治しやすいところから治す--発達障害への提言

花風社・浅見淳子のブログ
発達障害の人たちが
少しでもラクになる方法を考える場です。

発語があったそうです

2010-06-15 07:38:08 | 日記
昨日飛び込んできたご報告は
「発達障害は治りますか?」を読んで実践に取り入れ、「発語が出てきた」というお話。

知的障害を伴う小学校5年生の男の子。
まずはパニックや夜泣きが減り、それまでなかった簡単な発語が出てきたそうだ。

これまで療育には大金を注ぎ込んできた。
効果がなかなか上がらなかった。
なのに先生の提唱する非常に安価な方法で、これまで考えられないほどの成果が出た。
何より「療育に希望が出てきた」そうだ。

そうだろうなあ。

「うれしいなあ、版元冥利に尽きる」という感想と同時に
「ぞぞぞぞぞ」とした。

「こうなって、こうなって、それからこうなる」と
神田橋先生がおっしゃったとおりになっているからだ。

やっぱり神様なのかな、と思ってしまったくらい。

「発達障害は治りますか?」
「発達障害者は発達します」

私が出版を決意したこの会話での「発達します」という言葉の意味は
こういうレベルの話なのです。

さっそく神田橋先生にもご報告。
すぐに「嬉しいです」とお返事をいただいた。

日本、まさかの勝ち点3。
これもうれしいですよね!