昨日は15分弱の語り。
リハ1回本番1回やって今朝起きて左肩が凝っていました、右肩は五十肩がまだ残っています。多分きのう着物(和服羽織)で左右の腕でゆっくりとした動きをしたからでしょうか!?立ち姿でピンスポエリア内での動き扇子一本使いました。いろいろありましたが概ね好評だったそうです。
それは兎も角今一度表現について、自分は何故体と声を使って演じることを続けているのだろうかと改めて考えています。
28の時職業俳優を辞めて帰郷、55の時「田布施座」を旗揚げ10年間無料公演それからは木戸銭千円頂いて公演をするようになって5年、生活のためではないです。落語を例にとりますと飲み物をワンドリンクとチョットしたお菓子を付けて1,500円でやっています。ある時もう良いだろうと判断しました。たとえば自分の落語1時間1枚千円の価値を付けたのです。妥当と思っています。2,000円はまだ頂けません。この判断はお客様が決めてくれます。千円なら観に来てくれるのです。落語に関してはそのようにして話芸を精進していくのです。
さて、自分の演技です。比べて良かったという思い出はあります。近年は3日やることが多くなっています。その、どの日が良かったと言うことです。反省することの方が多いです。
なぜ自分はこんなことを繰り返しているのか、今自分はどの程度なのか、それを確認するにはお客様の前でしか本当のことは分からないと思っていますが、1時間の公演のために私の場合落語ですと200時間は稽古に必要です。もう少し要るかもしれません。わたしは趣味とは思っていません。
じゃあどう思っているのか。
その作品を自分のからだと声を使って客席に伝えるのが目的です。自分の限界域を広げていく鍛錬をしているのです。苦しい時もあるけど楽しい。
お客様が認めてくれて尚楽しいし嬉しい。