夢幻泡影

「ゆめの世にかつもどろみて夢をまたかたるも夢よそれがまにまに」

紋付、、、 一つ、、、 三つ、、、、五つ????

2008年07月20日 12時19分43秒 |  非・常識的茶道
マイミクさんが着物の紋について書かれていて、「人から一つ紋はお手伝いさんに着せたものだから「女中紋」そうでなければ三つ紋以上を着なければ」って聞いた話をレスで紹介されていた。

この方、その前は、着物には羽織ってことを書かれていたんですよね。
女の人にとって帯付の礼装ではない小紋などには羽織を着てちょっと格をあげてあげるってことなのでしょうか。
でも羽織は本来、カーディガンなんかの着物版。普通に思われているほど格の高いものじゃない。
格の上なのは、道行なんかになってくる。
道行は時代劇みていると出てきますよね。

読みながら、そうなんだ~って思いながらも、着物を着ることも少なくなって、着る機会を探すほうが難しくなってくると本来当たり前の常識がなくなってきている今の自分の状況を考えてみると、日本の文化やその中での常識がなくなっていくのも仕方ないのかなってちょっと寂しい。



紋の話も、この方は女性。お茶会に呼ばれたとき、お呼びする側、そして正客であるのか、亭主であるのかでもずいぶんと違うはずなのだけど、それ以上に私の場合には男だから、この方とはちょっと違うものを期待されているかもしれない。

男ならお茶会に五つ紋の紋付羽織袴はないと思うけど、三つ紋の羽織だって、「お茶会に三つ紋の紋付羽織???」 一つ紋だってうちの師匠は絶句するに違いない。「あなたは男だから、そこまでする必要あるのかな~」って悩む日々を与えるのかな。

まあ、お茶会に出るなんて私の日常では絶えてないことだからどうでもいい雑学上の興味でしかないけど、、、、
まして着物を着て電車にでも乗った日には、なんか特殊な職業の人なんて風な奇異な目線が突き刺さってくる。
着物を着る習慣がなくなってきているし、それにつれてそれに関係した風習や、伝統、文化が廃れても仕方がないことなのかもしれない。

日本の常識が、雑学でしかなくなってきていることが寂しいのですよね。


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