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沖縄タイムス 社説 2011年11月6日 09時40分
八重山には「やらびぬ どぅ ぴぅとぅぬ しぅなだー みー」ということわざが伝わる。「やらび」とは子ども、「ぴぅとぅ」とは人、「しぅなだー」とは姿という意味だ。子どもの前で、子どもがまねては困るようなことをするな、と「八重山ことわざ事典」の著者宮城信勇さんは大人を戒める。
混迷を極める八重山地区の中学公民教科書採択問題は今週にも裁判に持ち込まれることになりそうだ。
子どもが不利益を被る可能性がある。3教委とも成り行きを座視することなく、当事者であることを忘れてはならない。もつれた糸を解きほぐすための話し合いのテーブルを設定するなど最後まで努力を尽くしてもらいたい。
教科書は来年度から4年間、現在の小学5年生から中学2年生まで使用する。対象となる石垣市内の小学生の保護者らが育鵬社版を採択した市教委を相手に、東京書籍版の無償給付を確認する訴訟を那覇地裁に起こす。同じケースの与那国町の保護者らとも連携していく方針だ。
同地区の中学公民教科書選定をめぐる動きを振り返ると、3教委から諮問を受けた八重山採択地区協議会が8月、育鵬社を答申した。石垣市、与那国町両教委は答申通り育鵬社、竹富町教委は東京書籍を選び、採択が異なった。このため9月に開かれた3市町の全教育委員協議で東京書籍を採択した。
保護者らの訴えは、全教育委員協議の採択の有効性を確認するものである。
文部科学省と調整しながら指導・助言してきた県教委も全教育委員協議の採択を有効とする。一方、文科省は協議会の答申を有効とし、今月中に一本化できなければ竹富町教委に自費購入を促す。
先月末の衆院文科委員会。質問者が、答申と採択が異なった場合でも無償となっている他県の例を挙げ「同一でないという点では、石垣・与那国も竹富と同じ。竹富だけ無償にならないのはつじつまが合わない」「協議会の答申は現場教師の意見を聞かずに強引に決めた。だから3市町の全教育委員協議で否決された」と中川正春文科相をただした。当然の指摘だ。文科省が答申にすぎない協議会の結論を根拠にするからである。
教科書の無償給付を定めた無償措置法が地区内は同一教科書とし、地方教育行政法は採択権は市町村教委にあるとする。法整備の怠慢を棚に上げ、その矛盾の責任を竹富町教委に負わせる文科省のやり方はやはりおかしい。
「育鵬社ありき」の立場で協議会会長の石垣市教育長が主導して協議会委員の入れ替えなど規約を変更。現場教師の調査員による教科書の順位付けを廃止した。
教科書選定の関係者は自らの「しぅなだー」に対する子どものまなざしに鈍感と言わざるを得ない。訴訟は解決の方法としては最終手段だ。地域を分断しかねない。
3市町教委は打開策を探る責務がある。その努力を惜しんでは、これまで先人が営々と築いてきた八重山の教育に禍根を残すことになる。
☆
この期に及んでまだこのような寝言を、社説として発表する神経の太さにはある意味感服させられる。
八重山教科書問題では当初から歪曲、捏造、印象操作、それに加え「報じない自由」などにより、読者を混乱させた発狂新聞だが、八重山のことわざを取り混ぜて読者を更なる混迷の道へ導くつもりなのだろうか。(笑)
社説で述べる疑問に対しては八重山日報の読者ならすべて明快に答えられると思うので一々取り上げないが、沖縄タイムスが言いたいことは次の点だろう。
>保護者らの訴えは、全教育委員協議の採択の有効性を確認するものである。
さすが発狂新聞、いまだに「井戸端会議(の2次会)を有効と認めよ、という神経にはあきれて言葉を失う。
>3市町教委は打開策を探る責務がある。その努力を惜しんでは、これまで先人が営々と築いてきた八重山の教育に禍根を残すことになる。
先人が営々と築いてきた八重山の教育とは、16年もの長きにわたって極左前市長の庇護のもとに、やりたい放題の違法行為を繰り返してきた事実を注すのだろうか。(爆)
■八重山日 11月6日
教科書問題 混迷続く
過熱 市教委提訴へ
対立構図解消されず
八重山地方の中学公民教科書をめぐる混迷が続いている。保守
色の強い育鵬社版採択を求める石垣市、与那国町とこれを拒む竹
富町。県も巻き込んだ対立構図は解消されないままだ。収拾に乗
り出した文部科学省は「竹富町が自費で教科書購入を」と”妥協
