チビ太が今朝虹の橋を渡りました。
チビ太の様子からもう間もないと覚悟は決めておりましたが、、
2010年のゴールデンウイークにチビ太を保護しました。
道路をひょろひょろと歩いてくるチビ太。お腹を減らしていて今にも倒れそうなので、たまたま車に入れていた猫の餌をあげました。ちょっとしかなくってまだお腹がすいていそうなので、家に来たら食べるものあるかもって言いまして車のドアを開けましたら自分から飛び乗ってきました。
ちょうどそのころ、一人住まいは侘しい、犬でもいたらいいな~、犬なら柴犬がいいな~って考えておりましたので、こんなに綺麗な柴犬が現れるなんてなんだかあまりにも出来過ぎた話って信じられませんでした。
ずいぶんあちこちで、チビ太の飼い主を探しましたが見つかりません。警察に届け、獣医に見せましたら、強フィラリアだとのこと。手術が必要だけど、正式な飼い主じゃないので手術を受けられない。3年間フィラリアの薬を飲み続けることを試してみましょうかってことでお願いしました。次回に獣医に行ったときに、投薬でアナフィラキシーを起こすんじゃないかって気が気じゃなかったって言われて、、、知らないから普通に散歩したり遊んだりしてたのに、、早く言ってくれてればなんて思ったり、、、、
チビ太の名前が「チビ太」って安易すぎる名前(でも後で調べましたら、けっこうこの名前の子って多いんですね)なのは、今は、預かりものとして世話をしているけど、ちゃんとした名前を付けて接していたら、心が動いて飼い主が見つかった時に気持ちが吹っ切れないだろうと思ってたので、、 でも、飼い主は現れませんで、我が家の子供になってしまいました。チビ太はいろんなことでびっくりするほど幸運に恵まれた子だと思われるのですけど、我が家に居ついたこと、それだけはよかったのかどうかわかりませんけど。
家に連れてきたときには、もちろん、犬を飼うための用具、、首輪とかリード、小屋や餌や水の皿、、、なにも用意がありませんでしたので玄関の外に置いておくしかありませんでしたが、そこで何日も自分の家のようにまったりと過ごしており、散歩などにもリードなして喜んでついてきておりました。なんだかまったく自然にここで生まれ育ったかのようにふるまっておりました。
それからちょうど一年目に私は大動脈解離を起こし病院に緊急搬送されましたが、その1年の間毎日朝夕チビ太と散歩をして体力がついていたのでしょう、それを乗り切ることができました。チビ太は命の恩人です。
たまたま本当に初めてのことですが我が家のあちこちを小修理するので便利屋さんが入っておりました。彼にその間のチビ太の食事などをお願いしていたのですが、それがなきゃ私はおちおちと病院に入っていられなくって逃げ出していたでしょうね。
そのちょっと前、211の時も、知人のご家族が被災されお手伝いに行こうとしていた時に、チビ太をどうしようと悩んでいた時に、すぐに面倒を見てくださる方が見つかって、我が家にいるよりもはるかに手厚い待遇、、、食事だってすごかったんですから、、、を受けていたんです。チビ太って、信じられないくらいに幸運な犬だったんです。
フィラリアもそうだし、その後の頸椎ヘルニア、、、私のところにいなきゃ死んでいたでしょうし、これまたチビ太の強運? こっちは疑問符付きですね~ 他の家だったらチビ太の見果てぬ夢の松坂牛一頭ってのもあったかもしれませんからね~
チビ太がどっか調子が悪い時、あるいはその逆で私が調子が悪い時、へんなシンクロニゼーションが起きるのです。チビ太と似たようなところの調子が悪くなる。あるいは私の調子が悪いとチビ太も変になる、、、 どうもただならぬ関係だったようで、、、 もっとも獣医さんは、飼い主の様子を見て変調を起こすんですなんてさらっと説明してましたけど。
迷わず虹の橋を渡って、私の居場所も見つけて守ってくれって言いたいけど、そんなことを言ったらチビ太に、「チビ太は「天国良いとこ」だけど、おいちゃんはこっちには来れないよ」なんてうそぶかれるかな~なんて、、ありえますよね~
写真は昨日の深夜、苦しそうな息をしておりましたので抱いておりましたら少し安心したって風情のところ、、、
このままなんともなく過ごせたらよかったのに、、、
有り得ないこと
先ほどから小鳥がたくさんやってきています。
最初はエナガ。庭の桜の枝に止まってしきりにこちらの中を気にしていました。
いつもと様子が違うなって思っておりましたら、今度は反対側の窓の縁にシジュウカラがとまって部屋の中に入ろうとガラスに何度もアタックしていました。
そして、今は鶯がこちらを見ております。
みんな、普段とは違う様子、行動。
お別れを言いに来てくれたんでしょうか。
コメントを頂いた方々へ
たくさんの方からお悔やみを頂いております。
ただ、おいちゃんは気が抜けてしまっていて、皆様にご返事するのが難しい状態です。
大変申し訳ありませんが、これを皆様方へのご返事として受け取ってください。
ありがとうございました。