夢幻泡影

「ゆめの世にかつもどろみて夢をまたかたるも夢よそれがまにまに」

まだきより身にしむ風のけしきかな

2006年08月28日 22時24分54秒 |  気になる詩、言葉


岬で見つけた小さな秋。
昨年は2週間ほど遅くアップしました。今年は早いみたいですね。

まだきより身にしむ風のけしきかな
  秋さきだつるみ山べの里
        西行












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4 コメント

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Unknown (赤い風車)
2006-09-01 09:19:45
ところがところが、先日も書いていましたように、眠り病に罹ったようです。

ちゃんと寝て、それでも起きるときに目が痛くなるほど眠い。朝も朝寝をして、昼は昼寝。夕方もちょっと横になって目をつぶり、夜はきちんと寝ています。今は起きている時間のほうが少ないのじゃないかと。昔は二度寝すると体が痛くなったものですけど、今は眠らないと体が痛くなる。



誰かが言ってました。歌舞伎って言うのは寝ながら見るものだって。目を開けるとそのつど違う風景が目の前にある。それが歌舞伎の醍醐味だそうです。

今の私もそれに近い。目を覚まして、何かやる。次に目を覚まして別なことをやる。それの繰り返しですね。だからこの世が夢なのか現なのか区別が難しくなってきています。

このありさまだと、そう遠くないときに、起きている時間がまったくなくなると思います。



>幽人應未眠

少しは見習わなきゃとは思いますけど、多分無理。
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Unknown ()
2006-09-01 09:19:17
栗拾い、栗は良いですよ、栗は!

栗の渋皮煮、甘露煮、金団、栗おこわ……

いや、栗は良いですともっ

しかし……こんな時間に空腹になってしまうと、どうにもならないではないですかっ!天に向かって、吼えたくなってしまう





それにしても、思い出を風に流すのは、寧ろ人の方かもしれません。

花は、その知恵を含んで実となる

散った葉は、大地に還り、また根から取り込まれて、新しい葉に変わる

留まらずに去る最たるものは、想いです。

だから、それを留める縁に……



秋夜 丘二十二員外に寄す  韋応物

憶君屬秋夜   君を憶うは 秋夜に属し

散歩詠涼天   散歩して 涼天に詠ず

山空松子落   山空しゅうして 松子落つ

幽人應未眠   幽人 応に未だ眠らざるべし



……夜更かしは駄目と、先生に言われたのに



兄様の心に届くのは、25歳未満の花の嵐ですかしら?
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ありがとうございます (赤い風車)
2006-08-31 09:28:28
姐さま

「秋風引」ありがとうございます。



秋の虫は岬でも空が白けるまで鳴き交わしておりました。

そして私の腹の虫もそれに唱和しておりましたよ。

天高く、馬肥える秋

食欲の秋も、一緒に参りましたね。

先日も栗の写真を日誌に紹介しておりましたが、栗の木を見上げながら栗拾いができる日がもう間じかに迫っていることを再認識しておりました。



桜の葉はもう色づき始め、今年の思い出を風に流す決心のようです。

人も心の中の痛い思い出を、衣を脱ぎ捨てるように忘れ去れればいいのでしょうけど。山の嵐もさすがに心の中には届きません。



秋の月に照らされた、山の錦を見て心を慰めるだけですね。



なんちゃって~~~~
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秋風引 ()
2006-08-31 09:27:41
今しがた、窓を少し閉めました

風が涼しすぎる

そして、秋の虫の音がそこ此処から

暑くて、寝苦しいほどでしたのに、あっと言う間に時は過ぎるものですね。

中秋も過ぎてしまったとは!



秋は、美しい詩が溢れておりますね

きっと、夜が心地よくて長いから

秋の夜の長きを、人はかくも愛し歌うのかと思わされます



劉禹錫(リュウウシャク)



何処秋風至

蕭蕭送雁群

朝来入庭樹

孤客最先聞



何処より秋風至る

蕭蕭として 雁群を送る

朝来 庭樹に入る

孤客 最も先に聞く



まずは、この絶句を親愛なる兄へ
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