案”を示したが、地元は「義務教育を無償と定めた憲法に違反す
る」と一蹴。着地点が見えてこない。
「地元では『憲法違反』との声が上がっている」。10月31
日、文部科学省。沖縄県の大城浩教育長は、応対した森裕子副大
臣ら同省幹部に不満をぶつけた。「義務教育は無償」と定めた憲
法26条は、教科書にも適用できるとして「自費購入」方針を翻す
よう迫ったが、文科省側は一本化できなければ竹富町に無償措置
を適用できないとの考え方を重ねて伝え、突き返した。
混乱の原因は異なった二つの「結論」だ。3市町の教育長や保
護者らで構成する採択地区協議会は8月23日、多数決で育鵬社版
を選定。しかし竹富町は反発し、同27日、東京書籍版の採択を決
めた。再協議することになり9月8日、県の担当者も同席の上、
3市町の全教育委員による会議を開催。多数決で東京書籍版を選
んだ。今度は石垣市と与那国町が反発し、採択地区協議会の決定
が有効と主張。3市町のにらみ合いが続いている。
教科書採択制度は「各市町村教育委員会が教科書を採択する」
とした地方教育行政法の規定と「都道府県教委が決めた採択地区
ごとに同一の教科書を選ぶ」とする教科書無償措置法が併存して
いる。「地区内で意見がまとまらないという事態は想定していな
かった」(文科省)のが実情だ。文科省の見解は「採択地区協議
会の決定が有効」。ただ制度の矛盾も踏まえ、3市町が折り合え
る地点を見いだそうと、水面下で内閣法制局と法解釈の協議を進
めた。その上で竹富町の採択を「無効とまで言えない」とし、国
の無償供与の対象にはならないものの、町が購入するのは「法令
上禁止されるものではない」と位置づけた。
”玉虫色”ともいえる打開策について幹部は「竹富町に育鵬社版
を使えと強制はできないが、東京書籍版を国が無償供与するのは
無理。これがぎりぎりの線だ」。だが竹富町と県にあっさりはね
つけられ、幹部は「こちらの配慮が分かってもらえない」と嘆い
た。竹富町が公民教科書を自費購入する場合、次の教科書選定ま
での4年間で約140冊の見通し。総額10万円に満たないが同町は
「金の問題ではない」と譲らない。県も「無償措置は国が責任を
持ってやること。自治体に負わせるのはおかしい」との見解だ。
そもそも県は9月8日の会議で東京書籍版を選んだ決定が有効
との立場。この会議は一本化のための再協議だと出席者に確認し
ながら進めており、手続き的に問題はないと主張する。非公開、
無記名投票だった採択地区協議会に比べ、9月8日は住民に公開
しており、透明性も高いとする。文科省は11月末までに必要な
教科書数を国に報告するよう沖縄側に求めている。石垣市では
住民が「東京書籍版を選んだ決定が有効」として、市教委に同社
版の無償供与を求めて提訴する方針。事態はさらに過熱しそう
だ。 (共同)
■八重山毎日新聞 11月6日
教科書問題
公開された採択協会儀録
石垣市教育委員会が4日公開した教科用図書八重山採択地区協
議会の会議録。8月23日の教科書選定作業の会議録資料はA4判
両面書きで28ページに及ぶ。委員の意見が分かれた調査員の順位
付け、会議の公開、投票方法、選定結果の公表、委員の氏名公表
をめぐる議論と、今問題となっている公民教科書の選定作業の様
子を議事録で紹介する。掲載にあたっては文章を一部省略した
り、かっこ内で説明を加えたりして文意が通るようにした。3教
育長は公開、教育委員3人とPTA代表、学識経験者の計5人は非
公開となっている。玉津博克会長(石垣市教育長)は「玉津」、
慶田盛安三副会長(竹富町教育長)は「慶田盛」、崎原用能副会
長(与那国町教育長)は「崎原」と表記する。※は注
《順位付けの廃止》
玉津 平成17年3月4日付けで県教育義務課長から教科書採択
の通知文が出ているが、通知文に違反する形で調査員の
報告が平成17年から現在までなされている。この通知文
を見せたのは、一つの証明になると思ったからです。
※通知は1種絞り込みの是正を求める一方、かっこ書き
で「全発行社の教科書について報告書を作成し、その中
で数社を順位付けする」とある。
慶田盛 違反とは何ですか。
玉津 1種に絞り込むことです。
※1種絞り込みは、現場の調査員は協議会に報告する際
に、調査対象の教科書から一つに絞って報告すること。
