上毛野 伊奈良の沼の大藺草
外に見しよは今こそ勝れ
柿本人麻呂
14-3417
上毛野 かみつけの
フトイって言っても、「ふてぇ尼だ」なんてののフトイではありませんからね。
太い藺草(イグサ)がなまってフテェじゃなかった、フトイになったんだと。
万葉集では柿本人麻呂のこの詩が残っているけど、、そこでは大藺草(オオイグサ。ごめん、この時代の表記なら「ゐぐさ」なんでしょうけど、「ゐ」の片仮名の出し方が分からないや。
茶色いのは花ですからね。あまりけなさないでね。
綺麗な花ならけなしてもいいけど、フトイにはここまで、、言わないほうがいいよ。立ち直れないもん。
あら、聞こえちゃった?
でも、上の詩は上野(こうづけ)のいなら沼のフトイは他で見るより、綺麗じゃんなんて歌っているんですよね。蓼食う虫もさまざまでしょうけど、これのどこがって思いますけど。
ところで、上毛野って、カミツケ(コウヅケ)って読むんですけど、あとあと、例の「上野介」なんかのように「毛」がなくなっちゃうのね。本来は毛野って国があって、それが上毛野と下毛野に分かれたみたいよ。先日の花の写真はシモツケだったでしょう。それに大昔、どっかのおじさんが死んだ嫁さんを懐かしんで「我が妻」アガツマって叫んだんですね。それがアズマになって関東地方の名前になっちゃたのもこの辺じゃなかったっけ?(昔のことで覚えとらん。誰か知ってたら教えて)
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