夢幻泡影

「ゆめの世にかつもどろみて夢をまたかたるも夢よそれがまにまに」

君が髪も

2010年11月04日 12時31分13秒 |  岬な日々


君が髪も
  まじるなるべし
    花薄
     金髪子


去来が生きていたころはよかった。

君が手も
  まじるなるべし
    花薄


なんて、詩を詠めたんですから。

この詩、長崎を去る去来が日見峠で、見送りに来た女性を想いながら詠んだ詩。

日見峠って長崎を出るとすぐに待ち構えている難所。
普通は登りが始まる前の蛍茶屋あたりまで送るんでしょうけど
ねんごろな女性もいたんですね。。。。

トンネルができ、また、新しいトンネルが開通し、おまけに長崎への出入りは別なルートができたりして、、、
時代とともに景色は変わる。
U20の景色もね、、、、
 
去来のころは 白い若鮎のような手を持つU20がゴロゴロいたんでしょうね。
今や、髪さえも金髪。

古いと言われればそれまでですけど、おいちゃんはついていけませんですわい。

いすみ市岬町和泉

2010年11月04日 10時09分10秒 |  岬な日々


いつもご紹介している三軒屋海岸の川向う。岬町の和泉というところの小さな内海。
ここには鴨や鷺に混じって、いろんな種類のシギ、そしてミサゴなどがやってきます。


黄昏の一時。
鳥たちは、もう葦の間のねぐらに入って、今日の出来事を家族と話し合っているのでしょうか。
入江は静かに更けていきます。




三軒屋海岸の猫たち

2010年11月04日 09時27分23秒 |  求める魂と与える心


チビ太の運動場、いすみ市三軒屋海岸の入り口には橋があり、そこに十数匹の猫たちがたむろしています。
今までも何度も紹介しておりますよね。

橋で釣りをするおじさんたちが、釣果をごちそうするのですね。猫たちもそれを知っているので、野良猫なのにとても人懐っこい。。。。

のはずですけど、一匹だけ違った。
この子は人が怖い。
他の子たちが、人の間で眠ったり、甘えたりしているのを怖そうに遠くから目だけだして羨ましげに見ておりました。

ガードが堅いのは良しとしよう。
でもね~ いつかはそのガードを下げなきゃいけない時も来るんだから。
その時を楽しみに待ちましょうね。
でも、こっちの餌が美味しそうとか、大きいとか、あの人は毎日来るから、多少不味くってもとか、そんな眼先では判断しないほうがいいよね。
もっと、あなたが、どんな猫生を送りたいのか、、
たくさん考えて、悩んで、、、、大きくなりましょうね~
はい、チビ太おいちゃんの人生相談でした。チャンチャン



親子でしょうか、同じ色の二匹。大きいほうは尻尾が短い。



なかなか好奇心旺盛で、、、、
将来出世頭かな、、、



こちらはまた、ちゃんと凛と正座して、



こんな子が次客の席に座ってくれれば会も和やかになるのですけど、
師匠っちの子は、お行儀も悪いし、口も悪い。
その辺のチンピラが会に混じってきたみたいで、はらはらいたします。
「師匠、そのお手前、手が違います」
「あら、そうだっけ」
「ふん、ぼけ老人二人が、あに茶番をやっとるんじゃ」
こんな調子でございますのでね~ sigh
耄碌したものには、耄碌した者同士の、臨機応変の駆け引きの楽しみがあるんですのに。若い者には分かってもらえない。