<吉原中言神社 よしはらなかごとじんじゃ>
普段あまり聞き慣れない
中言(なかごと)名称ですが、
この言葉には「神の託宣を受ける」
という意味があるそうです。
中言神社の総本山である吉原の中言神社には、
神の声を聞き伝えてまつりごとを行う
「卑弥呼」のような女性が存在し、
その中で特に活躍したひとりが、
名草戸畔だったといわれています。
名草戸畔が託宣を受けていた声の主は、
伊太祁曽神社でお祀りされている、
大屋毘古神(おほやひこのかみ)別名・五十猛命。
神武一行(天孫族)が来るまで、
この地を治めていたスサノオ系の神様でした。
神武たちが各地で対峙したのは、
名草戸畔などを通じて立ちはだかった、
国津神(スサノオ)という存在なのかもしれません。