団塊シニアのひとりごと

定年退職して14年目になりました、定年後の生活で
日々感じたことを伝えたいと思ってます。

高齢者は年金だけで暮らせない現実を知っている

2022年02月13日 | 年金生活

高齢夫婦の場合、公的年金だけでは毎月の赤字額が5万円、30

年で約2千万円の金融資産の取り崩しが必要となるいう金融庁の

報告内容、いわゆる老後資金2千万円問題が3年前論議を呼んだ。

 

30年で2千万円不足になるという報告はあきらかに乱暴すぎる

し案の定国民に不安と誤解を与えた、個人の貯蓄、就労、家族構

成など総合的な判断が欠落しており、いかにも有識者の机上の計

算だった。

 

毎月の赤字額が5万円の根拠は公的年金の収入が月額22万円、

支出が27万円で月5万円が不足するというものである、しか

高齢者3640万人の6割の人が月額10万円未満の低年金

か受給してないのが実態である。

 

さらに70歳以上で金融資非保有が31%、さらに500万

円未満となると約半数である、金融庁の出したモデルケースと

乖離してる高齢者がいかに多いかということである、年金だけ

では暮らせない現実を知ってるのは有識者ではなく年生活者

であることは間違いない。