どうも喧嘩の展開が呑み込めないのでイメージを追ってみる。
14の展開になりました。30分の中の13分余りを占めます、覚えやすくするための自分への作業ですから、時間のある方は下記をどうぞ。粗筋ばれにはなりますが有名な落語「締め込み」ですからネタバレのところまではいかないと思います(^_^;)。
①亭主が帰って来るとかみさんは湯に行っている、泥棒が逃げ遅れて風呂敷包みを置いて床下に隠れている。風呂敷包みを見て女房が男と駆け落ちをしようとしていると思い違いをする。
②お湯から帰って来たかみさんが遅くなったことを謝り、亭主に先に湯に行って一杯やった方が疲れがとれるからと勧めるが亭主の機嫌悪そうな顔に気が付き、どうしたのと聞く。亭主はこの顔に飽きが来たかと言う。
③かみさんは自分の湯の帰りが遅かったから怒ってると思い謝るが亭主はそんなことじゃないと。
④かみさんはいきなり怒られ誰かと喧嘩したんだねと言うが亭主は家を出て行けと言う。
⑤かみさん:何だい出てけってな、亭主離縁するから出てけ、かみさん理由を聞く、亭主:黙って出て行けと。
⑥かみさん、そうはいかない何が気にらなくて出てけと言うのと聞く、亭主:てめーの胸に聞け。
⑦自分には分かんないから、亭主おめーは間男してるんだ。
⑧かみさんあきれる、何を証拠に。亭主:ここにある風呂敷包みだ。かみさん:何だいそれは。亭主:てめーがこさえて中見てみろ。かみさん:なんでこれが証拠になるの。
⑨亭主:てめーがこしらえたから証拠だ、行きがけの駄賃にしようとしたんだ。かみさんまたあきれる。
⑩亭主:うるせーぐーとでも言ってみろ、かみさん:なにを言ってるんだいばかばかしい、こしらえた覚えはない。亭主:じゃ誰がつくるんだ、かみさん:知らないよ私は覚えはないよ、あ おまえさんがこしらえたね。
⑪亭主:どうして俺がこしらえるんだ、かみさん:おまえさんこそ女ができたね、これを持って金に換えようてんだ、亭主:何を言いやがる、かみさん:ごまかそうと思って言いがかりをつけ自分のしてることうやむやにしようってんだ、私の着物まで金に換えて女にやるなんてひどいじゃないか(泣く)。
⑫亭主:泣いてごまかすな三島オコゼ、ショウサイフグめ・豚灸、かみさん:豚灸てのは何だい、亭主:豚が灸すえられた時の顔。
⑬かみさん:昔のこと忘れたかい、亭主:昔どうした、かみさん:伊勢屋さんでのこと、亭主:おめーは伊勢屋の飯炊きだ。
⑭かみさん:はばかり様・・・おまえさんの方から口説いたんじゃないか、亭主:つまらねいこと言うな、かみさん:本当のことじゃないか・・・急になんで豚灸になるのちきしょうめ、亭主:うるせーこん畜生。