絶賛ギョーカイトラウマ中に、夏場所初日を迎えました。
一緒に行く愛甲さんには「私は今、絶賛ギョーカイトラウマ中ですのでなんか気配があるかもしれません」とお伝えしておきました。
考えてみれば、今やっている仕事のために数か月前からギョーカイ本を読み、ギョーカイ人を生で見ることになる講演に足を運び、おまけにGYK48とか無料なのに一人も人の集まらない講演会とかギョーカイが面白いことをいろいろやらかしてくれるのでギョーカイ系HPに行ったりしているうちに、私の中のギョーカイ容量を超えたらしく、ギョーカイに対する怒りと悲しみが再燃したままになってしまうという状況が数日続いていました。
ギョーカイトラウマへの対処法は、神田橋先生に習っているのでそれをせっせとやってみたら、あれれ、自分が思っているほどきついトラウマじゃないみたいだぞ?
愛甲さんに言ったら「文字や言葉にすると軽くなります」。
そうか。こうやってギョーカイの悪口書いているのがずいぶん自己治療になっているんだろうな。
まあこういうときに国技館に足を運ぶのはいいですよ。本場所中の国技館は神が降りていますからね。神社と一緒です。
初見の愛甲さんがいるので、いつもより早めに待ち合わせしました。いろいろ体験させてあげたいと思ったのです。
そうしたら栗本さんから「電車間違えたので30分遅れます」というメールが。「相変わらずやることどんくさいね」と画伯と言いながら先に国技館に向かいました。栗本さんは時々どんくさい。でも自分が講師のときとかはきちっとしているからそれでいいのです。
昨日はどうしてもほしいものがありました。lineやツイッターで相撲協会をフォローしている人だけがもらえるクリアファイル。大相撲人気の復活で、長い列ができていましたが、悪いけどこれは並びたい。愛甲さんはSNSを全然やっていないのでつきあってもらうことになりましたが、突然愛甲さんが列の途中で「私ももらいたい」と言いだし・・・
私 「愛甲さん(やっと)スマホになったんですよね? androidはいまいちわかんないんですけどアプリダウンロードするところはどこですか?」
愛甲 「アプリ…?」
ってことなので
私「じゃあネットにつなげてください。ツイッターのアカウント開いた方が速そうだ」
てことで急きょツイッターのアカを作ろうとしたのですが、なんかうまくいかず間に合わず。愛甲さんはクリアファイル間に合いませんでした。
どうせなら列に並んだときに「ほしい」といえば間に合ったのかもしれないのにさ。
なんかね、愛甲さんもどんくさいんですよ。講演会の場所間違えたりね。でも今のところ、他人の講演だけ。自分の講演会は間違えないですね。
その後の館内の様子は画伯ブログでどうぞ。
ちゃんこは長蛇の列で断念しましたが、入り待ちまで愛甲さんに体験させられてよかったです。
入り待ちについて愛甲さんは「誰を待つの?」と慎重姿勢でしたが、「とにかくこれは大相撲ファンの楽しみの一つなんです。行ってみましょう」と。
体験してみたらどんなものかわかるものがこの世には多い。
愛甲さんはその点、画伯や私より慎重です。これも資質。
饗宴のときも仕切りを画伯に任せてしまうのは、料理のチョイスが基本的に上手だからなんですけど、画伯セレクションのおつまみとお酒に愛甲さんは関心していました。
そのうち隣の升席のおじさんが大酔っ払いになりました。なんか不幸を抱えてきたらしい。ギョーカイトラウマじゃないけど、なんかみんな、いろいろ事情がありますよね。そのおじさんはどうやらなんか賭け事に負けてきたらしい。人生をはかなんでいました。
酔っ払い慣れしている私はスルーしていましたが、愛甲さんはちょっと怖くなって、画伯が席を変わってあげました。大酔っ払いを適当にあしらうなんていうのは、やはり経験がものを言いますからね。
やがて大酔っ払いのおじさんを引きずるように仲間が帰っていき、隣の升席が空になり。
稀勢の里が快勝し
そして結びの一番。まさかまさかの出来事が起き
我々には投げる座布団がたっぷりありました。隣が帰ってしまったのでね。
でも栗本さんは投げなかった。小心だからなんだって。そうなのか。
栗本さんが小心なのには気づきませんでした。
そのあとは両国の居酒屋で乾杯。ここで私は愛甲さんにギョーカイトラウマの話をいっぱい聞いてもらいました。
そして、一緒に行く鹿児島の講演会の話もしました。
8月1日と2日、杉山先生が企画された「神田橋杉山対談」が鹿児島で行われます。
私はもう、参加費も旅費も支払いすみ。あとは行くだけです。
これに参加してギョーカイトラウマがどうなるのか、わかりません。
かなり私にとってはリスキーな参加です。
私は神田橋先生は恩人だし、大尊敬しています。
杉山先生は、素晴らしい臨床家だと思います。
でもあの事件のときに「偽アスペルガー宣言」をした卑怯さは、現在に至るまで許すことができません。
ギョーカイが卑怯なことに対する怒りが『発達障害は治りますか?』につながりました。
治った人は偽者扱い。そして悪いことをする人も偽者扱い。
そうやって自分たちに都合のいい当事者だけをちやほやし、「一生治りません」「周囲が我慢を」という活動をして国にたかり続けているのがギョーカイです。
だからこのお二人の対談をみて、自分がどう感じるのか未知数です。
でも夫も一緒だし、ちゅん平にも会えるし
愛甲さんも来るし
勇気をもって行って来ようと思います。
間違いなくお勉強にはなると思うので。
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