狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

被災地にゴミを送る不逞の輩

2006-11-18 15:03:09 | 県知事選

地震や風水害等がある度に災害地に全国から救援物資が送られる様子がテレビ等で報道される。

義捐金は全国の善意がお金と言う一つの形に変わってしまうが、救援物資は送る人々の善意が各々の送付物資に写し出され報道等を見ても心温まるものを感じる。

まだ日本も捨てたモンじゃないと一人感慨にふけったりした。

阪神・神戸大震災の時の石原軍団による炊き出しは今でも記憶に新しい。

先日、3600万円相当の自作の絵画をゴミと間違えられて捨てられてしまった画伯の話を書いた。

絵は捨てるもの、見るものではない?

ところが、ゴミ処理にことかいて被害地に救援物資としてゴミを送りつける人がいると言う。

まさか災害直後の「無料ゆうパック」制度をいいことに有料廃棄ゴミを送りつけたとは思いたくは無い、・・・が、もし有料ゴミを被災地に送りつける輩がいるとしたら日本もお終いだ。

 

被災地には全国から善意の義捐金、救援物資、ボランティアが集まる一方、窃盗、詐欺等の卑劣な犯罪者も集まると言う。(http://www.e-net.city.nagaoka.niigata.jp/data2/bouhan.html)

卑劣な犯罪のことを「火事場泥棒のようだ」と例えるが、これでは「被災地ドロボー」とも言うべき新語が生まれる。

日本も未だ捨てたモンじゃない、なんて感慨にふけっている場合ではない。

                         ◇

 中にはゴミも…長岡市が「支援物資お断り」 新地域防災計画に明記、新潟県中越地震で
 
  新潟県長岡市は17日、災害直後は原則として一般救援物資を受け入れないことを決め、新しい地域防災計画に明記した。新潟県中越地震の際、全国から寄せられた一般救援物資の処理に苦慮したことから、自治体や企業、団体の物資だけに絞ることにした。
 中越地震後約3週間で長岡市に届いた救援物資は10トントラック445台分、4万6488件に達した。応援協定に基づく自治体や企業などの約2000件を除き、ほとんどは送料無料の「ゆうパック」で送られてきた一般救援物資だった。
 ところが、一般救援物資は中身が分からず、仕分けに職員、ボランティアの負担が大きく、善意が逆に大きな重荷になった。「ごみとしか思えないものもあった」という状態で、倉庫の賃貸料もかさんだ。
 異例の善意拒否はこの苦い経験からで、この日開かれた防災会議で、災害直後は無料配達地域の指定を受けないことも含め、新しい防災計画に明記することにした。住民の意見を聞き、県と調整して年内に計画を正式決定する。(産経新聞 11月18日)

 

 

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