このブログのブックマークに私の別なブログ「国際化」へのリンクが貼ってあります。(ごめんなさい、ブックマークのスペースが一杯で削除してました。
こちらにリンクを貼っておきます)
ヨーロッパ人やヨーロッパの文化と日本の狭間にたって仕事をしてきて、国と国の差、文化と文化の差ってことがいつでも頭にあったので、いろいろと書き溜めておりました。
何か話をというときには、日本と仕事先の歴史、文化の交流なんてことよりも、むしろ仕事先とは直接には関係がないけどってこの国際化の話にしたいとお願いしたりしていました。
2000年に半年ちょっと続けた地方紙のコラムに書いたものをもとに書き進めようと思って作ったのですけど、いつものごとく、今のところ5分の一程度で放り投げてありますな。。。
いつ、完成するのか、はてなんとも心もとない話ではあります。
なんせ、この親ブログも、検索をかけて見にこられる方の多くが、釣師海岸(いすみにあるホモのヌーーディストビーチなのでございますよ。ただ、今は台風でアプローチがめためたになっているという噂ですし、本当は釣師海岸ではなくて、その隣の海岸なのですけど、、、、)とか、ラタトゥーユやお節のレシピで来られる方がほとんど。まあ、私の当初の意志とは関係のないところでお役に立っております。
っていうか、アクセスがほとんどない弱小ブログですから、まあ、お役に立つもないものですけど。。。。
「国際化」もほとんどアクセスがない死に態のブログですから、何かを書いても誰も見に来ないでしょうしね、、、、
なんて、ふてくさりながら
知人のウエブコラムを見ておりました。
いすみにお家を買い、半分はいすみでお住まいになっていますけど、あとの半分は猛女さながらのご活躍でございます。
今日みたいに半分、死にかけているような雰囲気の時にはこの、非常にポジティブなコラムはとても薬になりますのですよ。はい。
その最近のコラムに、
>>アメリカ人と仕事をする時って、まず最初に必ず政治の質問が来るから、勉強しておいた方がよいわよ。アメリカでなくて、日本の政治の話ね。今の首相がどうだとか。アメリカ人って、本当に皆が政治に関心持ってるから、ここをクリアすると、結構仕事もうまくいくから。/>>
ってな、言葉がございましたですな。
これは別に、アメリカ人とは限らない。
西欧人はさまざまな文化、風土、歴史の中で育ってきて、それがごちゃごちゃになった環境の中で生活しているから、自分のスタンスをはっきりさせることっていうのが、最初に求められることなのですね。自分の考えをきっちりと言う、そして相手の考えをきちんと考える。その背景になる土壌もね。彼らにとっては自分の考えが言えないってことは、何も考えていないってことと同義語なのですよ。
互いのスタンスが分かった上で、どう問題を処理していくのがいいのかってことなのです。
私の場合はあまり政治向きの話はなかったけど、文化とか芸術とかに関してはずいぶんと聞かれましたですね。私の育った環境や文化、そしてそれについての私の考え、その上での相手の評価、、、、、もちろん、相手もいろいろと日本のことを勉強しているので、自分の持っている情報が正しいのかという疑問も、いろんな質問の中に隠れているのですけど。
こうやって、初対面で、これから仕事をしましょうというときに、さまざまな話がある、仕事直接の話よりも、むしろこちらのほうに重点があるような、、、
そして、私の考えがある程度分かったとして、それが彼らの持っているものと違うものであっても、受け入れられるものであれば、
仕事は上手くいくのですね、、、、
ほんと、仕事ではずいぶん喧嘩もしました。でも、そんな相手が一番、頼りになりました。
ところが、昔、若手の学芸員さんたちとのサークルで、私の言っていることに対して、影で、「あの人の言っていること正しいと思うのだけど、あの人がどんな人か分からないから」って口を閉ざしている人がいた。
少なくとも、私の手元にある資料では、海外への留学経験もあり、地方の県立の美術館で学芸員としても活動されてきた方なので、ちょっとがっかりした経験があります。上の人であれば、あまりずけずけと自分の考えを言っちゃ拙いなんて、若い人がどこからこんな似非の人生訓を拾ってくるのでしょうね。
私は、間違いを直すのが自分の給料の範囲、自分の任務だと思っていましたので、上司はもちろん、もっと雲の上の人たちにも面と向かって、間違いですって言い募っておりました。
若いうちはそれでいいのだと思いますし、歳をとってもどこまで、そのやり方、自分の主義、主張を鮮明にできるかってことが歳をとらない秘訣なのでしょうか?
でも、旗幟鮮明に生きるってのは、えらく疲れる生き方でもあるのですけど、、、
なに、お前は歳の割りに、ずいぶんと老けて、丸くなってるよですって?
大きなお世話ですよ。。。。