狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

抱きつき心中の稲田防衛相、防衛クーデターを鎮圧!

2017-07-28 08:21:07 | 未分類

 

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けさの沖縄タイムスは1面トップを「稲田防衛相、辞任へ」の大見出しで飾り、それこそ鬼の首でも取ったように狂喜乱舞の有様である。

ところが稲田氏は結果的のいい仕事をしたのだ。

稲田氏は最終的に、防衛省幹部と抱きつき心中することにより、防衛省内に蔓延する「面従腹背」という悪しき空気を一掃したことになる。

そこまで深く読んだ上で稲田氏を温存していたとしたら、安倍首相恐るべきし、である。

「蓮舫・稲田辞任」で、安倍不信の潮目は変わりつつある。

何しろ、いくらマスコミが共同で安倍・倒閣運動を目論んでも野党第一党の民進党がこの体たらくだ。

■一面トップ

稲田防衛相、辞任へ

日報隠蔽問題で引責

事務次官・陸幕長も

■三面トップ

稲田氏が辞任意向

首相候補一転足かせに

防衛省内に混乱招く

■六面トップ

ドタバタ劇 批判相次ぐ

蓮舫・稲田辞任 政治不信深まる

有権者から冷めた声

「判断あまりに遅い」

与党「力不足」指摘

「責任逃れられない」

野党、問題の追及継続へ

稲田防衛相が辞任へ=日報問題で引責、黒江次官も-監察結果、28日に公表

記者に囲まれて防衛省を出る稲田朋美防衛相(中央)=27日午後、防衛省

 防衛相は南スーダン国連平和維持活動(PKO)派遣部隊の日報問題をめぐる対応の責任を取り、辞任する意向を固めた。政府関係者が27日、明らかにした。野党の罷免要求に対し、稲田氏をかばい続けてきた首相の任命責任が問われるのは必至で、政権には打撃だ。

求心力なく、大臣辞任想定内=ミサイル警戒も関係なく-稲田氏、無言で車に・防衛省

 防衛省は防衛監察本部による特別防衛監察の結果を28日に公表、併せて幹部の処分も示す。稲田氏は問題にめどが付いたとして同日にも辞表を提出、受理される見通しだ。稲田氏が辞任すれば、第2次政権以降、不祥事などによる閣僚辞任は6人目。8月3日の内閣改造までは首相か他の閣僚が兼務する。
 当初、首相は内閣改造で交代させる方針だったが、日報問題をめぐる稲田氏本人の対応に加え、省内の統制が利かないことへの批判が日増しに強まり、辞任は避けられないと判断した。先の東京都議選での応援演説では「防衛省、自衛隊、防衛大臣、自民党としてもお願いしたい」と発言し、その資質を疑問視する声も出ていた。
 一方、黒江哲郎事務次官も日報問題の混乱の責任を取って辞任する。陸上自衛隊トップの岡部俊哉陸上幕僚長も既に辞任の意向を固めている。関係者によると、政府は黒江氏の後任に豊田硬官房長を充てる方向で調整している。

防衛省を出る黒江哲郎事務次官(左から2人目)=27日午後、防衛省

 日報問題をめぐっては、昨年10月の情報公開請求に対し、陸自が12月に「廃棄した」と説明した。しかし、今年1月、陸自内にデータが残っていたことが判明。黒江氏と岡部氏らは2月、データの扱いについて対応を協議し、防衛省関係者によると、その場で「個人で保存していたもので公文書には当たらない」として公表の必要はないとの認識で一致した。
 特別防衛監察では、日報を非公表とした判断をめぐり稲田氏の関与を認定するかが焦点。稲田氏は国会答弁などで「非公表や隠蔽(いんぺい)を了承したことも、日報データが陸自に保管されていると報告を受けたこともない」と関与を否定しているが、陸自側は監察本部の聴取に対して稲田氏に報告したと説明、主張が食い違っている。(2017/07/27-22:49)

                ☆

稲田氏は「面従腹背」で防衛省クーデターの幹部と「抱きつき心中」を図ることにより、世間の目を「自衛隊の暴走」に釘付けし、結果的には防衛省内の大掃除をしたことになる。

防衛省のクーデターについて、こう書いた。

<官僚が「面従腹背」などと政治家に反旗を翻すのは一種のクーデターということができるが、それも文科省の反乱ならまだしも、防衛省のような制服組がいる省で「面従腹背」のクーデターが起きたら、「満州事変の二の舞」などと皮肉って看過するわけには行かない。>

