狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

面子丸潰れの文科省、竹富町の反乱

2013-04-09 07:29:10 | 八重山教科書採択問題

 

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 繰り返すが当日記の読者はレベルが高いのが自慢。 八重山教科書問題は既に賞味期限切れと認識の模様である。

一昨年の夏以来約2年にわたって全国を騒がせた八重山教科書問題は、既に決着がついたものとして、続報を書いても反応は低く、ランキングも逓落の状況である。

そりゃそうだろう。

北朝鮮のミサイル発射予告に対し、防衛省が県内に迎撃ミサイルPAC3を常駐するというニュースが社会面トップを飾るこの時期に。

いまさら決着のついた教科書問題など興味を失うのもむべなるかな、ではある。(北の暴挙に対する抗議決議や抗議の県民大会が開かれないのは不可解だが)

が、2年前の7月、この問題に誰よりも早く火を点けた手前が当日記にはある。

騒動の責任者である大城浩前県教育長と慶田盛安三竹富町教育長の2人の「沖縄のヒトラー」が、断頭台の露と消え果てるのを見届けるまで、しつこいのを承知で、続報を書き続ける。 

             ☆

竹富町、東京書籍教科書を配布 国指導受け入れず

2013.4.8 12:00

沖縄県竹富町の大原中で配布された東京書籍版の公民教科書(左下)=8日午前

縄県竹富町の大原中で配布された東京書籍版の公民教科書(左下)=8日午前

 沖縄県八重山地方(石垣市、竹富町、与那国町)の中学公民教科書採択問題で竹富町教育委員会は8日、他の2市町と同一の育鵬社版を使うよう求めた文部科学省の指導を受け入れず、2013年度も東京書籍版を生徒に配布した。昨年に続き今年も町にゆかりのある篤志家の寄付金で31冊を準備した。このうち西表島にある大原中では、始業式後の午前10時ごろ、教室で新3年生の9人が新しい教科書を手にした。

 教科書無償措置法は採択地区内で同一の教科書を使うよう定めている。だが竹富町は11年、八重山採択地区協議会が答申した保守色の強い育鵬社版を拒否。採択権限が各教委にあるとする地方教育行政法を根拠に東京書籍版を選んだ。

 文科省が無償給付の対象としなかったため12年度は寄付金で購入した23冊を配った。文科省は今年3月、義家弘介政務官を町に派遣し同一教科書を使うよう指導したが、町教委は「違法行為はない」としている。

         ☆

慶田盛氏がとうとうやってくれた!

本年度も竹富町では、文科省から違法と言われる東京書籍版公民教科書を使用することを実行した。

文科省の指導を踏みにじってくれたのだ。

8日の衆院予算委員会で、下村博文文科相は、共産党の赤嶺政賢が竹富町の現状を質問したことに対し、「違法状態」と明言した。

下村大臣が「違法状態」と国会で明言した同じ日のほぼ同じ時刻。

問題の竹富町では下村大臣の答弁をまるであざ笑うように、違法といわれる東京書籍版教科書を生徒に配布した。

慶田盛氏はかつて、「戦争賛美の教科書(育鵬社版)は生徒の手に触れさせない」などと豪語していた。 慶田盛氏は己の信念を貫き通したわけだから、その意味ではゴリッパといわざるを得ない。

ただ文部大臣としては、これほど顔に泥を塗られながら前民主党政権のように拱手傍観していたらどうなるか。

文科大臣の矜持を保つことは出来ない。

法治国家の文部行政を扱う最高責任者として打つ手は一つ。

行政訴訟である。

下村大臣は、「県教育委員会と同町教育委員会を引き続き指導する方針」などと国会で、答弁しているが、生ぬるい。

県教委は責任転嫁に終始し、既に機能不全の状況にあることは、県民周知の事実。

文科省が地方自治体を指導し、それに反旗を翻したので行政訴訟に打って出るということは異例のことらしいが、担当大臣の指導に反旗を翻すこと自体が異例のこと。

異例の訴訟もやむを得ないのではないか。

被告台に立つのは、竹富町教委と県教委だが、騒動の一番の責任者である大城浩前教育長を法廷に引き釣り出さねば、真相の解明は不可能である。

八重山教科書問題は一応決着の様相だが、文科省が行政訴訟に踏み切ったら興味深い第二幕の開演となる。

慶田盛氏が抵抗すればするほど、大城前教育長の旧悪が白日の下に晒されることになる。

【追記】10;05

大城浩前県教育長は、3月30日、琉球新報の「退任の大城浩教育長に聞く」と題する囲み記事で、在任中の自分の「功績」を自慢しているが、世間を騒がした「ゼロ校時問題」「八重山教科書問題」について次のように答えている。

■ゼロ校時問題:「長年続いた課題を行政トップの責任として(戒告処分で)決着がついたと思っている。 沖縄の学力向上に大きな問題役割を持っているので、学校現場では安心して続けて頂きたい」

■八重山教科書問題:「竹富町に無償されるよう文部科学省へ要請してきたが、課題が残ってしまった。 国は、今回のような事態が起きないよう市町村の採択を含めた方策について「、配慮して頂きたい」

この男、自分が仕出かした不始末に何の責任も感じていないようで、29日の沖縄タイムスの同様の記事では、誇らしげにこう述べている。

だがこの男、1学校につき年間約2000万円にも及ぶ大金が20年近くも違法に教師に支給されていた事実については、完全にスルーである。

八重山の教科書問題については教科書無償措置法と地方教育行政法の整合性については国に問題提起をしたと考えている」(どや顔の写真付き)

玉津vs慶田盛、無償法は地教法に優先!

