***** 子年の展望 No.7 *****
東京や大阪などの木密地帯を歩きながら、
大震災のシミュレーションをしておりますと、
どこまで行っても避難に適した場所が見つからず、
愕然としてしまうことが間々あります。
恐らく、そのようなエリアに住んでいる方々は、
「運を天に託す」と半分諦めの気持ちで
日常生活を送っているのでしょう。
ただし個人的には「生き残りの手段」
を考えることこそ、今に生きる私たちの
宿命ではないかとも感じるわけで、
新たな干支のサイクルが始まる今年は、
様々な意味での「防災元年」
となるような気がするのです。
火の脅威から逃れる方法に関しては、
多くの防災サイトで紹介しておりますので、
ここでは詳しい内容は取り上げませんが、
大国主神を助けたネズミは、
入り口の狭まった地下空間が、
大火災から身を守る「安全地帯」だと告げています。
これを単なる「おとぎ話」と捉えるのか、
もしくは数千年前から続く「古代の叡智」
と捉えるのか……、私たちひとりひとりの
選択力が問われているのかもしれません。