『「リカちゃん」の生みの親で玩具メーカー「タカラ」(現タカラトミー)創業者の佐藤安太(やすた)さん(86)が今春、山形大学大学院の博士課程を修了した。約60年ぶりに再入学した母校に千葉県の自宅から3年間通学。現場経験を生かし、「ものづくり」や「人づくり」の伝承方法をまとめた。学生生活を終えた佐藤さんは、もう次の夢を膨らませている。 米沢市で21日にあった学位記授与式。スーツ姿の佐藤さんはゆっくりと登壇し、工学博士号を受け取った。「お金では買えない宝物。86歳でこんな達成感を味わえるなんて幸せ」。最高齢の工学博士号取得者としてギネスブックに申請したという。 1945(昭和20)年に米沢工業専門学校(現山大)を卒業。55年にタカラの前身会社を創業した。00年に経営から退くまで「だっこちゃん」「チョロQ」など数々のヒット商品を世に送り出し、「おもちゃの王様」と呼ばれる。 しかし、心残りがあった。 「開発で身につけた創造力を後進に伝えられるよう体系化しようと思ったが、できなかった」 退任後、自分なりの人材育成法を講演していたが、「ものづくりや人づくりを学術的にまとめたい」との思いが芽生えた。ちょうど母校からの誘いもあり、07年に理工学研究科博士課程のものづくり技術経営学専攻に入った。 「やるからには名誉博士でなく、きちんとやろうと思った」
●「あなたは弟子」
月1回ペースで千葉県から米沢市のキャンパスに通った。都内のサテライト校の授業にも出席した。息子世代の教授に習い、孫世代の学生と学んだ3年間のキャンパスライフ。指導教官の高橋幸司教授(57)からは「私が先生で、あなたは弟子です」と何度も念を押された。「従わないように見えるのかな」と佐藤さん。 佐藤流の人材育成で大切なことは、人生計画を立てること。「経営計画を作る会社は多いが、人生計画を立てる人は少ない」。(1)倫理(2)家庭(3)知識(4)健康(5)美(6)遊び心(7)経済力――の七つの項目ごとに現状を分析し、目標や行動計画をつくる。「なんとなく生きている人たちに、自分探しをして欲しかった」とも。 ものづくりにもこれを応用した。項目ごとに社会の問題点などを考え、求められている商品を作り出す方法だ。ベテラン社員が直感で生み出す商品開発は伝承しにくいが、佐藤流なら伝えられると考えた。 タカラトミーの社員や山大生らに佐藤流でおもちゃを開発してもらう実験をし、「効果を確かめた」という。
●戦争体験後押し
佐藤さんの原動力になっているのは、多くの仲間を失った戦争体験だという。「生き残った自分は何のために生きているのか」。そう自問自答を繰り返してきた。そして、3年間の学生生活で、次の目標が明確になった。「このやり方を広め、多くの人に能力を発揮してもらいたい」。』2010年3月26日アサヒ・コム
学問をするのに年齢は関係が無く、遅過ぎることも無いと言うことを証明されたのは『「リカちゃん」の生みの親で玩具メーカー「タカラ」、現タカラトミーwww.takaratomy.co.jp の創業者佐藤安太(やすた)さん86歳です。工学博士号御取得おめでとう御座います。山形大学大学院指導教官の『高橋幸司教授57歳からは「私が先生で、あなたは弟子です」と何度も念を押された。「従わないように見えるのかな」と佐藤さんは、言われていますが、』高橋幸司教授も86歳の佐藤安太さんを大學院生に迎えられたのは初めての御経験で、正直に申し上げますと人生の大先輩で、人としての貫禄と年齢差に初め戸惑われたのではないでしょうか。佐藤安太さんに研究者としての師弟関係の大切さを考えられ、教授と大學院生のけじめを付けられたのではないでしょうか。佐藤安太さんは「従わないように見えるのかな」と思われたそうですが、理系の研究者、高橋幸司教授の生真面目さと思います。高齢者で、大學や学校で学び直されて入る人達の励みや目標の達成のお手本になられたのではないでしょうか。工学博士の学位に日本では男性では最高齢になられるのでしょうか。佐藤さんの物作りの原点、経験と直感に有ると皆さんも学ばれたと思います。初代の有名な会社の創業者は、皆「直感」を持たれていると言われています。会社の経営能力だけでは、優れた経営が出来無いと実証です。これからも健康に留意されて、豊かな人生経験と智恵、優れた直感を物作りと人づくりに役立て頂、日本の社会にこれからも貢献して下さい。タカラ、現タカラトミー創業者の佐藤安太さんの御活躍と御健勝を心からお祈り申し上げます。