<稲田氏が防衛大臣として無能なら、安倍首相は防衛大臣を更迭すれば済むが、自衛隊の制服組の中に気に入らない大臣は情報リークにより更迭できるメカニズムを残したままでは、「自衛隊の暴走」に歯止めをかけるのは困難である。>文科省リークと防衛省リークの違い!「自衛隊の暴走」が問題だ 2017-07-24

前川氏の反乱に続く「防衛省の反乱」に一応の歯止めを作って辞任する稲田氏は、穿った見方をすれば、(防衛省制服組に)一見無能に思わせ、彼らの本音を炙り出したという点では、無能に見えて実は有能だったのかもしれない。

何しろ省内の「面従腹背」の黒江事務次官や岡部陸上幕僚長を道ずれにしたことで、一応省内の「面従腹背」のムードを一新したことになるから。

これだけでも稲田氏の功績ではないか。

 

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コメント (9)    この記事についてブログを書く
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9 コメント

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Unknown (東子)
2017-07-28 09:14:10
「嘘をつかれたと言うことは、稲田が自衛他を掌握できていないことになる」
というテレビコメンテーターの言葉に同調する国民がいる。
すると、自民党の中から

「稲田防衛相、辞任の意向…PKO日報問題で引責 2017年7月28日7時14分」
http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20170727-118-OYT1T50124/

>政府・与党内には「稲田氏が身を引かなければ、安倍内閣が危うくなる」(自民党ベテラン)などの厳しい声が強く、

未熟な国民に合せるからこういう声になるのか、「シビリアンコントール」を説明しきれない議員(政府)が未熟なのか。
今の段階では、「シビリアンコントール」の説明は、マスコミに「報道しない自由」で無視されるから、とりあえず、国民が納得する形で納めるしかないか……。
返信する
Unknown (東子)
2017-07-28 09:14:36
制服組の暴走を防ぐ為に、選挙で選ばれた背広組をトップに据える。
階級社会だから、下は上に逆らえない。
素人の背広組は、選挙で選ばれた者だから、民意が反映される。
背広組の暴走を抑えるための素人背広組なのだから、制服組の意向に沿わない、制服組と対立する指示もあって当然。
制服組から見て背広組が余りにも素人過ぎても、逆らってはならない。
これがシビリアンコントロール。
返信する
Unknown (東子)
2017-07-28 09:18:19
稲田大臣が無能だとして、貶めることをしたら、稲田大臣を任命した安倍総理の責任に波及する訳で、自衛隊悲願の自衛隊の地位保全の9条改正を進める安倍総理に不利になるとは、陸自は考えなかったのか?

組織を守る。
これを最優先にしたなら、沖縄サヨクの主張する「軍隊は国民を守らない」に説得力がでてくる。


稲田大臣は防衛の策では、目新しいことはなかった印象。
では、何もしていなかったのか。
記事にならない→内部調査を弁護士の目でしていたのでは、ないか?
これに危機感を持った一部の制服組が、「組織を守る=既得権益を守る」ために反乱を起こした。
と、私は、想像している。
返信する
Unknown (東子)
2017-07-28 09:18:45
経験者を充てるというが、防衛大臣が専門化するのもシビリアンコントロールの面で問題だ。
防衛大臣が素人だからこそ、シビリアンコントロールになる。

防衛に関心が高まるのは良いことだが、国民に防衛意識が高まっている故に強い防衛大臣を望む。
政府は「シビリアンコントロール」を国民に理解させて、その上で、防衛するとは、どうすることか、説明すべし。
これが、「丁寧な説明」と思う。
返信する
Unknown (東子)
2017-07-28 09:19:12
「沖縄、ヘリパッド反対派に有罪 抗議活動中の牧師 2017/7/27 16:36」
https://this.kiji.is/263208480701072890/amp?c=39550187727945729

>抗議活動中に防衛省職員にけがをさせたとして、傷害などの罪に問われた神奈川県大和市の牧師吉田慈被告(32)に、那覇地裁は27日、懲役1年6月、執行猶予3年(求刑懲役1年6月)の判決を言い渡した。
>柴田寿宏裁判長は判決理由で「明らかに行き過ぎた行為で、基地反対運動の一環としても正当化できない」と述べた。

明らかに行き過ぎた行為=非暴力ではない=暴力的だ。
基地反対運動の一環としても正当化できない=「反基地無罪」ではない。


「東村高江で抗議の男 執行猶予付き判決 2017年7月27日 18時31分」
http://www.qab.co.jp/news/2017072792947.html

>この裁判は2016年8月、東村高江のヘリパッド建設現場で平和運動センター議長の山城博治被告ら男2人と共謀し、沖縄防衛局の職員に暴行を加えけがをさせたとして、抗議行動をしていた牧師の男(32)が公務執行妨害などの罪に問われていたものです。

