たびたび神社

ライターあかりの神社ブログ

様々な警告

2019-12-30 09:21:58 | 一年の展望

 

***** 子年の展望 No.3 *****

『古事記』や『日本書紀』などの日本神話が、

「予言書」の側面を持つことは、

以前の記事内でも触れましたが、

特に「神代」の物語には、

現代にも通じる様々な戒めが含まれていると

個人的には感じております。

 

昨日話題に出した、「中はほらほら、

外はすぶすぶ」というネズミの言葉も、

恐らくは後世の人々に向けて発した

警告でもあるのでしょう。

 

ちなみに、「鳴鏑の矢」の課題を与えられる前、

大国主神はスサノオから「蛇」や「ハチ」

「ムカデ」との闘いを命じられておりました。

 

仮にこれらのキーワードを

「自然災害」に当てはめると、

「蛇(例えば山崩れ)」「ハチ(例えば水害)」

「ムカデ(例えば地震)」など、

天変地異を予知する生き物たちが

現れたとも解釈できますね。

 

だとすれば、「ネズミ」が警告する災害とは、

どのようなものだったのでしょうか……。

もしかすると、大国主神を炎から救ったという

「ネズミ」は、大火災から身を守る法を

教えてくれているのかもしれません。

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