夢幻泡影

「ゆめの世にかつもどろみて夢をまたかたるも夢よそれがまにまに」

おらんだ

2007年03月05日 11時58分33秒 |  非・常識的茶道
ところで茶道を習うことに決めてから、ちょっと前の茶道雑誌なんぞを紐解いております。

一冊目
とある宗匠のお話;
有田の磁器に酒や醤油を入れて輸出された、、、ってあったけど、酒や醤油を入れたのは有田のものじゃないんですよね。
長崎の郊外のいわゆる雑器を作っている窯で作られている。
水薬のビンや軟膏などの入れ物もこちらで作られていて、こちらは量が多いので勘定的には結構大きなファクターだったんですよ。

ところで二冊目
この宗匠がオランダについて書かれていたけど、オランダが定着していくのはいつごろなんでしょうか。
そもそもオランダって何?
あの模様を言うのか、それともあの反りのある水差しなどの形を言うのか、、、では皆具のオランダは???

模様がオランダなら
オランダ人はかなりタバコを吸う人が多く、出島からも陶のパイプなどがたくさん出土しているし、長崎絵にもパイプを銜えたオランダ人が書かれている。オランダ人が煙草入れを持ってきていてもおかしくない。模様のない白の薬の入ったジャーなら、かなり古くからでもありうると思うけど。デルフト焼以外にも地方の窯もいくつかあったようだし。

でもあのタバコの葉の描かれたものは?
オランダであの手の絵が描けるようになるのは中国や有田の陶器が輸入されだしてからで、そんなに古い時期ではないのですよね?
ちなみに、あのタバコなんてかかれているジャーは今でもオランダではちょこちょこ売りに出ています。

でも水差しのオランダはなんとなく随分昔からありそうで、はていつごろからこの手の水差しが使われていたのだろうと疑問に思っています。

三冊目
やはりこの宗匠が見立てのことをお書きになっている
いつかもスペインのマヨルカ風の(というよりそのもの)杓子挿しを水差しに使っているのをご紹介しましたけど、うまく行くと結構楽しいですよね。でも下手やると全部をめちゃめちゃにしてしまうけど。


なんて、捨てようかと思っている本の中身まで読み出すと、結構捨てられなくなっちゃって。。。
だから整理ができないのですね、ぼくちゃん。
最近テレビであちこち紹介されているゴミの山の家。
我が家がああなるのもそう遠くない将来か~


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