抗議行動をしていた牧師の男(32)、未成年でないのにQABでは匿名扱い。


>判決で那覇地裁の柴田寿宏裁判長は「山城議長の声に従って、男性職員が持っていた書類を引きはがすなどしたことが認められる」とし「基地反対運動の一環であるとしても正当化することはできない」

山城被告関与を認めている。
これ、ポイント高いわぁ。


>一方、低額の罰金刑を求めていた弁護側は「結論ありきの不当判決」だとして控訴することにしています。

傷害は認めているので、争ったのは、山城被告と一緒に「公務中の」防衛省職員にけがをさせた傷害行為が、公務執行妨害になるか、だ。
怪我をさせるほど妨害しておいて、公務執行妨害にならないと主張する「反基地無罪」全開の主張。

結論ありき?
「反基地無罪」な訳ないでしょ、という点では、結論ありき。
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Unknown (東子)
2017-07-28 09:19:40
山城被告は、「ブロック積む積む」の威力業務妨害も起訴されている合わせ技だから、執行猶予は付くかしらん。

「ブロック積む積む」の公判、8月1日にある。
「ブロック積む積む」は山城被告と一緒に裁判が行われていている稲葉博被告が、概ね「ブロック積む積む」を認めている。

山城被告は、
 昨日、懲役1年6月、執行猶予3年(求刑懲役1年6月)の判決はでた吉田慈被告、傷害の弁当持ちだった添田充啓被告と一緒に行った防衛省職員の傷害と公務執行妨害
 「ブロック積む積む」を概ね認めている稲葉博被告と一緒に威力業務妨害
 ペンチで侵入禁止を示す有刺鉄線の切断(器物破損)
が問われている。

ペンチで侵入禁止を示す有刺鉄線の切断(器物破損)…本人が認めている
傷害と公務執行妨害…吉田慈被告、有罪
威力業務妨害…共犯の稲葉博被告、概ね内容を認める

山城被告、ピーーーンチ!!

「ペンチで侵入禁止を示す有刺鉄線の切断」ばかり喧伝されて、微罪で5か月拘留、人権侵害と被害者ぶっていたけど、どうなるの?
返信する
本日の沖縄タイムス投稿欄 (カウンター58)
2017-07-28 09:57:06

オピニオン面に一般投稿6本(児童生徒の「ぼくも私も」など除く)。

「核問題の解決 南北対話期待」の那覇市・大城盛安さん(68)は、1月17日、2月22日、4月7日、5月13日、6月21日に続き今年6回目の掲載。
「子の成長促す あいさつ運動」の読谷村・新城初枝さん(68)は、3月5、11日、4月16日、7月9日に続き今年5回目の掲載。
「平尾さん死去 心に名曲次々」の南風原町・金城八重子さん(78)は、1月8日、3月8日、5月5、21日、6月20日、7月5日に続き今年7回目の掲載。
「辺野古で訴訟 県の勝訴願う」の京都市・敦賀昭夫さん(64)は、1月16日、2月28日、4月1、21日、5月1、21日、6月8、29日、7月9日に続き今年10回目の掲載。
「政治家は国民の奉仕者」の糸満市・酒屋祐定さん(79)は、2月2日に続き今年2回目の掲載。
「老いて思う」の那覇市・仲尾次嗣明さん(80)は、1月1日に続き今年2回目の掲載。
 
カギカッコは投稿欄における見出し。

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Unknown (amai yookan)
2017-07-28 10:36:08

当ブログ主宰が言われていたように「制服組の氾濫=クーデター」は、人身を蝕む最悪の事態だが

かろうじて、これを防げた事は国民の一人として嬉しい限りだ。これで自衛隊員を誇りに思えるし・信頼できる。

内部情報漏洩させた「岡部俊哉陸上幕僚長・黒江哲郎事務次官」は、覚悟の上の行為・辞任だったのだろー。一色 正春さんや・田母神俊雄さんに恥ずかしくないポジション・栄誉は与えられた。のか?

稲田さんは、この「制服組の体たらくを正す為に身を呈して犠牲になった」よーだ。

ご苦労様でした。

これに較べたら・レン4はクソ。


            
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指導者の資質 (安仁屋正昭)
2017-07-28 11:54:07
稲田氏はリーダーとしての資質には恵まれていたものの
防衛相としては成長途上で大任を負い切れなかったのでしょう
父君が生きて居られれば、あのようなミーハーのような身なりで、有事の際には命を捧げなければならない武人の前に出ることは許さなかったと思います
かつて武士は元服に際し、先ず切腹の作法を教えたといいます
自衛官としても現場を知らない指揮官に命令されるのは嫌なはずです
稲田氏には、これを機に器を磨いてもらいたい
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