慶田盛 私のところに17年度の資料はちゃんとある。
玉津 コピーをいただきたい。
委員 私も1種絞り込みというのは、会長の勘違いだと思う。
各教科の下のほうに、数社を順位付けをした調査票を出
している。実際にやった調査員から確認もとった。数社
全部調査して順位を付けたことは、1種絞り込みに当た
らない。
玉津 そのことは私も聞いている。これについては別のところ
で議論を深めたい。
慶田盛 いや、これは大事なことです。
玉津 調査員が複数順位付けをしてきたことは、私も掌握して
いる。ただ協議会に提出する際に、1種絞り込みのスタ
イルが残っている。
慶田盛 かっこ書きではっきりと順位付けをしていいと書いてあ
る。
玉津 後ほど事務局も含めて話し合いをしたい。
慶田盛 これでは話にならない。こんな大事なことを。
委員 1位に指名したことは1位(種)に絞ったことではない
か。順位付けの1番は絞り込みではないか。
玉津 1位絞り込みを含めて3位までの順位付けも含めて、
今、国の方が県のこういう選び方について指導する状況
にあるので、県がやっているから良いということで、こ
こで終わりにしたいと思う。そうしないと審議が始まら
ない。
慶田盛 これは大事な話。八重山だけですよね、順位を付けない
のは。
玉津 1社絞り込みは八重山だけですよね。それはダメですよ
と県が言っている。
慶田盛 1種絞り込みではなく、この順位付けはいいのでは。
玉津 順位付けにはノーコメントとします。私たちは絞り込み
をやめようということですから。
崎原 今までの協議会は調査員の1位のものを報告している。
昨年の経験からいうと、協議会で審議をしたことは一度
もない。これでよろしいですかと承認して終わってい
る。
委員 竹富町の教育長からもらった資料では、1番のものを出
しているからちょっと矛盾しているのではないか。採択
教科書として1番の教科書の名前を書いてあるからこれ
で絞られていることになるのではないか。
玉津 エンドレスの議論になるので、これで終わりにして、本
来の業務に入っていきたい。終わった後にまたやっても
よいのではないか。今日の業務は教科書を選定すること
を優先したいと思います。
《会議の公開》
玉津 今日の会議は非公開の方向でやっていくが、どうです
か。
委員 私は公開しても良いと思う。大いに注目されている会議
ですから。
慶田盛 私も公開してよいと思う。こんなにも関心を持っている
ものですから。
崎原 反対します。文科省の通知にも静謐(せいひつ)な環境
の中で選定しなさいとあり、見せ物ではない。何で公開
したいのか。注目は誰がしているのか。
委員 何の文書に書いてあるのですか。市民から注目されてい
るから公開がよい。
崎原 静謐な環境というのがこんな状況なのか。あんな状態が
静謐な環境と言うのか。
委員 ルールをうたっているので公開してもよい。
玉津 賛成、反対の意見があるので…
委員 前に確認した通りでいいのではないか。
玉津 それでは決をとります。公開に賛成の方の挙手をお願い
します。賛成少数(3人)で否決します。
《無記名投票》
玉津 教科書選定方法ですが、無記名でいくと言う流れで進め
ていくが、意義ございませんね。
委員 記名投票でもよい。きちんと意見を出したほうがよい。
誰がこの教科書を選んだということをハッキリ分かるほ
うがよい 。
玉津 記名をしたほうがいいという人、どうぞ。
委員 名前を書くことによって意見が言えなくなる。
委員 新聞報道をずっと見て、私が委員ということが分かっ
て、いち早く私のところに来た。極秘事項が極秘でなく
なっている。極秘事項がまかり通ってマスコミが騒いで
いる。そういうことがなければ委員の家へ訪問して来な
い。
崎原 あえて記名にする理由がわからない。
委員 ちゃんとした意見を…
玉津 議論が出尽くしているので記名に賛成の方挙手をお願い
します。賛成1人なので却下します。
《選定結果の公表》
玉津 協議会としては今日の会議の結果を非公開にしたいとい
うことであるが、これについて意見を。
委員 協議会の結果は公表して、教育委員会に上げたほうがよ
い。
玉津 文科省の教科書採択についての手引き等には、協議会は
教育委員会が採択した後に公表しなさいということに
なっているので、それでもあえてやるのであればその理
由を。
委員 先ほどから言っているが、毎日のように新聞をにぎわし