リカちゃん人物検索・Yahoo!サービスを参照
公式プロフィール
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より引用。
『リカちゃん(
Licca-chan)は
タカラ(現
タカラトミー)製の
着せ替え人形玩具。フルネームは
香山リカ(
Licca Kayama )。日本人らしい身長や顔立ちで、親近感が沸くように作られている。累計出荷数は5000万体を超える。
概要
1966年、元々
ダッコちゃん等のビニール玩具のメーカーだった旧タカラ(旧タカラビニール - 1966年)は、そのビニール加工のノウハウを生かして着せ替え人形市場への参入を計画していた。当初は米
マテル社の
バービーや、米旧アイデアル社のタミー等の他社の着せ替え人形用の、子供が持ち運びできる
ドールハウスを企画していたが、既存の人形のサイズに合わせると、ハウス自体のサイズが相当大きくなることが予想された。これが日本の住宅事情や子供の持ち運びに適さないとして根本的に企画が見直され、日本の事情に見合った大きさのドールハウスと、それに合ったサイズの独自の着せ替え人形として
1967年に企画・開発されたものが本項のリカちゃんである。企画にあたり、
日本の少女たちがより身近に感じられるようなファッションドールというテーマが掲げられ、小学生という設定と、小さな女の子の手の平の中に収まる身長21cmという大きさと、当時流行していた
少女漫画の
ヒロインのような顔立ちが、
牧美也子の原案から考案され採用された。「リカちゃん」という名前は月刊
少女漫画雑誌「
りぼん」の1967年
7月号誌上の一般公募で決定されたことになっているが、実際には発表号をずらして、読者でなくタカラ側が命名した。日本人でも外国人でも通用する名前をということでリカとなった)。親しみやすい仕様が日本の子供に受け入れられた事と、マテル社が生産拠点を他国に移して日本でのバービーの販売に力を入れなくなったという市場の追い風を受け、発売から2年後の
1969年には日本での売り上げでリカちゃんがバービーを上回った。その年の
年末商戦でも他の人形を圧倒し、それ以降、事実上日本の着せ替え人形の女王として君臨しはじめる。因みに、それ以前に売上トップを飾った着せ替え人形は、中嶋製作所(現ナカジマコーポレーション)の「スカーレットちゃん」とアイデアル社の「タミーちゃん」だった。その後何度か売上が低迷した時期もあった。
1993年から
1995年までは
バンダイの「
セーラームーン人形」の売上が単年度でリカちゃんの売上を上回るものの、
1996年には再び着せ替え人形売上のトップに返り咲く。現在の日本でも「着せ替え人形のリカちゃん」の認知は極めて高い。あまり人形に詳しくない人が他社の着せ替え人形も全て「リカちゃん」とひとくくりにしてしまう事もある程で、日本における着せ替え人形の代名詞と化している。その高い認知から旧タカラ時代から現在のタカラトミーに至るまで、リカちゃんはメーカーの
コーポレートアイデンティティ的キャラクターに位置付けられ、広報・宣伝の顔の1つとなっている。また、可愛らしく親しみやすく家庭的なキャラクターイメージから、多くの企業や公共機関の
CMキャラクターとして採用されている。基本的に小さな子供向けの玩具だが、長い歴史を持つため、大人のファンや
コレクターも多く存在する。まれに大人向けの凝った仕様の商品が発売されたり、
