狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

マスコミが逃げた田母神氏との討論

2008-11-20 08:31:46 | 県知事選

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【断 潮匡人】暴走する「文民統制」
2008.11.19 03:26
 
コラム・断
 もはや「良識の府」(参議院)と呼ぶに値しない。「招致」した田母神「参考人」の反論を封殺、与野党で「反省」を迫る。総理は元部下を呼び捨て、防衛大臣は目も合わさない。なんと冷淡な政治か。

 毀損(きそん)されたのは田母神氏の名誉と空幕長職の尊厳性だけではない。近代憲法上、最上位を占める精神的自由、その根幹をなす表現の自由すら侵害された。奪ったのは、他ならぬ「文民」である。

 テレビにも呆(あき)れた。投稿文同様、どこも中継せず、発言を切り貼(ば)り編集したあげく、非難の大合唱。当日昼には日テレで「みのもんた」キャスターが「懲戒免職」を主張、夕方の「スーパーJチャンネル」(テレ朝)では大谷昭宏コメンテーターが「単位が取れないような論文」「まさに稚拙そのもの」と罵倒(ばとう)し、こう述べた。

 「稚拙な方が、航空自衛隊のトップに立っている」「今回あんまりバカバカしいから中韓もあんまり反応してないんですね」「これ1回ですね(中略)締め直す、徹底的に締め上げる」「制服組をきちんと締め上げられるかどうかだと思いますね」

 隣の小宮悦子アナも「稚拙ですよね」「文民統制という言葉を勉強していただきたいですね、ぜひ」と追従。

 反応したくないが、放言にも程があろう。ここまで言うなら、自分で論文を書いてみろ。本来の文民統制に加え、法の支配や立憲主義、人権の不可侵性も基礎から勉強し直せ。彼らこそ1度、徹底的に締め上げてはどうか。(評論家)

                                                 ◇

筆者の潮氏は、11月16日のテレ朝「サンデープロジェクト」に出演して、自衛隊OBの志方俊之帝京大学教授とタッグを組んで朝日OBの軍事評論家・田岡俊次氏と「田母神論文」についてバトルをしている。

同番組のHPから引用すると、こうなっている。

これは「言論クーデター」か!?
田母神論文問題を斬る!

航空自衛隊の制服組のトップである幕僚長だった田母神俊雄氏が民間の懸賞論文で「我が国が侵略国家だったというのは濡れ衣」などと主張した問題が波紋を広げている。政府は、「現職の自衛隊幹部が政府見解と異なる意見を主張するのは問題」として田母神氏を降格、定年退職としたが、田母神氏は参考人として呼ばれた国会で「私の書いたものはいささかも間違っているとは思わない」と延べて、自説を撤回するつもりが無いことを強調した。
この田母神論文問題は、田母神氏一個人の問題にはとどまらない。田母神氏が最優秀賞を受賞した懸賞論文には97人もの自衛官が応募しており、田母神氏は国会で「私が呼びかけていれば1000を超える数が集まる」とうそぶいた。
田母神氏の論文や発言から読み取れるのは彼が日本という国家に抱いている「苛立ち」だ。田母神氏や田母神氏に共感する自衛官は、一体何に苛立っているのか?一体自衛隊の中で何が起きているのか?
今の状況を昭和一桁の時代に似ているという人がいる。当時、日本は不況が続いていたが、政財界は汚職にまみれ、現状を憂う軍人達がクーデターを起こす。5.15事件と2.26事件だ。

果たして今回の田母神問題は「言論クーデター」なのか?
平成ニッポンの自衛隊にクーデターの危険性は無いのか?

陸上自衛隊と航空自衛隊のOBである識者二人と軍事ジャーナリストを招いて、
歴史認識から自衛隊の現状まで、田母神論文問題の論点を語り尽くす!


≪出演≫
志方 俊之(帝京大学教授 元陸上自衛隊北部方面総監) 
潮 匡人(帝京大学准教授 元航空自衛隊三等空佐)
田岡 俊次(軍事ジャーナリスト)

                  ◇

タイトルの「言論クーデター」は司会の田原氏が、

11月11日の「筑紫哲也追悼番組」に出演したとき、田母神氏の国会招致に話題を振って、

「これは言論クーデターだ! 筑紫さんが生きていたら(田母神氏)をコテンパンにやっつけていたはず」と口走った言葉から取ったのだろう。

「サンプロ」放映当日の日曜日の朝、ブログネタにでもしようかと思って見ていたら、討論も何もあったものではなかった。

志方・潮の自衛隊OB連合軍の圧勝で番組は進行し、田岡氏の勝利を信じていた田原氏も形勢不利に狼狽して、

レギュラーコメンテーターで毛沢東崇拝者の高野某氏に援軍を求めたが、

このお方も「むにゃむにゃ」でナニを言っていたか意味不明で、内容は失念してしまった。(笑)

結局、討論らしい討論にはならなかったので、

当日記のブログネタとしてはボツにしてあったのだが、

潮氏のコラムを見て再度エントリを思い立った。

だが、田岡氏の反論に傾聴に値するものがなかったので、記憶もほとんど削除されていて、さー困った。(笑)