八重山教科書問題 竹富町教委の判断尊重を
琉球新報 社説 2013年4月8日

 きょうから新学期。児童・生徒は新しい教科書の匂いを感じながら、勉学への意欲を燃やすことだろう。竹富町の生徒たちもぜひ、そうあってほしいと願う。
 しかし、中学で使用する公民教科書について、竹富町教育委員会が八重山採択地区協議会の答申した育鵬社版ではなく東京書籍版を独自に採択し、国の無償配布対象から外されている問題は未決着のままだ。
 このため、竹富町の中学には町教委の判断に基づいて、公民は東京書籍版がいったんは配布されるようだ。昨年度同様に無償配布の対象とならずに寄付で賄うことになりそうだが、文部科学省がどう対応するかが注目される。
 文科省は無償配布されない状態は教科書無償措置法(1963年制定)に違反しているとして、育鵬社版の採択に向けて竹富町教委と県教育庁への指導を強めている。確かに解消すべき状態だが、しかし育鵬社版の押し付けが根本的な解決につながるとは思えない。
 教科書無償法は、広域の採択地区の同一教科書であることを無償の要件としている。ただ、広域採択にしている理由は、教科書配布の効率性などを確保するためでもあると理解されている。
 立法の趣旨はあくまで、憲法の精神にのっとって、教科書を無償配布することで子どもたちの教育を受ける権利を保障することであり、広域採択がこれを上回って尊重されては本末転倒である。
 そもそも市町村、あるいは学校単位で使用する教科書を決められるようにすべきだなど、広域採択の改善の必要性はかねて指摘されている。一方で、地方行政教育法が定める各教委の採択権も尊重されなければならない。
 文科省はこうした事情を総合的に勘案し、憲法の精神を尊重して独自採択であっても無償配布できる方法を模索すべきだ。無償配布できない異常事態を、広域採択を理由に育鵬社版を強要することで解決しようとすれば、学校現場の混乱を招く。
 文科省は拙速を避け、これを契機に法的矛盾の解消も含め、教科書採択の仕組みの見直しを本格検討すべきだ。そして、今回は竹富町教委の判断を尊重し、無償配布も検討しながら4年に1度の教科書採択の次のタイミングまでに環境整備を図り、次回こそ疑問や混乱を残さないようにする。これが問題解決の筋道ではないか。

                        ☆

沖縄タイムスが態度を一変、県教育庁の二枚舌発言を批判し始めたが、一方の琉球新報は未練たらしく、今度は「泣き落とし」で竹富町を援護しているつもりらしいが、「学校現場の混乱を招く」などと泣き言を言っても、既に手遅れである。

これまで時間がタップリ有ったにもかかわらず、イデオロギーのためごり押しで押し通した慶田氏の言動に対し、石垣市の読者よりメールが入っているので以下に紹介する。

くだぐた理由をつけて、宿題を提出しない生徒の指導の仕方、難しいですね。先生が口で言うてたので、忘れた。ませた子は、先生の口頭の通知は効果がなく、無効。・・・・・???

現役時代の「慶田盛」先生、優しかったか? の問いに、と、と、とんでもない! 世界全図を包んだ筒棒で思い切り引っ叩たかれた。
あの時の痛みは今も忘れない、と答える元教え子の生徒、50代半ば過ぎ男性。
たまたま聞いてみたのです。それで、提出期限、報告期限を守らぬ者は、親(県教育長)も呼び出し、同意のうえで、世界全図の筒棒で思いっきり引っ叩く。引っ叩く箇所は、・・・。えーと、どこにしようかな。


そういえば、4月6日「八重山日報」紙「記者席」、新入学1年生のランドセルに付ける黄色の交通安全カバーの贈呈式、場所は八重山警察署。慶田盛教育長は、自宅が近く徒歩数分の距離。玉津教育長、やや遅れて到着。それを見た慶田盛教育長、子どもや皆がいる前で「教育長が遅刻するとは!」と一喝したとのこと。

格好つけて、「日時の約束には相当厳しい」お方のようですね。ですから、日時を守らないと思いっきり引っ叩くべし。いじめ、虐待になる、と喚く?
身から出た錆。引っ叩かれること、覚悟のうえの確信的反抗、同じ目に合わせると自分のしたことがよく分かって反省する。子供じゃなし、これじゃダメか。