ているので協議会の結果を公表したほうがよい。委員と
しては問題はないと思う。
崎原 協議会の教育委員会に報告する義務はあるが、公表する
義務はない。教育委員会に報告しないうちに協議会が公
表するのはいかがなものか。
委員 なぜ文科省の通知通りしないのか。私たちはそれに沿っ
て動いている。
玉津 文科省の通知を読んで下さい。
委員 文科省の文章では協議会会議の公開も認められている。
玉津 この文章はどこからのものですか。文言を引用する場合
には具体的にどういうケースで適用できるかきちんとや
らないといけない。
委員 教育委員会に答申するまで公開しないほうがよい。これ
だけ秘密、秘密と言っている中で委員の名前がばれ、調
査員の報告書も知れ渡っている。今、結果を発表すると
教育委員への働きかけが始まる。教育委員会の場でしっ
かり再審議したほうがよい。
玉津 決をとります。1人であるので否決したいと思う。非公
式ということなので、今日のことは一切口外しないでい
ただきたい。
委員 情報がもれて委員の名簿まで漏れているので、罰則規定
を設けないといけないのではないかと思う。
玉津 調査員が推薦しない教科書として保守系の2つの教科書
が報道されているが、情報がどこからリークされている
のか、会長としては腹立たしい限りだが、今日のことを
含めて絶対口外しないようにお願いします。
《委員の氏名公表》
玉津 協議会委員8人のうち、教育長3人は公開だが、それ以
外の委員は公開、非公開なのか意見をうかがいたい。
委員 公開でよいのでは。
委員 隠すべきではない。顔を見せて(会場に)入ってきてい
るので公開して下さい。
委員 私は非公開。例えば訪ねて来られたり、文書がきたとき
や中傷を受けたときに拒否できなくなる。公開したら引
き受けないといけない。一切断れない。ある人から夜は
歩くなと言われた。
委員 私はどこから名前が漏れたのか。いろいろ電話が来て、
1時間以上の電話もあった。文書も来た。正直言って一
つの脅迫ですよ。
慶田盛 社会の流れであるので公開がよい。
委員 知らない人まで知ることになる
事務局 市情報公開条例を担当した沖国大の前津(栄健)教授に
確認したら、公開請求がきて非公開とした場合、不服申
し立てがあった場合には審査会が開かれ、協議会委員は
その時には公開が求められる。そうなると公開しなけれ
ばならなくなる。
玉津 協議会の皆さんの意見を確認しておきたい。文科省の通
知によると、できるだけ公開するとあるが、できるだけ
ということが皆さんの意見を踏まえて、ということにな
ると思うので賛否をとります。3人が賛成。賛成少数で
否決となりました。非公開にしたいと思います。
《意思表明》
玉津 9教科15種目の調査票が出ているが、今回から新たに
「その他」を設けて学習指導要領や沖縄、八重山がどの
ように描かれているという情報提供などをやった。それ
なりにやっているなと思うが、ただ一つだけクレームを
言いたくなるのは、きちんと客観的に書いてもらいたい
ということ。今後は調査員の勉強会もやっていきたいと
事務局では感じている。皆さんも多いに調査結果を参考
にして、教科書選定の結論を出していきたい。国語から
いきます。
委員 言語能力をつけるという意味で、私は東京書籍を推薦し
たい。
委員 何を自分が推薦するか一人ひとり言うのか。こういう説
明の仕方なのか、これ以外のもの(説明の仕方を)は
やってはいけないのか。
委員 無記名投票では意味がない。
玉津 できるだけ教科書名を言わないで推薦をお願いします。
委員 ちょっとおかしい。
玉津 名前を言わないで推薦できればよいですね。
委員 継続性を重要視した教科書を選びたいと思う。こういう
ふうに言えばよいですね。
委員 学習指導要領や教育基本法の改訂のポイントを押さえ
る。それから、他の教科書との横断的な取り扱いができ
るのか、そこを見る。読む気を起こさせる。国語は見た
目も大切。行間の評価、文字のポイントの問題を非常に
大事にしたい。そのような観点から選んでいきたい。
崎原 教科書名を言わないと、判断ができないのではないか。
(中略)
玉津 この辺りで終わってそろそろ投票にいきたいと思う。
委員 何のために言っているのか。どういうことが協議に資す
ることなのか。そうでなければ(明確にしなければ)
