治しやすいところから治す--発達障害への提言

花風社・浅見淳子のブログ
発達障害の人たちが
少しでもラクになる方法を考える場です。

集客

2015-05-07 13:08:02 | 日記


GWが終わってしまいましたね。
今年はなんか、充実していたな。いや、遊びまくったわけではなく、原稿抱えてのGWでしたが、健康的な生活が送れた感じがします。
関東はお天気もずっとよかったしね。衣替えもできたし。

4月29日は栗本さんもりしーさんを迎えてのイベントがあり、饗宴もあり
5月1日は食事に行きました。

5月2日は朝早くから国技館で行われた二所ノ関一門の公開稽古へ。
画伯ブログでもご報告。
いちのじょ関も門外から出稽古にきていて、いいもの見られましたわ。

そのあとは馬喰町にランチ。いいお店があるんだけど、なかなか東京東部まで行く機会がないので、両国に行った勢いで行きました。

そのあとはおうちで過ごしました。お仕事、運動、お料理、ワイン


の日々。衣替えもさくさく。

そして連休最終日、箱根へ。
よその人から見ると、箱根は全部同じに見えるかもしれませんが、土地勘のある我々にしてみると「大涌谷? 遠いよね」っていうところの宿だったので出かけていきました。

箱根湯本は人大杉でした。

箱根は新緑と野生の藤がきれいでしたよ~。

SNS見ても、GWは自然を満喫している人たちが多いようですが
いいですよね、やっぱり自然に触れるのは。
自然は怖いけどね。

さて、5月2日に思ったこと。
連合稽古は五月場所の切符持っている人優先で無料公開でした。
そして長蛇の列。国技館から両国駅を通過して江戸博物館の方まで列ができました。

ほんの四年前、不祥事で春場所が中止になったりしたことを思えば
このところの大相撲人気の復活どうしたんだろうという感じです。
うれしいことだけど、切符がとりにくくて困る。

そして同じ5月2日、名古屋の片隅(かどうか知らない。土地勘ないし)で
ひっそりと中止になったイベントがありました。

このイベントは無料にもかかわらず参加者がいなかったらしく、中止となったようですが
さんざん「成人当事者の参加」を拒んでいた団体が今度は「親なしで来い」という上から目線。どう読んでもモルモット扱いのために成人当事者に召集をかけ、無料であることを恩に着せたあげく「できれば寄付を」とえらそうに呼びかけているのがもう、ギョーカイっぽくてたまりませんね。やっぱり支援者に三つ組みの障害があるだろ、っていう感じ。

これに参加する当事者はいないでしょう。
そして参加しなかった成人当事者の人たちを私はほめたい。
こんなバカにされたような、支援者本位みえみえのイベントに参加するのはそれこそセルフエスティームにどこか問題がありますよ。これに参加者がいなかった、という事実に私は希望を感じました。

このイベントについて私が知ったのは「参加者いないから開催中止の危機!」みたいな感じでFBでシェアされてきたからなんだけど
みっともないからそういう呼びかけやめなよ、って思いますね。そういう呼びかけしちゃうからまったく縁のない私のような者のところまで情報回ってきてしまうわけで。

2014年1月13日、花風社がラポールでもりしーさんの講座を開いたその日
隣の川崎で井上センセだの吉川徹だの高山恵子さんだのそろい踏みの「ペアレントメンター養成講座」が開かれていましたが、そのときのことを思い出しましたね。
やっぱり人が集まんなかったらしい。そして川崎でお母さんたち動員かけられて。
動員かけられたけど行かない、って言ってこっちに参加してくれた人がいたから、「あっちは大変なんだな~もっとも客層かぶってないだろうからこっちが満員御礼なことと関係はないだろうけど」と思ったわけです。
ペアレントメンターの講座は、日本財団かどっかの援助を受けておまけに何千円かの会費を参加者からとってギョーカイに成り代わってただで働いてくれるお母さんを養成するというギョーカイにとって何重にもおいしいイベントなわけですが、見抜かれたかね?

っていう話を某所でしたら、西日本のどこかでもペアレントメンターの講座、人が集まらなくて
井上センセのお顔をつぶさないためか? 動員がかけられたらしい。
これはお母さんたちのやさしさなのかね? 私はギョーカイにとって良くないやさしさにしか思えないですが。
保護者が行かない、っていうことは需要がないんです。それを支援者側に信念があってどうしても広めたいのなら、少数でも自分から来てくれた人向けにきっちりと講習すればいいだけの話。足が出る? でも理念を広めたいんでしょ? 足が出る覚悟くらい持ってくださいよ、ギョーカイのみなさん。
そのへんのさもしさが嫌いなんです、私。

集客なんてできるときとできないときがありますよ。でも覚悟を決めてイベント開くんでしょ? そこで伝えたいものがあるから開くんでしょ? それをいやいや学ぶ気もない人を動員してどうするのよ。
親が出たくない会に無理やり動員するって、それって保護者によるギョーカイ人接待じゃないですか。親を助けるはずが、親に負担かけてるよね。

親御さんたちは支援者を育てたかったら、いらないものにはいらない、って言った方がいいですよ。支援者は仕事でやっているんだからね。
私だってそういう覚悟で仕事していますよ。精魂込めて作った本でも売れないこともある。でもそれは自分が出そうって決めて出した本だからね。

大相撲もね、そういう試練を経て立ち直ったんですよ。

さて、花風社の今後のイベント予定ですが
7月19日にラポールの和室が取れているので、午前はコンディショニング講座、午後は栗本さんの握手会をやります。
花風社の存続のために1000円以上の寄付をお願いします。

というのはもちろんウソで
午前も午後もコンディショニングです。
栗本さんが握手会開いたって、なんの役にも立ちません。
コンディショニングなら、多くの方がラクになります。
ギョーカイが握手会を開かなきゃいけなくなったのは、ギョーカイが一般の当事者保護者にとって別にあって助かる団体じゃなかったからじゃないでしょうかね。

そのほか、10月10日にかなり大規模な暑苦しい会を予定しています。

その間にもちょこちょこ何かやるかもしれないしやらないかもしれませんが

プログラム内容見て、来るのも来ないのも自由ですよ。
みなさんが選ぶのです。
みなさんが主体ですからね。
私はただ「当事者の人たちがラクになるためにはどんなことやろうかな?」と企画してリスクをとるだけなんです。

そういう覚悟しろよ、ギョーカイ。