◆天皇夫婦、5年前の約束守る…李秀賢氏追悼映画試写会に出席 (中央日報 07/1/26)http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=84073&servcode=200§code=
明仁天皇夫婦が26日、東京地下鉄駅で日本人男性を助けようとして死亡した義人・故李秀賢(イ・スヒョン)さんの追悼映画試写会に出席した。
「あなたを忘れない」という題名のこの映画は、01年1月26日、JR新大久保駅で線路に落ちた日本人男性を助けようとして死亡した故人の話を扱った韓日合作映画で、6周忌追悼会に合わせてこの日午後、東京の日本消防開館で公開された。
天皇夫婦が民間映画の試写会に出席したのは初めてで、明仁天皇は李さんが死亡した翌年、故人の両親を招待して慰労し、その後、試写会出席の要請を受けて快諾したといわれる。
この日の行事は、追慕映画で故人の役を演じたイ・テソンさんと父役のチョン・ドンファンさん、母役のイ・キョンジンさんら俳優の舞台あいさつと天皇夫婦の入場、,試写会、追悼会の順序で進行された。
行事には安倍晋三日本首相の夫人・昭恵氏のほか、森喜朗元首相、福田康夫元官房長官、日本プロ野球ヒット王の張勲章(チャン・フン、日本名・張本勲)さんなど多数の著名人が出席した。
客席は招請を受けた600人余でぎっしり埋まり、上映が始まると、終始場内は粛然としていた。
東京の外交関係者らは、天皇が韓国関連の民間行事に出席したことには、皇室が韓日関係の改善を希望しているという意志を表す意図があると分析し、天皇の動向が靖国神社を参拝する日本政府要人や右派にとっても無視できない圧力として作用するだろうと分析した。
明仁天皇は2005年6月のサイパン島訪問当時、韓国平和記念塔を初めて参拝したほか、日本軍国主義の韓半島支配についても数回にわたり謝罪してきた。
昨年の記者会見では「戦争に反対し、平和を維持していくことが世界の中での皇室の役割」と強調するなど、「平和主義者」というのが一般の評価だ。この日の行事出席はその延長線にあると、外交関係者らは指摘した。
これに先立ち、徳仁皇太子は22日、東京で開かれた「韓中日友情の架け橋コンサート2007」で舞台に立ち、「貴重な経験ができてうれしく思う。日韓中の友好に少しでも寄与できれば幸い」と述べて注目を集めた。
■「あなたを忘れない」サイト
■2001年1月、JR山手線新大久保駅で、
酔った坂本成晃さん(37)がホームから転落し、
これを助けようとして線路に降りた、
カメラマン関根史郎さん(47)
韓国籍の李秀賢さん(26)
が電車にひかれ死亡した事件。
これに関しては、関根さんの名前をあまり聞かないのが不思議だ。
それにしても「天皇夫婦」とは何という表現だろう。
日本人なら誰でも使う「天皇皇后両陛下」という言葉を韓国ジャーナルが知らぬはずはない。
それとも、「日王夫婦」と言わないだけありがたく思えとでも言うのだろうか。
両陛下はこの催しには欠席するべきだった。
関根さんについては東京新聞が昨日の記事で触れてていた。
新大久保駅事故きょう6年
東京都新宿区のJR新大久保駅で、山手線の線路に転落した男性を救助しようとした韓国人留学生李秀賢(イ・スヒョン)さん=当時(26)=とカメラマン関根史郎さん=同(47)=が犠牲になった事故から二十六日で丸六年。この日、天皇、皇后両陛下が李さんをモデルにした日韓合作映画「あなたを忘れない」の試写会に出席され、翌二十七日に映画は封切られる。
李秀賢さんの父李盛大さん(68)と母辛潤賛さん(58)は二十五日、韓国釜山から来日した。試写会と「偲(しの)ぶ会」に出席するためだ。
二人は二〇〇一年に皇后さまと直接言葉を交わしたことがある。