時間の無駄になる。
玉津 ここで思い切り議論をしていこうということではないと
私は思っている。自分がだいたい選んでいることをベー
スに互いがこういう観点から選びましたよ、という意思
表明だと思う。議事録を読んだときしっかりと広い視野
で議論をしている、教科書を選んでいるということを、
お互いに公表できるということが意義のあることと思
う。
《公民分野》
玉津 (調査員の報告書を紹介した後)、以上が調査員からの
報告ですが、皆さんの意見を
崎原 ありません。
委員 社会科の大きな目的は、公民を育てること。公民とは何
かという定義に基づくものが具現化されていることを取
り上げられるようなスタンスの教科書を選びたい。もう
ひとつは学習指導要領に書かれている現代社会の見方、
とらえ方というものがあり、そのような基本的、基礎的
なものを抑えている教科書はどれかという観点から選ん
だ。(中略)領土で国家をとらえるよりも、竹富島のこ
とわざにある「言葉を忘れると島を忘れる。島を忘れる
と親を忘れる」ということの延長線上として国家をとら
えたい。そういう思いで教科書を見た。
委員 思考力、判断力、表現力の育成についてどの教科書が一
番内容が合致しているのかという観点で教科書を選んだ
玉津 ほかに意見はありませんか(意見なし)。ないというこ
とでよろしいですか。投票用紙は裏返しだお願いしま
す。議事録で名前はでませんので安心して下さい。投票
をお願いします。
事務局 育鵬社5票、東京書籍3票
玉津 それでは数学に入っていきたいと思います(その後、数
学の報告書を紹介)
委員 先の公民の件ですが。
玉津 この発言は取り上げますか。
委員 実は調査員がマイナスをつけた教科書が5対3で選ばれ
たのか、ちょっと疑問。
玉津 どうしてこれを先に言わないんですか。
委員 育鵬社などは表紙に沖縄県が入っていない。米軍基地な
ども記述がない。二酸化炭素などとマイナス面がたくさ
ん書いている。なぜ推薦(選定)されるか分からない。
玉津 これは私たちが選ぶんですよ、調査員の報告はあくまで
も参考。議論を蒸し返すことになるので取り上げないよ
うにしたい。
委員 これがなぜ選ばれるのか分からない。
玉津 ではちょっと中断して今の件については議論をしたいと
思う方、手を挙げて下さい。3人ですね。
委員 マイナス面が多いのになぜ取り上げないのか。
玉津 もう投票は終わりました。最初から言っています。今の
件(報告書)は参考にするだけです。決めるのは私たち
です。名前が(報告書)に載っていないから投票しては
いけないということはない。
委員 わかります。あまりにもマイナス面が大きく書かれてい
るのでおかしい。
委員 各個人のスタンスの問題。(調査員に)選ばれていない
ものでも選んでよいかということだが、みんなよいと
言った。それが1点。もう1点は教科書をみんな見た
か。本当に自分が選びたいものを選んだか。あるいは
調査員だけのものを調べて見たか。個人が教科書を見る
スタンスが違っていたと思う。私の場合は、調査員のも
のまず大事にした。調査員のものを選ぼうと思った。そ
の次に教科書が変わった場合、今まで使っていたものと
変わった場合、もしかしたら前の教科書が私にとって良
いものかもしれないので、前の教科書も見た。その他に
今、歴史と公民でこれだけ騒いでいるので、見ないわけ
にはいかない。見ました。自分の中に基準を持って教科
書に当たっているので(報告書と違う教科書)出ていて
も不思議ではない。
委員 ただ、私たちが見ている時間と、調査員が見る時間が違
う。研究資料の中で育鵬社はマイナスがたくさんある。
崎原 調査員の資料と私に送られてくる抗議文の内容がまった
く同じなんです、調査員が書いた通りのことが抗議文で
くる。これを、私は公平な判断とは見ていない。僕の受
けた判断で、逆に調査員の判断でなく、外部からの判断
で書かされたものと(しか)理解しなかった。
委員 調査員は、何人(3人)も集まって書いているわけです
よ。
崎原 調査員が書いた文章そっくりの抗議文が送られてくるの
か。これは公平な判断とはとらえなかった。
委員 これは分かりません。
崎原 分かりませんでは通りません。
委員 調査員に失礼です。私にも実際(抗議文が)きており、
与那国町教育委員会にも流れてくる文章の内容はほとん