ただ、最後に田岡氏が、追い詰められたように早口で放った言葉には笑ってしまった。

あまりの早口とカツゼツ不明瞭のため、聞き取れなかった人が多かっただろうが、

田岡氏は紛れもなくこのように言った。

国家機密の漏洩だって。(爆)

これは重大な国家機密の漏洩だ! このような無能な人物がトップにいるということを、世界中に知らしめたことは、日本の自衛隊が無能であるという国家機密の漏洩であるから」。(要旨)

苦し紛れの屁理屈とはいえ、これには笑った。

田岡氏の理屈によれば、自衛隊のトップは「村山談話を信奉して、日本は悪い国だと、世界中に謝罪し続ける」デク棒のような人物であるほうが、有能な指揮官と見えるのだろうか。

世界の常識で言えば自分の国を貶める思想の人物が軍隊のトップにいる国より、

自分の国は素晴らしい国として誇りを持つ指揮官をトップに戴く国の方が強敵なのである。

田岡氏の「国家機密漏洩論」に従えば、田母神論文は、日本の自衛隊には「国を愛するサムライ」がトップにいるという機密を漏洩させたことにはならないか。

この機密漏洩は「核抑止力」と同じ理屈で、「愛国の志士」が自衛隊のトップにいるということが、日本の安全保障にとって大きな抑止力になっている。

だが、自虐主義者の田岡氏にには、これがまるで見えないのだ。

 

最近、潮が引くようにテレビの「田母神バッシング」が消えているのは、

下手にバッシングすると田母神氏から「反論させろ」と申し出られたら手が付けられなくなる、という思惑からだろう。

何しろ田母神氏は呼ばれたら何処へでも行って自論の正しさを述べると公言しているのだ。

卑劣なテレビコメンテーターたちは、黙して時間の経過を待つしか打つ手はないのだろう。

田母神氏の論文の些細な部分のあらさがしを して稚拙だと切り捨てている論者もいるが、田母神氏は歴史学者ではない。細部に間違いがあれば議論の結果正せばよいことだ。

田母神論文を、「空幕長の立場をわきまえない」という理由で、批判する論者もいるが、

むしろ大半の日本人が思っている本音と、「村山談話」という政府の公式見解が乖離しているということを、

自らの首と引き換えに世論に訴えたたという点で、田母神氏の功績は大きなものがある。

国会招致が生中継でなかった理由は、田母神氏がテレビで持論を展開した場合、

多くの国民が彼に共感してしまうということをマスコミが警戒したため・・・・今ではこれは周知の事実となっている。

卑劣なマスコミは、彼をマスコミに登場させればさせるほど、彼の意見が支持されていく結果になっていくということを察知して逃げをうっているのだ。

本人を呼ばなくとも「サンデープロジェクト」での田原・田岡連合軍の狼狽振りが他のマスコミに動揺を与えたのだろう。

これまで田母神氏を口汚く罵倒してきた各テレビ局及びコメンテーター諸君!

今度、ぜひとも田母神氏を番組に呼んで、議論を戦わせてほしい。

だが、卑劣なマスコミは議論を避けて、田母神氏が忘れ去られるまで「今後この話題には触れない作戦」を押し通すであろう。

マスコミも言論封殺魔だ!

【おまけ】【動画】

テレビが報じない「国籍法」

と「対馬問題」

そして「与謝野氏の反乱」

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3 コメント

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Unknown (涼太)
2008-11-21 01:28:28
狼魔人様

昨日は拙い疑問に丁寧な解説ありがとうございます。
私も、沖縄が一部左翼が報じるような反日の島とは思っていません。今でも沖縄料理店に足を運んでいます。

左翼勢力は、圧力を加えると怯んでしまう人には強気に出ますね。逆に毅然とした人には弱いように思います。
日本が、弱気で謝罪を繰り返す以上中国も韓国も無理な要求を繰り返すでしょう。
「国籍法」も衆議院を通過してしまいました。
本当に日本はどうしたんでしょう。

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田岡のつぶやき (むだばなし)
2008-11-22 02:35:49
田岡のつぶやいた「国家機密漏洩罪」は下手なジョークのデッドコピーだ。

 中共や北朝鮮やソ連のような独裁国でトップを批判したり、愚か者呼ばわりは絶対禁止事項だった。そういう国で次のようなジョークが流行った。

「〇〇主席はバカだ」と記事に書いた記者が逮捕された。その罪名は主席侮辱罪ではなく、「国家機密漏洩罪」だった。

いつも自衛隊を貶め,反論してはいけない自衛隊員に悔しい思いをさせていた田岡が苦し紛れにこれを言ったのが面白い。

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Unknown (狼魔人)
2008-11-23 12:39:36
むだばなしさん

こんな古い「共産国ジョーク」を持ち出さないといけないほど、田岡氏は焦っていましたね。(笑)

それでも、「こんな古いジョークがある」とでみいってから「国家機密漏洩説」を言っていたら多少は良かったのでしょうが、真顔で真剣に言っていたのが哀れでした。
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