夢幻泡影

「ゆめの世にかつもどろみて夢をまたかたるも夢よそれがまにまに」

病院 雑感

2005年07月13日 15時14分43秒 |  これがまあつひのすみかか我が日本
DATE: 07/13/2005 17:37:44


昨晩救急車で病院に運ばれ、病院が遠いので、状況が安定している今、近くの病院に入院して、精密検査を受けることという条件付だが、先ほど帰宅を許された。

確かに病院の手続きが遅く待たされることが多い現今では、それを必要としない人たちまであえて救急車を呼んで病院にいく状況があり、それも必要悪だよねって言っていたが、身をもって救急医療の現場を体験できた。
搬入された病院ではあっという間に血圧計、心電図、レントゲン、CTの検査が終り、病室に移され、血液や尿の検査も始まった。

これが一般で行ったらどうだろう。弟はいつ心臓発作が起こってもおかしくないといわれていながら、検査から、入院、手術まで1月待たされていた。内科の処置では間に合わないということで外科に変るのにさらに3週間待たされている。

もっともこれは日本だけの状況ではない。イギリスなどでは6ヶ月、8ヶ月待たされるのも普通だと聞く。

私のケースでも、友人たちがタクシーで私を病院に連れて行ったら、まず時間外で見てもらえないかもしれない。受け付けてもらっても、実際に検診を受けるまで数時間待たされ、検査の一つ一つにさらに数時間づつかかるかもしれない。
病院は一刻を争う病人は、受け付ける前に死んで欲しいとでも思っているのだろうか。

救急医療の体制を見ていて、確かにこれを一般診療のラインに乗せることにはさまざまな問題があるとは理解できるけど、でもこのシステムを一般診療にも欲しいと思うのは私だけだろうか。


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