改めて振り返っています。
家内が入院した29日間を、家内の一言一言と子どもと私を。
亡くなる一週間前でしたか交替で付き添っていた子どもたちに「○〇ちゃん、一杯いっぱいありがとう」「○〇ちゃん、一杯ありがとう」次男と三男に家内が言いました。その後私と二人きりになった時「死にたい」と言いました。
家内との結婚生活は凡そ36年で22年前に心身共に体調を崩しましたが当時三男が小学1年生になる1月のこと長男は施設に入所していましたが病院に入院することなく子育て家事をやってくれました。その後弟たちが働くようになって長男を施設から家庭に戻し家族5人の生活の切り盛りをやり、5年前に発癌したのだと思います。
家内が病気とどう向き合っていたのか、わたしはその生き様を折に触れて思う日々を迎えています。
体調の変化をどのように自覚し医者に行くこともなく家族にも知らせず家庭を守ることに専念したのか。
今、わたしが思えることは家内は与えられた寿命に自らの生命を捧げきった何の力も借りずに・・・そうではないかと思います。