ど(調査員のマイナス評価)と一緒。どういうふうに調
査委からもれたのか、外部からどのように指導されたの
か分からないが、調査員が一生懸命研究したことに対し
て調査員を非難する言葉は撤回してほしい。
玉津 いろいろ意見もあるが、調査員の報告を是とすれば委員
の通りになる。一方、教育長のおっしゃるように調査員
の調査の手法として果たしてどうなるのかという疑問も
また出てくるので、調査員ありきということではいけな
い。
委員 教科書を選ぶときに教科書を勉強した調査員がマイナス
(評価をつけているん)ですよ。
玉津 分かります。これについては私たちの会則の中に、一番
大事な部分、つまり(調査員の報告に)拘束性を持たさ
ないこと、ということがある。
委員 私たち協議会委員も歴史、公民を全部読むことはできな
い。
玉津 拘束性を持たせないということは、たとえ調査員の推薦
がなくても、それぞれ私たちの判断で決めるということ
が基本。
委員 今、歴史と公民がクローズアップされているので、みん
なが本当に勉強していたらよい。
玉津 この中に調査員が推薦しないものを自分が選んだものが
ある。
委員 会長が前の時に、教科書を見なくても見たと言えばいい
ですよと話したでしょう。そういう話をしたから委員に
誤解が生じることになる。
玉津 待って下さい、今の話は。
委員 そういう話をしたから誤解を招く。
玉津 今の話は別。発言ストップ。基本的に調査員の順位付
け、拘束性を持たせる順位付けは絶対廃止するというこ
とで協議会を始めた。
委員 順位付けは良いと言っているでしょ。
玉津 これはきのう、一昨日出てきた話でしょう。いや、これ
は県が言っているだけです。私どもは県ではない。
委員 会長は順位付けは良いですからと、さっき言ったでしょ
う。
玉津 順位付けについては良いとは誰も言っていない。順位付
けについては今、国が沖縄県に対して調査が入ってくる
可能性がある。私たちは(県通知の)一番表にある一種
絞り込みはやらないということで、これだけは確認でき
る。順位付けが良いかどうかは今は議論はしていない。
委員 しかし、先ほどの会長はこれはありますよと言った。
玉津 ありますよ、しかしよく見てください1種絞り込み是正
とある。なぜか分かりませんが、こんな表現は普通はし
ませんね。かっこ書き(全発行社の教科書について報告
書を作成し、その中で数社を順位付けする)をどう理解
するかは、これからの話なので、これは出さないで下さ
い。
委員 決まった後にものを言わないで下さい。
崎原 僕はマイナスととらえていない。内容を見て下さい。素
晴らしく、指導要領に全部合っている。
委員 崎原副会長には調査員の思いをもう一度分かっていただ
きたい。今、マスコミ、沖縄県、日本全国が…
崎原 約束は守って下さい。教育委員会で採択するまで、公表
はしないことを守って下さい。
玉津 この件は最初に終わっていることであり、議論の蒸し返
すことになるので、これは取り下げて下さい。数学の投
票をして下さい。
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プロ市民、いや左に偏った連中のスポークスマン化した本島の新聞社の肥溜めのような記事と違い、事実をありのままに掲載してあり、だれがゴネて話をおかしくしていったのかがよく判ります。
沖縄に第三の新聞が設立されたときには、狼魔人さんのような方が編集長になるべきでしょう。
多数決で決まったことが気に食わなければ文句をつけ、ルールを変える、そんなことがまかり通ったら、極端な話、道を作ることから外交、防衛まで全ての事案を国民投票にかけなくてはならない理論となります。
そうなれば政治家なんて必要はありません。
政府も役所も必要ありません。
自分の気に入る結果が出るまで延々と争う。
時には子供を巻き込んで。
これが親ですか、教育者ですか?
恥ずかしいとは思わないのですかね。
左翼はアナーキストですか。
教育者なら、目を覚まして欲しいです。
あらかた、現委員長も朝鮮総連沖縄県本部の元委員長・元副委員長夫妻との黒い関係のある沖教組からの恫喝を受けてるのでしょうが、彼等はいつまで、「子供は大人の背中を見ている」の言葉通り子供に背を向けて、自己満足のためなら子供までも犠牲にする勢力のためにしかならないことを続ける気なのでしょうか。