いずれにしても、文科省は、慶田盛教育長の竹富町教育委員会の報告書の内容、納得いかない場合、期限を厳守するよう付記して、その都度報告を求める。
報告書提出の期限に「遅れた場合は処分される」、とだけ書いておくことです。

竹富町教育委員会、県教育庁、新学期早々、報告書作成、提出、作成、提出に大忙しだろうな。「はじめに」から本一冊できる程のボリームある報告書の提出を求められるか。「身から出た錆」。最期まで頑張れ!! 衆議院「文部科学委員会」の 国会喚問も予定するように、慶田盛竹富町教育長、全国民に対し、「憲法の理念」とやらを説明する責任があります。時間を守って、頑張れ!!
新聞社の応援はもうない。毎日の「八重」も「教科書問題、歴史的、実証的な検証にさらされるだろう」の捨てせりふを書き、他人事のように逃げた。(笑

石垣市読者

八重山教科書 新学期前決着できず

球新報 2013年4月5日

 本年度から竹富町内の中学校で使用する公民教科書をめぐり、諸見里明県教育長は4日、県教育庁で会見を開き、竹富町が東京書籍版を使用する見込みを述べた上で「竹富町教委の決定を尊重せざるを得ない」として町内中学校の新学期が始まる8日までの一本化を、事実上断念したことを明らかにした。 一方、文部科学省は竹富町教委に対し、義家弘介文部科学省政務官の教科書一本化を求めた指導以降、どのような検討をしてきたか報告を求める文書を郵送した。県教委に対しても竹富町教委への指導を継続するよう求める文書を出しており、文科省から県、竹富町への一本化を求める圧力が強まった格好だ。文書はいずれも3日付。
 町教委への文書で(1)義家政務官の指導後に行った検討内容(2)教科書無償措置法違反の状態についての見解・違反解消の方策(3)八重山採択地区の需要数報告がないことへの見解・解消の方策-の報告を求めている。地方教育行政法上の「指導」として出した。
 慶田盛安三竹富町教育長は「2011年11月に、無償給付対象外の教科書使用は市町村が一義的責任を負うと閣議決定したのに、決定に反する指導をなぜ今やるのか」と不快感を示した。
 教科書問題に詳しい山口剛史琉球大准教授は「県教委が3市町の協議の場を設定し解決しようとしてきた流れを無視し、文科省は『竹富町が悪い』と言ってきている。指導というより政治的介入、どう喝だ」と指摘した

              ☆

 参考記事:
「政治介入に屈した」批判の声
<育鵬社を採択している与那国町の崎原用能教育長は「県が採択の違う両者に配慮したから問題が長引いている。今回も県のパフォーマンスの可能性もあり、注意深く見ていきたい」と述べた。>

 

 参考エントリー:
玉津vs慶田盛、無償法は地教法に優先!

八重山教科書問題 竹富町教委の判断尊重を

 

【おまけ】

仲新城誠(なかしんじょう・まこと)さん(39) 八重山教科書問題検証本を執筆 「法の上に世論。違法まかり通る」2013.4.6 01:09

八重山日報の仲新城誠(なかあらしろ・まこと)編集長 =3日、東京都千代田区(荻窪佳撮影)

八重山日報の仲新城誠(なかあらしろ・まこと)編集長 =3日、東京都千代田区(荻窪佳撮影)

 沖縄県・八重山地方(石垣市、竹富町、与那国町)で日刊紙を発行する「八重山日報」の編集長。といっても自身を含めて取材記者はわずか4人の小所帯。一人何役もこなしながら取材、編集に駆け回る。教科書採択をめぐって紛糾した「八重山教科書問題」の取材を通して“沖縄世論”の異常性を糾弾する「国境の島の『反日』教科書キャンペーン」(産経新聞出版)を上梓(じょうし)した。

 「沖縄ではメディアのほとんどが反日左翼的な報道姿勢のため、県民も記者も“洗脳”されている」。こう言い切るのは八重山日報もかつて、大手地元紙の「琉球新報」や「沖縄タイムス」同様、反戦平和、反米の論調で、自身も洗脳状態にあったと思うからだ。

 きっかけは平成21年の米海軍掃海艦の石垣港入港。日米地位協定で認められているが、当時の石垣市長は入港を拒否し、反対派約100人も港を封鎖した。「法律違反は明らかに座り込みをして入港妨害している人たち。さすがにおかしいと思って米軍の主張も記事化した」

 「沖縄では法の上に“沖縄世論”があり、違法で理不尽なことがまかり通る」。その最たるケースが、法に基づく採択結果が公然とひっくり返された八重山教科書問題だった。

 「騒いでいるのは一部の活動家たち。それを沖縄のメディアが大きく取り上げ、あたかも民意であるかのように作り上げていく。それが“沖縄世論”だ」

 中国公船による尖閣諸島周辺の領海侵犯が相次ぐ中、尖閣に一番近い新聞社として、“沖縄世論”に流されない真の報道を続けていきたいと思っている。(河合龍一)

 

 

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