李さんら「殉難者」を悼む警察庁の慰霊祭に出席し、ほかの遺族とともに皇居へ。たまたま車で通り掛かった皇后さまが車から降りて「立派な息子さんでしたね」と声を掛けたという。
試写会への両陛下の出席について「日本の皆さんが息子を忘れていないというメッセージを感じる」と盛大さん。潤賛さんは「息子は『韓国と日本の懸け橋になりたい』と言っていたが、今そうなった気がする」。
一方、「山手線には絶対乗りたくない」と話す関根さんの姉山崎操さん(57)は、今も悲しみが癒えない。
山手線の代わりに並行して走る埼京線などを利用。埼京線の電車が新大久保駅に差しかかる際にはいつも、現場のホームと反対方向を向くようにしているという。
事故直後、マスコミなどの「大騒ぎ」を見て、母と二人で「できればそっとしてほしい」と思った。母は「(息子の)行動は当然のことだったのでは。運悪く命を落としてしまったけれど」と。新聞社が読者から集めた見舞金を受け取ったが、全額の約五千万円を「社会福祉に役立てたい」と関連団体や地元の横浜市緑区に寄付した。
持病で足が悪かった母は、事故後一度も新大久保駅を訪れないまま、二〇〇五年十月に自宅で倒れて亡くなった。山崎さんも同駅に顕彰碑ができて一度だけ訪れたが、足が震えてホームを歩けなかったという。(東京新聞 2007年1月26日)
◇
命を賭して人命救助を行った李秀賢さんの勇気には感動する。
だが、同じ事故で同じく勇気ある行動をして命を失った関根さんに対して日本のメディアは余りにも冷たい。
事故当時の各紙の論調は「勇気ある韓国人に対して何もしない卑怯な日本人」といった印象操作を行っていた。
集まった見舞金五千万円を全額「社会福祉」に寄付した遺族の心を知る日本人は少ない。
韓流映画に日本のおば様族が集まるのはまだよしとしても、仕組まれた韓流プロパガンダ映画に天皇皇后両陛下を担ぎ出すとは宮内庁は一体何を考えているのだ。
この辺の考察は「博士の独り言」さんが詳しく述べている。
◆博士の独り言 http://specialnotes.blog77.fc2.com/blog-entry-362.html
【追記】19:12 「痛いニュース」さんより
「劇中の日本人はひどい描写」 映画『あなたを忘れない』55点(100点満点中)…新大久保事故題材の日韓合作映画
話の軸となる日本人少女との(障害だらけの)恋愛であるが、これはフィクション。例の事故の件は映画の最後の方に何の脈絡もなく出てくるのみであるから、これはほとんど架空の物語といってよい。当時このニュースは、勇気ある留学生の善行として報じられたが、それをさらに上塗りするかのような徹底した美談に仕上げられている。
主人公はハンサムな青年で、日本人も日本文化も大好き。韓国では、日本の曲の演奏を
(日本嫌いの客が引くからと)しぶるバンド仲間を強くたしなめるなど、すばらしい人格者だ。
温厚で頭もよく、愛情深い。悪いところがひとつもない人物である。ところが迎える日本人と
きたら、一部友人を除いてひどい描写だ。たとえば交通事故を起こしたタクシードライバーが、
ひいた相手が韓国人だからといってぞんざいな態度になったり、ましてや血を流す韓国人を
置いてその場から立ち去ろうとしたりなど、いくらなんでも非現実的すぎる。日本人を敵に
仕立てて対立軸を作り上げる以外に物語を盛り上げるアイデアが浮かばないのだとしたら、
あまりにも情けない。(超映画批評)
http://movie.maeda-y.com/movie/00858.htm
以下、2ちゃんねるの反応 ▼
【追記2】 28日 10:50
参考; 宮内庁への電突⇒「この国は少し変だ! よーめんのブログ」さんhttp://youmenipip.exblog.jp/4438492
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