<白人神社 しらひとじんじゃ>
磐境神明神社の下にある白人神社のお祭りは、
75人(現在は減ったそうですが)
の宮人によって執り行われると聞きます。
その昔は磐境神明神社のそばに、
お社があったそうですから、
恐らく磐境という建造物は、
白人神社の礼拝所だったのでしょう。
また、宮人のみが立ち入り可能な
白人神社の社殿の奥には、
昔の宮人が自らの姿を刻んだとされる
75体の木像が奉納されているのだとか。
いずれにせよ、この神社は宮人という
特別な家系の人々によって創建され、
今なおそれらの人々によって
管理されているのですね。
ちなみに、白人神社の境内の灯篭の上に、
ちょこんと乗っているうさぎの石像は、
白人神社の神使を象ったものなのだそう。
先ほど見た重々しい磐境の様相と、
何ともユーモラスなうさぎの姿とが、
この神社のコントラストをさらに
際立たせているように感じました。