が気にかかった。
派遣社員だろうが正社員だろうが、人間が集まるところには摩擦はつき物。
そのための悩みは、大なり小なり誰でも持っていて当たり前のこと。
その悩みが、一気に大量無差別殺人に飛躍する論理を、誰に理解せよと言うのだ。
それを、この犯人、「誰か止めてくれれば良かったのに」なんて、どこまで己の行為を責任転化すれば気が済むと言うのか。
このような卑劣な人間の「犯行に至る社会的背景」なんてどうでも良い。
弁護がましい屁理屈をこねている評論家先生方よ、
この人間のクズは、社会や家族からの疎外感を無差別殺傷で「うっぷん晴らし」したというが、
うっぷん晴らしの殺人も、社会の責任だというのか。
「うっぷん一気に崩れた」 秋葉原事件の容疑者 [共同通信] |
東京・秋葉原の無差別殺傷事件で、殺人の疑いで再逮捕された派遣社員加藤智大容疑者(25)が、警視庁の調べに、事件3日前の5日早朝に職場で起きたトラブルで「たまっていたうっぷんが一気に崩れた」と供述していることが21日、分かった。警視庁は、社会や家族からの疎外感をうっせきさせていた加藤容疑者が、トラブルを機に自暴自棄となり、無差別殺傷を決意したとみている。
うっぷん晴らしの無差別殺人では、
世の中の人間はみな殺人鬼になってしまう。
もし逮捕されたら、次のようにほざけば良い。
「誰か止めてくれれば良かったのに」と。
「私の殺人には『会社が関与』している」
「会社は『社会に関与』している」
だから「社会が悪いのだ」・・・とも。
そして「社会が悪い」とほざく甘ったれた模倣犯が次々出てくる。
大阪駅通り魔事件、背後から切りつけか [23日06:57]
JR大阪駅(大阪市北区)の大阪環状線ホームで22日、女性3人が相次いで刃物のようなもので左腕を切りつけられた。大阪府警捜査1課は連続通り魔事件とみて、傷害容疑で曽根崎署に捜査本部を設置。防犯ビデオにはつばの広い黒い帽子、大きな玉の白いネックレス、ロングヘアの30歳代の不審な女が写っていた。捜査本部はビデオ画像を公開し、行方を追っている。混雑する日曜の駅での凶行に居合わせた乗客は、東京・秋葉原の無差別殺傷事件を思い起こした。
こんなのも次々出てくる。
⇒爆破、殺害予告で毎日検挙者 捕まるのになぜやってしまうのか
◆
殺人鬼が「誰か止めてくれれば良かったのに」と責任転嫁するのは、人間のクズの戯言だと言えばそれで済むが、
同じような論理を研究者とか学者といった「識者」の面々が、大真面目な顔で主張するから呆れかえる。
突然話は変わる。
63年前の3月25日の夜、場所は座間味島の軍基地の前。
島の周囲を米軍に取り囲まれ、激しい艦砲射撃で逃げ場を失い、
パニックに陥った住民を代表して村の助役らリーダーが軍基地の梅沢隊長をを訪ね、自決ののための爆弾を要求する。
<この場面に立ち会った宮城初枝さんは手記で、梅澤氏が「今晩は一応お帰りください」とだけ発言したことになっている。そのため初枝さんの娘、宮城晴美氏や林博史・関東学院大学教授、沖縄戦研究家の大城将保氏、大江健三郎氏は、梅澤氏が「自決するな」と厳しく命じなかったことを非難。大江氏に至っては、「自決するな」と命じなかったことが隊長の「自決命令」に当たるという強引な解釈を昨年十一月九日、法廷で披露した。
また宮城氏は昨年七月二十七日の証人尋問で、これまでの取材の中で誰かから「死なないで」と言われたために自決を思いとどまったケースがたくさんあると述べ、連隊長だった梅澤氏が「死なないで」という一言を発していれば「住民は救われたというふうに私は考えております」と発言している。(世界日報 平成20年3月3日)>
◇
何と大江健三郎氏をはじめとする被告側の学者・識者の面々は、恥知らずにも、「秋葉原の殺人鬼」と同じ理屈で、責任転嫁を図っているのである。
被告側は、「自決するな」と言わなかった梅沢隊長の不作為を「自決命令」だったと主張し、強引な屁理屈を並べたてる。
これではネットで殺人鬼を擁護するエセ評論家と同じ思考回路ではないか。
「誰か止めてくれれば良かったのに」と。
大江健三郎は、もう死んでいる思う方、
そして河野議長に、寝言は居眠り中に言え、
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