レトロ趣味の人の間で旧型のリカちゃんが高額で取引されたりすることもある。
商品展開
低年齢層の子供の「ごっこ遊び」による情操教育をテーマとする商品であるため、メインのリカちゃんと同時に多くの家族人形、ドレス、ハウス、小物が販売されている。メインターゲットは3~6歳の女児で、その年齢の女児が好むピンク色を多く採用した商品ラインナップであり、仕様的にも幼児が1人で簡単に着せ替えできるようにワンピース型のドレスが多い。マクドナルド、ミスタードーナツ、サンリオ等、子供の好む飲食店やキャラクターとのタイアップ商品も多い。旧タカラと旧トミーの合併後はディズニーとのタイアップ商品も発売された。
商品仕様
リカちゃんは年代によって改良が加えられ、1967年発売の初代と2009年現在のリカちゃんの仕様は大きく異なっている。ここでは2009年現在の、現行販売されているリカちゃんの仕様について解説する。歴代の仕様については歴史の項目を参照のこと。胸部は ABS樹脂、腰部はポリプロピレン、腕・足・頭部はポリ塩化ビニル(ソフトビニル)、もしくは足はオレフィン系熱可塑性エラストマーから構成されている。腕・頭部のポリ塩化ビニルはゾル状からの射出成形、足はペレット状からの射出成形。近年、ポリ塩化ビニルに含まれる可塑剤の揮発による健康被害への対策として、使用する可塑剤が非フタル酸系に変更されたり、足の素材変更がされたりしている。腕の内部には、肌色のビニールでコーティングしたステンレス製の針金2本を中央部で合成ゴムで接続し、U字型に曲げたパーツが組み込まれ、この針金の変形の保持と、肩・腰・大腿付け根のジョイント部分の回転により、腕と足、首のある程度の可動やポージングが可能となっている。
リカちゃんの髪にはPVDC繊維が使われている。この髪の素材は人形ファンの間で「サラン」と呼称されている。ごくまれにPVC繊維が採用されることもある。また、乳幼児の誤飲による窒息事故を避けるために、小さな部品には気道確保のための穴が開けられており、リカちゃんの靴や小物等には毒性の無い苦味成分が塗布されている。
人形の仕様は各商品によって細かい差異があり、様々な瞳の色やメイク、髪色・髪型のバリエーションが存在する。ほとんどの商品の製造は1回限りで、完売した場合は同じ仕様の商品が再生産される可能性は低い。
設定
時代によってバリエーションがあり、一定しない。リカちゃんに設定がつくられたのは、怪獣図鑑を参考にしたものである。
- 本名:香山リカ(苗字は女優の香山美子と加山雄三に由来)
- 誕生日:5月3日
- 年齢:11歳(小学5年生)
- 血液型:O型
- 家族
- パパ:ピエール(音楽家)(フランス人ハーフ)
- ママ:織江(ファッションデザイナー)
- 姉:リエ(旅客機客室乗務員 - 現在消息不明)
- 妹:ミキとマキ(双子)
- 妹・弟:みく、かこ、げん(三つ子)
- おばあちゃん:ミレーヌ・ミラモンド(フランス人)
- いとこ:シャルル
- ペット:プリン(犬)
リカがフランス人と日本人のハーフという設定は、発売当時にハーフの少女タレントの高見エミリー(現・鳩山エミリ)が人気だったことによる。宣伝でも高見エミリーを使う予定があり、社内ではまだ名前が未定だったリカちゃん人形をエミリーと呼んでいたという])
『リカちゃんのアルバム』によると、将来は外交官のフランツ・シブレーと結婚することになる。
将来
ここでは1997年に発売された、様々な年齢のリカちゃんを商品化したセット『リカちゃんのアルバム』に記載された設定、及びその延長上の設定を記載する。
- その他
- 22歳、ハートヒルズ大学教育学部児童心理学科卒という設定。
- 歴史
公式設定ではリカちゃんの誕生日は5月3日。リカちゃんの人形が発売開始されたのは1967年7月4日とされるが、これについては幾つかの説があり7月1日ともいわれる。』
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