夢幻泡影

「ゆめの世にかつもどろみて夢をまたかたるも夢よそれがまにまに」

お辞儀と目と目のお話 なんちゃって

2007年03月04日 22時29分33秒 |  非・常識的茶道
マイミクさんがお茶を初めからさらいなおすらしいけど、お辞儀が難しいって書かれていた。

亭主で、客にお辞儀をするってことをしない私だけど、仕方なく客になったときに、美味しかったです、ありがとうって目でお話して頭を下げる。それに対してありがとうございます。嬉しいですって、目で答えながら頭を下げられると、それがなんとなく通じてくるんですよね。
ソーレーなんて、軍隊の敬礼みたいなのは形だけでもしょうがないかもしれないけど、こんな所作の間に隠れている一つ一つの挨拶のほうがもっと気持がこもるのじゃないかな。一つ一つが儀式ではなくコミュニケーションだから。

トップ写真;
ねえ、そうは思わない?

今日は満月

2007年03月04日 19時30分25秒 | 日記
今日は満月。
このところの心の憂さを、月を見ながら腹のそこから吼えることで振り切ろうと近くの煙突に登って、さぁ、吼えようかと月を見たら卵型の月。
変だなって思いましたが、乱視がすごく進んだみたいですね。
普段は変になった頭と、変になった目で、バランスが取れていたみたい。
さてどうするか、、、


陌頭楊柳枝 己被春風吹  子夜春歌 郭震

2007年03月04日 18時07分32秒 |  漢詩を長崎弁で
陌頭楊柳枝
己被春風吹
妾心正断絶
君懐那得知
  子夜春歌 
  郭震

陌頭(はくとう)楊柳の枝
すでに春風に吹かれたり
妾が心 正に断絶するも
君が懐(おも)いは那(いか)んぞ知る得ん

道路の柳の枝
もう春風に吹かれている
私の心は千切れそうなのに
貴方の思いをしる術もない


****
柳は春風に吹かれて
あたりは陽気な春一色
でも貴方の心がわからない
私の心はちりじりに張り裂けそう
  今回は余り長崎弁じゃなかったですね~




白楽天先生じゃないけど、最近柳にこっています。
昨日のSundayWalkの植物編のトップも柳でしたし、もちろんその前の白楽天の詩を使った日記にも、その前の日記にも柳を使っています
実はこれらの写真は全部同じ柳の木なんですけど、柳の新芽、春らしく光を増した陽光のもとで、輝いています。冬は終わったって開放感が心の隅まで広がっていきます。

でも、そとが命の息吹に満ちれば満ちるほど、この時期に別れや、相手の心がつかめない恋人たちには辛い風景なのでしょうか。







野には花が満ちているのに?